一か月前から我が家のアイドルとなった
「こちょ」ちゃん改め「こちょ子」ちゃん
小さくも大きな倖せ
到着当時は可憐な花を咲かせ続けておりみやんしたが
ちょいと気に成る症状が出始めたので
園芸相談
してみましタ★
*
タイトル: 茎の黒変色
はじめまして。
胡蝶蘭の初心者です。
「ミニコチョウラン」
9月初旬 花屋で購入
(花6つ咲き、蕾4つあり)
2株タイプ? 葉が重なっている
置き場所: 室内 エアコン真下
直射日光と直接風は避けた筈
週一程度、3~5回の霧吹き
(鉢と葉に向けて)
今朝の状態
左:花が2つ咲いている
右:最後の花が落ちてから5日程経過、茎が斑に黒変色している
少し前から花びらの先が黒くなり、
早く落ちるのが、気に成っていました。
今後 どうすれば良いでしょうか
助言をお願い申し上げます☆
*
Re: 茎の黒変色 - ひろし@小南部 2020/09/30(Wed) 14:36 No.24920
これから書くことは殆ど販売店さんに申し上げるべきことなんでしょうけれど、
これでは胡蝶蘭がかわいそうです。
全く通気の無い化粧鉢に入れられ、化粧のミズゴケで蓋をされたままでは
生存が危うくなるのも無理ありません。
この状態では株の状態がわかりませんから、
大至急次のことをしてください。
①鉢から化粧ミズゴケを取り去り、
なかから胡蝶蘭を取り出してください。
②胡蝶蘭はおそらくポリポットに植えられていると思いますが
株をポリポットから取り出し、
植え込み材料をすべて落として裸にしてください。
③花軸を株元近くで切り落としてください。
④この状態での株の画像を撮影してアップください。
⑤以下の文を読んで胡蝶蘭の生態をご理解ください。
一般的な胡蝶蘭は熱帯、亜熱帯で
雨期と乾期のある地域の樹上に着生しています。
着生とは樹に根でへばりついているだけで寄性ではありません。
水分はすべて天水に依存しています。
雨期には午後毎日のように夕立があるようなもので、
午前中は木漏れ日にあたり、降雨時はびしょぬれになりますが、
上がれば風に当たって乾きます。
この時期の雨滴に微量の硝酸分(窒素分)がまじり、
また樹皮を流れ落ちる水には動物遺骸からの窒素分とリン酸分、
植物遺骸からのカリ分が混じるので
養分もすべて雨に依るといって良い環境ですが、
雨期の雨のおかげで新葉を増やすことができるのです。
乾期には降雨は減り、水分は夜間の霧に頼ることがおおくなります。
霧の水分は養分を含まないので成長をとめ、株は休眠しますが
この時期に花芽分化、花軸を伸ばして
乾期の半ば過ぎから終わりごろにかけて開花させます。
このように私たちが馴染んだ温帯地生植物とは生態が全く異なるので、
温帯地生植物の栽培常識はまったく役に立たないどころか
かえって害になることが多いのです。
そのため「胡蝶蘭は難しい」と思われる方が多いのでしょうけれど、
実は、胡蝶蘭の生き方を理解し、そのように管理すれば、
誰でも毎年花を見られるようになり、
「胡蝶蘭ほど一般家庭で咲かせやすい蘭は無い」ことを
実感できるようになります。
*
なるほどー!!
因みに お花屋さんが添付してくれたメモによると
*
ミニコチョウラン
ラン科 コチョウラン属
ヒマラヤ、インド、東南アジア、台湾原産
大輪系の豪華なコチョウランとは違い、テーブルの上などで楽しめる、
小型でかわいいミニ系のコチョウラン。
小型のいくつかの品種によって交配され、
現在も改良し続けられています。
置き場…強い光を避け、レースのカーテン越しの陽にあてましょう。
夏は木陰のような屋外が最適です。
冬はなるべく暖かい場所で育てましょう。
水やり…花が咲いている間は、霧吹きなどで湿らす程度にします。
その他…花が済んだら器からコチョウランとグリーンを取り出して、
それぞれ別に植え替えます。
肥料は極薄いものを、2週間に一度
水やりの後にかけましょう。
*
と書いてあったので
すっかり油断しておりみやんしたーっ!
片方は未だ花が咲いているし~ と
のんび~りしておったのじゃった。
掲示板で他の方の相談内容を眺めている内に
色々と勉強になった部分も添付します♪
*
胡蝶蘭の「茎」とは葉が出ている部分であって花がつくのは
「花序の中心軸」です。
私はこの掲示板では縮めて「花軸」と表現しています。
花軸は基本的に(少数の例外的な種(原種)を除いて)
一度きりの使い捨てです。
ですから花軸は花が終われば枯れるのが当たり前なのですが
「二番花」を期待して何節か残す切り方が広く流布されてしまい、
それでなくても疲れている胡蝶蘭をさらに疲れさせて、
枯死させる遠因になっている場合が多いです。
ギフト胡蝶蘭のようにひとつの化粧鉢に3株植えられている場合は
花後は分けてかんりしたほうが良いです。
もともと別々に育てられていたもののうち
花が揃ったものを
育成されていたポリポットごと化粧鉢に押し込んであるだけです。
うち1株が病気になればやはり他の2株にうつりやすいですから、
このように一株が発症したら他の株は隔離して、
できれば予防的に薬剤を散布したいところです。
サンケイエムダイファーかGFベンレートが良いでしょう。
ともに住友園芸化学さんの商品です。
*
芯がミズゴケなら、
素焼き鉢にミズゴケ植えが正解ですね。
施肥は葉が育つあいだだけに限定したほうが良いです。
薄めて使う液体肥料のお勧めは
ハイポネックス洋蘭用N:P:K==6:6:6です。
植え替え直後は肥料は与えず、一度ミズゴケをしっかり乾かします。
そのごは普通の水遣り2回、後最初の施肥3000倍で、
葉の伸びを確認できたら水遣りと
水遣り代わりの施肥3000~2000倍を交互与えます。
葉水はあたえたほうが良いのですが、
いったん乾くまでの間はミズゴケにかからぬように、ご留意ください。
葉水は夕方~就寝前に与えるのが効果的です。
水遣りはコップいっぱいとか何CCとかいうやり方では足りませんし
水の与え方として不適です。
水遣りは常に掛け流して底穴からあふれ出るように与えます。
ですから流しで与えるのが良いのです。
また、ミズゴケがカリカリに乾いているときは、
一度掛け流してもまだ足りません。
5分ほど置いてからまた掛け流して、ミズゴケにたっぷり水を含ませ
かつ掛け流しの水が底穴から流れ出るときの負圧で
新しい空気もミズゴケに含ませられるので
根が活性化します。
水遣り後ににおうのはおそらくミズゴケでしょう。
ミズゴケには特有のにおいがあり、湿らせるとにおいます。
健全なミズゴケは健全な匂いがしますし、
カビなどで劣化したミズゴケはかび臭かったり、
濡れ雑巾のような匂いがしたりします。
*
色々と読んでいる内に、私が茎だと思っていた部分は
茎ではない! ということが 判明しました。
ううむ、こちょ子の世話は
一筋縄ではいかぬ様だぜーっ♪
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