白封筒、ひとはね ひとはね 有り難く
*
心のこもった文字というものは音符のようです
涼やかに鳴る 夏の風鈴の如し♪りーん♪
そんな封筒に添えられていた切手
80円 ふみの日切手が ダチョウのように見えて
その 赤く軽やかな足取りで
夏を飛び越えてしまいそう
真下には 62円切手が二枚 サザエ柄
海のササヤキが響き
その後に ちょこなんと
懐かしい1円で締めてありましタ♪
一緒に届いた 本の旅
今回の一冊は・・・
ipプロジェクト True Colors
内容紹介
iPプロジェクトによる2016年春期版「True Colors」。
<iPプロジェクトとは?>
インターネットを媒介に参加者を募り、
アンソロジー詩集を出版する計画活動を展開しています。
参加費無料が大前提で2005年に発足し、
2007年より春秋年2回の刊行をおこなっています。
固定メンバーは設けず、個々の作の優劣も眼目にしない
自由な発表媒体の確立を志向しています。
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というもので、
以下、<参加者/掲載作品> と続きますが
その合間に
私なりの一口雑感を記したいと
思うちょります
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萩村 昧人/「口紅と二時」
6頁 物語の始まりとして
口紅という言葉が来ることに
ドキリとしました
ベタなのですが
鏡に口紅で描くサヨナラの文字、のような
消せない恐ろしさのような印象が
ありましたので
締めにもなりそうな作品だなあ、
などと思いました
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そめや じゅん/「サクラマウ」「ユビキリゲンマン」
「誰か、僕を見つけてください」「ミライイロ」
10頁 そめやさんの作品は
タイトルがカタカナで
ちょっと鋭いような
言葉からのイメージがあるのですが
作品そのものからは
何処かしら和を感じます
さくら、
こう 平仮名で書く世界観に慣れていると
別の花びらの色合いを
欲した句もなりますから
丁度良い空気感でした
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東 文緒/「新緑今紫」「白黒アリス」
16頁 アリスの世界は
想像しやすかったです
みゅうの さなから 本の旅で
アリス関係の本を幾つか読んでいて
自分的にもタイムリーだったからかも
しれません
新緑・・・の作品は とにかくカラフルで
(と、カタカナではなく
色、と表現したい処ですね)
目まぐるしい視界の外で
ゆるりとこちらを見やる猫の心を
連想しました
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菊池 恵輔/「見猿、言わ猿、聞か猿、叡智の徴」
18頁 菊池さんの 「欲望」という文字が
たくさん連なる部分では
(これは長歌のように流れていくと
留まることを知らない作品に仕上がりそうだ、
いや、仕上がることも 知らぬままに
連なり続ける世界を席巻する
風になりそうな気がする・・・)
という思いの流れを連れてきてくれました
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本多 裕樹/「夢のかなた」
23頁 だましのたわむれ、
このフレーズは
平仮名で柔らかいのだけれども
ややもすれば 恐ろしい世界が
やって来そうな気がして ゾクリとしました
タイムリーに
恐ろしいニュース映像を見た
直後だからかもしれません
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青葉 茂/「しびれるる」
早速 ぱらぱらと眺めましたら
どこかで読んだことのある あおば作品が
堂々たる中央あたりに紹介されていました。
太陽書房の黄色いしおりが挟んであり
しびれ具合にも
磨きがかかりそうでありましたが
太陽光線であれば
人一人をしびれさせるには十分と
真夏の麦わら帽子の有り難さを
説いているのか とも 思えてきます
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甲斐 聖子/「ラムネ」「仲間ごっこ」
「進みゆく」「破裂音」
31頁 仲間とは何だろうか
イエスマンとは誰だろうか
信用という感情とは、と
少しずつ哲学的に考えてしまいそうな夜に
答えをくれる ヒントになりそうな
作品のような気がしました
疲れた夜は 踊りながら眠ると
良い夢が見られるのかもしれません
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ぽえまる/「いのち」「紅色の」
「詩よ、はばたけ」「賞という名の枷」
ぽえまるさんの作品が 何だか好きだなあ
と思いながら 読み進めていたら
大分の方じゃあないですか!
