


進む道を 阻むのは 看板では無く
目の前に 見えぬ 釘なのかも 知れない
描かれた 矢印も 信じられないで 立ち竦む瞳に
ぴょこん と 他人を喰ったやふな 真鍮の兎が 映る
銀では無いから 錆びると 鳴かないで
鳥では無いから 飛べぬと 哭かないで
長い 耳のような 突起物を
ゴム跳びの要領で 超えられたなら 良かった
競う相手も 存在も 頭の中から 消し去って
華麗に ジャンプする 妄想しか 出来ない
ワタクシは マーメイドなんだと 言いながら
壊れた魚の角度で 何度もターンを 繰り返す
真下を見るのが 怖いから
横泳ぎの要領で 壁を蹴るんです
左手を使い 真っ暗闇でも 飛び出せる様に
此処が トンネルなのだと 見知らぬ ままで
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押さえつけているのは 目に見えぬ 釘。
見えても 避けられるとは 限らないのが
厄介な 処
真鍮の兎と 心中しよう
真綿で 苦しめられるのは もう ごめんだと
固く 抱きしめた 縫い包みが
苦しいと 叫ぶ
ヌイグルミのクセに
ナニがクルシイのか
譫言(うわごと)の様に 呟きながら ろくろを回せば
上澄みが 早く塗れよと 嘆く夜だから
少し 光らせようと アレを 取り出す
名は 何と言う
ちょっと待って
思い出すから
まだ 言わないで
まだ 癒えないの
釉薬 そう ゆうやく と 呼ぶのです
上薬 そう うわぐすり は 上澄みとは 違うのだから
幾ら 綺麗に 塗りたくっても
焼けないなら 完成品とは 呼べぬことも
良く 知って いるのですから
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写真 去年の今頃 黒部トロッコに乗りました☆
窓枠は有るけれど 外の風をダイレクトに受けられる事に
感激し 出発前から パシャパシャ★
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