/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/7JTKVNTF3JMPFLGDKCRDS5DG5I.jpg)
勤務実態のない公設第2秘書の給与を国からだまし取ったとして、広瀬めぐみ元参院議員(58)=自民党離党、議員辞職=が30日、東京地検特捜部に詐欺罪で在宅起訴された。野党の牙城だった選挙区を自民党として30年ぶりに奪還する一方、不倫疑惑が報じられ、地元での政治活動は低調だった。弁護士出身として「法律のプロ」を自認しながら、初当選から2年余りで被告の立場になった。
「弁護士をしていた時の方が待遇がよかった」
関係者によると、広瀬被告は当選後、周囲にそう不満を漏らしていた。
広瀬被告は令和4年7月の参院選に岩手選挙区から出馬。「日本を守り、岩手を変える」と訴え、同県を地盤とする野党のベテラン政治家、小沢一郎衆院議員の影響力が残る地で30年ぶりに自民に議席をもたらした。
全国2位の面積を誇る岩手県全体を選挙区とし、広範囲での政治活動が求められるが、関係者によると、広瀬被告は県内で少人数の秘書しか雇わず、低調な地元活動がささやかれていた。
自民関係者は「本来は第2秘書に加えて私設秘書を雇っても人が足りないはずだ」と指摘する。
秘書を少なく抑える一方で、広瀬被告が悩んでいたのが事務所の経費。目を付けたのが、国が支給する秘書給与だった。
広瀬被告は元々いた男性秘書が公設第1秘書に昇格したのを機に令和4年12月、男性秘書の妻を第2秘書として国に申請。盛岡市の事務所所属としたが、第2秘書は平日、50キロ以上離れた同県遠野市の不動産関連団体で事務員を続けていた。
広瀬被告を支援していた県議は「県内で活動していたのはほとんど第1秘書。第2秘書は見たことも聞いたこともなかった」と振り返る。
関係者によると、第2秘書に支給された給与の大半は第1秘書が引き出し、広瀬被告に上納していたという。
今年2月には不倫疑惑が浮上し、自民党の県連副会長を辞任していた広瀬被告。地元県議は「政治活動以外を頑張っていたとしか思えない。一体、何に金が必要だったのか」と首をかしげた。(桑波田仰太、久原昂也、星直人)
新宿区の警報: 大雨 雷
日付 |
今日 2024年08月31日(土)[仏滅] |
|||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
時刻 | 未明 | 明け方 | 朝 | 昼前 | 昼過ぎ | 夕方 | 夜のはじめ頃 | 夜遅く | ||||||||||||||||
01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | |
天気 | ![]() 弱雨 |
![]() 弱雨 |
![]() 弱雨 |
![]() 雨 |
![]() 弱雨 |
![]() 雨 |
![]() 強雨 |
![]() 弱雨 |
![]() 弱雨 |
![]() 弱雨 |
![]() 曇り |
![]() 小雨 |
![]() 小雨 |
![]() 小雨 |
![]() 弱雨 |
![]() 曇り |
![]() 曇り |
![]() 曇り |
![]() 弱雨 |
![]() 雨 |
![]() 弱雨 |
![]() 雨 |
![]() 雨 |
![]() 雨 |
気温 (℃) |
![]() |
|||||||||||||||||||||||
26.0 | 25.5 | 26.2 | 26.0 | 25.9 | 26.2 | 26.5 | 27.0 | 27.6 | 28.8 | 29.3 | 30.7 | 31.3 | 30.4 | 28.9 | 29.0 | 28.5 | 27.8 | 27.1 | 26.7 | 26.3 | 26.0 | 25.7 | 25.8 |
防衛省統合幕僚監部は30日、中国の無人機と推定される1機が同日午後、東シナ海から飛来し、日本最西端の沖縄県与那国島と台湾の間を通過して太平洋に向かったと発表した。また、中国の無人機とみられる別の1機が太平洋から飛来し、与那国島と台湾の間を通過して東シナ海に向かったことも確認した。
航空自衛隊那覇基地の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。
26日には長崎県の男女群島沖で中国軍機による初めての領空侵犯が確認されている。
産経新聞
フィリピンのテオドロ国防相とベトナムのファン・バン・ザン国防相が30日、マニラで会談した。海洋安全保障を含む防衛協力強化で合意し、年内の覚書締結を目指す方針で一致した。テオドロ氏は南シナ海で威圧を強める中国を念頭に、両国は「共通の脅威」に直面しており、東南アジア諸国連合(ASEAN)と連携して立ち向かうと述べた。
両国防相は人道支援や災害救援などの協力強化の意向を確認する文書にも署名した。ザン氏は「南シナ海の平和と安定、航行の自由を維持する重要性を共に確認した」と説明。意見対立は国際法に基づいて解決すべきだと訴えた。
両国は南シナ海の権益を巡る対立を抱えるが、5~9日にはベトナム海上警察の巡視船がマニラに寄港しフィリピン沿岸警備隊と共同訓練を行ったばかり。テオドロ氏は「両国間には問題もあるが、協力を進め、国際法の下で平和的に解決することは可能だ」と強調した。(共同)
《兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)は委員長に続き、自民党会派の委員が質問した。企業に職場でのパワハラ防止対策を義務付けた女性活躍・ハラスメント規制法(パワハラ防止法)の観点から、斎藤氏を追及した》
