元横綱の武蔵丸は「白鵬の勝ちは勝ちなんだけれど、やっぱり右肘で顔面を狙うのはいけないよ。十両の土俵でも、2日目の炎鵬対貴源治戦で、貴源治が炎鵬に脳震とうを起こさせたことがあった。もう協会も『危険な違反行為として禁止』と、スパッとルールを決めちゃえばいいと思うよ」と語った。そしてそれに加えて、再入幕の宇良が10勝を挙げたので「敢闘賞をあげてもよかったんじゃないかな」と正しく見ている(“ご意見番”武蔵丸の苦言「白鵬よ、右ヒジで顔面を狙うのはいけない」「正代戦も元横綱の僕としては許せなかった」」 解説の北の富士は、14日目の正代戦で白鵬が土俵間際まで下がって仕切り、立ち上がるやいなや張り手をかましたことにふれて、「あきれて物が言えん。やっていいことと悪いことがある」と吐き捨てた。場所後、横綱審議委員会の矢野弘典委員長も、14日目の仕切り、連日の張り手、千秋楽のかち上げ、土俵上でのガッツポーズなどを挙げ、「実に見苦しい」「どう見ても美しくない」「大相撲が廃れていくという深い懸念」を持っているといったのである。
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