不来庵書房 裏庭倉庫

不定期更新・内容雑多・未確認情報散在
基本的に、小生の琴線に触れたニュースを集めただけです……
雑記・雑感も少々。

そうか、3周年か。

2006-03-20 | SLG
BIGLOBEニュース:イラク開戦3年・NYでの戦争反対デモ

某地方都市でN教組が宣伝カーでがなってたのが非常に不快でしたが
それはさておき、もう3年たつんですね。

とりあえず、誰も求めてないとはおもいますが現時点での小生のイラク戦争に対する評価をば。

・イラク戦争の「大義」はあったか
 大量破壊兵器が存在したかしなかったか、がしばしば問題となりますが、私が考えるにこれは明白にサダムくんが虚勢を張りすぎた結末でしょう
 大量破壊兵器など存在しない!と言うなら欧米の記者団をどこにでも招き、国際世論の間での疑念を払拭しておくべきだったのです。大量破壊兵器を破棄しておきながらそれが存在するかどうかを明らかにし切れなかった時点で、サダム・フセインのはったりは、日本のビジネスマンが治安の悪い地域のアメリカの警官にスーツの内ポケットから名刺を取り出して見せようとしたような行為に堕してしまいました。
……まあ、欧米マスコミがどこまでそれを信じたかは疑問ですが、欧米の「欧」の方は押さえられた可能性があります(英独仏伊西、どの国であれアメリカが一方的にその意思を強要できる国ではありません)。「米」だけで侵攻企てるほど、アメリカは独善的に行動できませんから。

・イラクに外国軍が駐留し続けていることの是非
 やむをえない行為ではありますが、しかし逆効果の側面も否定できないでしょう。アメリカの第一の間違いはイラク占領統治に日本占領をモデルとしたこと(日本は本来の政府機構がそのまま生き残っていて、なおかつナチス党やファシスタ党・バース党のような、政治権力と密着した政党があったわけではない)、
第二の間違いは占領軍の行動マニュアルをよりによってイスラエルに学んだ(と、伝えられています)ことです。確かに現代戦において最も実戦経験豊富な軍隊はイスラエル軍なんですが(特に中東では)、対パレスチナゲリラ戦の戦術持ち込まれたんじゃ無辜のイラク市民にとってはたまったもんじゃありません(イスラエルとPLOの間の対立はお互い異教徒同士の対立=相互に敵を人間扱いしない)

・じえーたいがイラクに駐留し続けるべきか
 これはまあ、し続ける以外に外交上の選択肢がありません。ここで唐突にイラク撤退してしまえば対米関係ぶち壊し(これは極東での日本の孤立を考えると最悪の事態です)ですし、「まだ」日本はアメリカの手先としてムスリムを虐待しに来た、とは言われずに済む段階です。それに、アラブと欧米、どちらを選ぶかといわれれば欧米を選ぶしかありません。英米の政府首脳が納得するような状況下で、きれいに撤退できることを祈るしかないです。

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おひおひ

2006-03-20 | にゅうす
ニューストップ トピックス 作家・文学 漱石ゆかりの高校、「坊っちゃん」読了生徒4割 (読売新聞) - Infoseek ニュース

仮にも国民的文学作品で自分の母校が取り上げられているんだから、それくらい読めよな……(--メ)

20代以下の諸君と話していて時折感じることですが、学校で習っているはずのことを「知らない」事に関する羞恥心が総じて希薄な気がします。
「できる」はずの連中すら(自分の専門外で)教科書にないことを知っているやつをヲタク扱いして恥じない、というのが現状で、個人的には非常に寒いものを感じています。
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