《委員は弁護士の見解に基づき、パワハラ防止法は公益通報者保護法に比べて、相談や告発の真実相当性が厳格に求められず、告発者らへの不利益な取り扱いが禁止されていると主張。斎藤氏はこれまで、疑惑を文書で告発した元県西播磨県民局長の男性が保護対象ではないとしているが、委員は保護対象になり得るとの見方を示した》
委員「3月20日に文書の存在を把握し、県幹部と協議した際、告発者がパワハラ防止法で保護される認識はあったか」
斎藤氏「なかった。誹謗(ひぼう)中傷性が高い文書と認識した」
委員「元局長を停職3カ月とした懲戒処分について、いまは不適切と認識しているか」
斎藤氏「いまも思っていない。適切だったと思う。事実でないことが多々含まれる文書だと認識し、調査して処分した。適切だった」
委員「記者会見で『公務員として失格』と発言したのは、不適切と認識しているか」
斎藤氏「言い過ぎだったと、これまでも述べている。最初に(文書を)みたとき、大変ショックだった。事実でないことがたくさん含まれ、なぜこういった文書を作るのかと苦しい思いがあった。悲しい、つらい思いから、あのような(失格という)表現をした」
《委員の質問のテーマは、県職員とのやり取りの妥当性に移る》
斎藤氏「私も完璧な人間ではない。1回聞いたことを全て覚えていられるほど全能ではない。大量の資料の内容は失念することがあり、『聞いていない』といってしまうことはある。注意しないといけない。職員としっかりコミュニケーションをとることが大事だ」
委員「知事に完璧な人間を求めているのではない。受けた説明を忘れることもあるだろうが、そのときの態度として『資料に書いているから知っていると思うな』と発言するのは、真っ当か」
斎藤氏「言い方が厳しかったり強くなったりして、職員の皆さんに不快な思いをさせたことは反省したい。謝りたい」
《委員からは「知事は自分中心にものごとを考え、自分は大丈夫だったのかという意識が欠けているからパワハラにつながる」との厳しい指摘もあった》
委員「(複数の職員が参加する)グループチャットの中で、知事へのレク(説明)に入った職員について『全然なっていない』と。ただ本人には、だめな内容を伝えていない。グループチャットで職員を評価するのは、自分で自分の首を絞めている。ワンクッション置いて考えることはしないのか」
斎藤氏「ご指摘はしっかり受け止めたいが、仕事をしていく上で、改善してほしいことを言ってはだめという世界ではないと思う。チャットでなく口頭でよかったというご指摘だと思う。これから気を付けたい」
《質問者は維新会派の委員に交代した。維新は前回知事選で斎藤氏を推薦しており、日本維新の会の吉村洋文共同代表や藤田文武幹事長は、証人尋問における斎藤氏の説明次第で、県議会で不信任決議案を提出する可能性に言及している》
委員「知事は部下からどう評価されていると思うか」
斎藤氏「厳しい上司だと思われていると思う」
委員「好かれているか、嫌われているか」
斎藤氏「それは分からないが、仕事は厳しくするというのが私のスタイル。職員がどう思っているかは、いろいろあると思う」
委員「職員とのコミュニケーション不足は深刻だと思う。登退庁時は公用車が送迎しているが、運転手と随行者は時間を逆算して余裕をもって出発している。知事は事前に決めた時間に遅れることはあるか」
斎藤氏「そういうこともある」
委員「知事が遅れて行程がずれて、怒られる職員は理不尽な指導だと思う」
斎藤氏「ケース・バイ・ケースだと思う。そういった指摘は真摯(しんし)に受け止めないといけない」
《維新の委員は斎藤氏と職員の間で「人間関係(の構築)が足りていない。人望がないのではないか」とも指摘した。委員は全職員を対象としたアンケートの中間報告に基づき、夜中や休日でも斎藤氏がチャットで幹部職員に指示を出すこともただした》
委員「深夜にチャットを送ることが、幹部職員の負担になっていたことについての考えは」
斎藤氏「真摯に反省したい。職員への気遣いなどをしなかったのは、私の至らなさだ」
《質問は、職員アンケートの中間報告で、パワハラを見聞きしたとの回答が約4割に上ったことにも及んだ》
委員「4割が見聞きしているのは、どういう状況なのか」
斎藤氏「私の想定以上に、ここまで知事がポロッと言ったことや、やったことが伝わっていくことがあるんだなと。自分の言動はより慎重に、襟を正していくべきだと思った」
斎藤氏「改革刷新をしたいという思いで一生懸命、自分なりにやってきたが、行き過ぎた面があった。しっかり反省して襟を正していきたい」
産経新聞
兵庫県議会第4会派の「ひょうご県民連合」が、斎藤元彦知事に対する不信任決議案を提出する方針を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。9月19日開会の県議会9月定例会での提出を想定し、他会派と協議していく。不信任案可決には4分の3以上の賛成が必要で、各会派の対応が注目される。
不信任案を巡っては、前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が、百条委の内容次第で提出する可能性を示唆。党幹部が31日に県議団と対応を協議する予定となっている。
不信任案は議長を含め全議員の3分の2以上が出席し、出席議員の4分の3以上の賛成で可決する。可決した場合、首長は失職か議会の解散かを選択する。
同県議会(86議席)で全員が出席した場合、可決には65人の賛成が必要。県議会の勢力は最大会派の自民が37人で、維新21人▽公明13人▽立憲民主党議員らでつくるひょうご県民連合が9人-などと続く。同県議会で不信任案提出には8人が必要で、県民連合は単独で満たしている。
産経新聞