不来庵書房 裏庭倉庫

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時速194キロ死亡事故検察が控訴「危険運転」認定し懲役8年判決を不服遺族「適切な量刑判断…

2024-12-12 | にゅうす
一般道で194km/h・・・
ちょっと検索したところでは、被告はBMW2シリーズのクーペに乗っていたとか。
その他、100km/hオーバーを超えるような事故例では結構高級車(BMW、ベンツ、フェラーリ等)が目につきます。

まあそもそも軽自動車では140km/hでリミッタがかかるのでそんなスピードは出しようがなかったりしますが、国産一般車でも「直進するだけなら」リミッタのかかる180km/hまではなんとか出せます。
欧州車の場合は250km/hなのだとか(ドイツのアウトバーン、速度無制限区間への対応の模様)。欧州車は比較的堅牢なシャシーを有しているため、日本車に比べ高速域でも安定した走りが可能とされています。

とはいえ、市街地で194km/hなんてスピードでクルマを走らせるのは一般人にはまず無理。
自動車学校のドライビング・シミュレータの設定を変えて擬似的に体験してみせたTV番組がありましたが、画面を見るだけでも単純に「怖い」です。しかし、これを「スリル」として楽しんでしまえる人も案外おられるようで。
※ただし、設定を書き換えてリミッタを外すことは「走り屋」の間では広く行われているようです

そこで問題となるのが、自動車学校や免許更新時の講習で習うだろう停止距離。


流石に194km/hで走る**は想定外なので高速道路の一般的な最高速度である100km/hまでしか載っていませんが、上記サイトのデータをもとに簡単に計算してみましょう。
空走距離は自車の速度が10km/h上がるごとに約3m伸びているので、ざっと57m。
制動距離は単純計算でざっくり340〜350m。
(時速20km/hでの制動距離が3m、時速30km/hでの制動距離が6m、そこからおおよそn×10km/h速度が上がるごとに(3+2n)m制動距離が伸びる計算)
よって停止距離はおおよそ400mとなります。

もちろん、タイヤの種類やブレーキ性能によってはもう少し短くなるかもしれませんが、危険に気づいてから停止するまで300〜400m(都市部中心街なら、次の次かさらにその次くらいの信号交差点までに相当)という恐ろしいほどの距離が必要だという点に留意すべきでしょう。

さて、このような場合、市街地の運転において「安全に自動車をコントロールしている」といえるのでしょうかねぇ・・・・・・

そして、控訴のポイントである量刑について。
ええ、この程度で収まるならガンガンアクセル踏みますよこの手の人々。
抑止力、という点でいえば永久欠格処分+懲役20年でいいくらいじゃなかろうか。


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