と 一人で興奮しております
詩には本当に羽ばたいてほしい!
手を広げて 伸びて行く言葉と
唄までが響きそうで
伸びやかな気分になりました、乾杯★
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砂木/「小雪」「冷たい カーテンコール」「地の海」
「こまめの まくらもと」「現場にて」
38頁 砂木さんの
ビン 薄い レモン色
このあたりの
言葉の繋がり方も好きです
何も 真夏風味の暑さから
来るものではなく
只今 冷房で雨模様ですから
過ごしやすいのですが
どこかスッキリする言葉に
反応してしまうようです
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もえか/「生きる」「神様、仏様」「気付いたら」
45ページ もえかさんの「気付いたら」、は
とても分かり易かったので
ポエム初心者の方が
薄い冊子で持ち歩きたくなるような、
どちらかというと
銀色夏生さんの夏を
彷彿とさせるような空気感が
私の中で蘇り
懐かしい気がしました
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とだ こころ/「座右」「夢現」「隠密」「心得」
46頁 とださんの作品は
何故か 左側に進むにつれて
同じ文字フォントの筈なのに
少しずつ 少しずつ
世界観が大きくなっていくような
錯覚が生まれて
読みながら
不思議な感覚に包まれました
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EXCENTRIC*KANON/「旅立ちの朝」
50頁 世界観が哀しくて
先取りの秋のような作品だなあと
感じました
落ち葉と北風が見えそうなのですが
ちょっと耳を澄ませば
夏の虫も涼やかに響くのですから
世の中どう転ぶかは分からないなあ
と
元気ももらえそうな気がします
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吉野 エカ/「ウノスンリマ」
54頁 タイトルが面白くって
読み返してしまいました。
その直後に何故か
ゴム飛びをする女の子たちや
鉄棒で逆上がりを練習する男の子の世代、
制服の似合う年代の
若さあふれるエネルギーのようなものを
感じました
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橘 樹来/「言葉のナイフ」「コトノハ」
58頁 橘さんのネーミングから
何だか親近感でした
じゅらい、のフレーズも最近
あおばとのやり取りでありましたものね
少年 と 中味のフレーズで
ブルーハーツのような曲が 浮かびそうだな、
もう少しで浮かびそうだな、
切れそうで切れぬ切先を
震える空気に切りつける、
そんな感覚でした
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恵/「愚問」「生誕」
62頁 恵さんの作品は
本質をとらえながらも
文字数がカッチリとしていて
最後のほうの
嘘 の フレーズに
ドキリとさせられました
全てを見透かす
真夏の水たまりに映る空のような
感覚でした
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目の前の現実を信じるから嘘なのか、
嘘だと分かっていながら
微笑を称える心こそが嘘なのか、
嘘だと思っている出来事こそが嘘なのか、
突き詰めて考えていくと
こんがらがってしまうけれど、
読み進めると
すうと息を吸うように
嘘が咀嚼されていくような
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以前、ブログで
哲学がありますね、という
一言コメントがあり
思わず「哲学」を
ウィキペディアで調べたという為体(爆)
調べた癖に すっかり忘れておりますが
私の中の好き勝手なイメージだと
著書を認めるような良識の在る人間が描く考え方
という感じかなあ
私の場合は
こんなことがあって
こんなことを感じて
私は こうありたい!
の 三段落ち(!?)戯言で
自分の思いをまとめて
丸まって眠る、という感じカナ☆彡
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Win10へ宗派替えということは
うぃんてん教と呼ぶのでしょうか
デスクトップ画面がオシャレです
ジオラマの文字が大きく くすっとします
列車の顔が ぬぼーっとしていて
朝の私そのものです
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前職場への訪問というのは
独特のアウェイ感もありますが
懐かしく気楽な気分も
連れて来ます
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居酒屋バイト、
ランチタイムのパート、
表現によって
受け取るイメージって変わるね(笑)
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私の愚痴かあ~
激しい愚痴のないように
考え方を変えながら
やり過ごしていることもあるし、
イラッとしたら言うよー。
顔に出るし(笑)
食いしん坊だから
思ったのと味や量がちがーう! とか(笑)
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~紙を彩る自由空間~
郵送詩誌 活動中☆
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