不来庵書房 裏庭倉庫

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基本的に、小生の琴線に触れたニュースを集めただけです……
雑記・雑感も少々。

小栗旬の長女が女優デビューしていた!『鎌倉殿の13人』最終回にサプライズ出演

2022-12-22 | にゅうす
ひょっとして、小栗さんの娘(8歳らしい)はトウに武術を教わっていた一群の子どもたちの中にいたのかな?


大河史上最高傑作、という声があるのかどうかは定かではありませんが、何かと評判であった『鎌倉殿の13人』。

最終回も、前半から中盤にかけての展開はきっちり合戦シーンもあって見事でした。三浦義村に朝時(かな?)が「じじい」と2回もヤジを飛ばして「誰がジジイだ!」と切れるシーンに、時の経過を感じました。物語前半から中盤にかけて散々ジジイと年長の御家人をくさしまくっていた平六の因果応報なシーンですが、義村は意図的にメイクや服装を第一話から変えていないそうなので、今回のお笑いポイントの一つとして効果倍増になっていたと感じます。

鶴丸こと平盛綱が矢を受けて、駆け寄る泰時に「お前は総大将だろ!」と叱責し前線指揮に戻した後、宇治川に沈んでいったシーンでは、あ、これは討ち死にかな?と思ったのですが・・・・・・あれで生きているとは運の強い。

懸命に勝利を祈って読経する尼将軍の後ろで真言を唱えながら鈴をならす実衣さんの様子が、亡夫・阿野全成そっくりでした。

太郎こと泰時、中々の大将振りでしたが今ひとつ頼りないのは小生の中で菅波先生のイメージが抜けてないからかも知れません。他の方も述べていますが、後半義時の衣装が黒くなった後からくらいの主人公は俺たちの泰時ではないかと。

乱の終結直後、後鳥羽上皇が「よう君側の奸を取り除いてくれた」とトキューサに満面の笑みで近づくシーンは史実では(多分)ありませんでしたが、上皇が同様の趣旨の言い訳をしていたのは史実です。皇室の権威を傷つけてはならないので、あれは君側の奸に騙された・脅されて仕方なかったので院宣を出した、という体にするのですが(後白河法皇はこの手で義仲・義経・頼朝に互いに矛盾する院宣を出しています)、もはや坂東武者たちにはそんな体裁など気にする気も失せたのでしょうね。今回描かれていませんでしたが、史実の北条泰時は義時の指図のもと、情け容赦なく関係者を処断・処罰しています。上皇方についた公家・御家人から取り上げて執権方の御家人へ分配した所領は、平家から没収した所領の6倍に及ぶ3000箇所にも達したとか。

その後隠岐へと出発する上皇に文覚上人が「隠岐はいいところだぞ〜何もなくて〜」と物理的に噛み付いてくるあたりは、悪人が地獄の鬼どもに引きずり込まれるようで、今回のお笑いポイントの一つでしょう。ちなみに文覚上人は1203年対馬へ流される途上で死去、というのが定説ですが異説多数、隠岐へ流された説もあったりしますので、このフィクション満載なシーンが史実の通りだと仮定すれば、正に亡者に喚ばれたのではないかと。

ラストにつながる設定として、伊賀の方こと、のえによる毒殺説を今回とったわけですが、三浦の平六さんからホイホイと貰えるような単純な毒なんでしょうかね・・・・・・ここ数話の、義時が狙ってのえさんの地雷を踏みまくるがごとき所業は、毒を盛られても仕方ないなという布石もあるのでしょうね。
心配しなくてものえさん、愛息の正村くんは後に第7代執権になりますってば、と教えてあげたらどんな反応をするやら。正嫡として泰時に代わり第3代執権にならないと納得しないかも知れません。

その三浦義村と義時の最後の対話は色々義村から吹き出すものがありましたが、義時の「それは全て知っていた」と言わんばかりの態度がなお義村の癪に触ったのではないでしょうか。その後の、「おなごは皆きのこが好きだと教えたな」「はっきり覚えている」「あれは嘘だ」という一連の会話で、「もっと早く言ってほしかったなぁ・・・・・・」と慨嘆する義時の表情が完全に一話当時の小四郎くんに戻っていたのが印象的でした。

御成敗式目の草案を妻・初に見せる泰時のシーンに、本作の持つ明るい側面が代表されていると思います。その後明治維新に至るまで武家の法の基本となった貞永式目。日本人全般に、誰といえども法には従うべし、という意識を植え付けた点では、イギリスのマグナ=カルタに匹敵する文書と言っても良いのでは。
・・・・・・無粋なツッコミをするとすれば、史実ではこの時点で初さんは泰時から離縁されているらしいのですが・・・・・・

ラストの姉上と小四郎のシーンは曰く言い難いものが。史実では翌年、尼将軍もこの世を去ることになります。義時をモデルとして作るよう命じられた、運慶作の得体のしれない木像(もし本当に作られていて現存していたら、現代美術を700年先取りした像と評価されるかも)に代表されるように、もはや人の心を失い果てたかに思える義時の最後としては、多分ありなのでしょうか。そこに姉がいるのかどうかは、実はあまり大したことではないのかも知れません。

来年、数話くらいスピンオフドラマを作成してくれないかなぁ。小栗さん以下、俳優さんたちのスケジュールを押さえるのが難しいかも知れませんが。

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ゲーム脳的戦略論・・・・・・・防衛論議に関する私的覚書・・・・・・

2022-12-22 | 雑記
防衛費GDP2%枠へとか、防衛増税とか囂しい世の中いかがお過ごしでしょうか。

ネット言説では、正直なんだかなー、と思う瞬間も多々あるので、ここらで一つ小生の脳内に蓄えた知識を外に出して整理・虫干ししてみようと思います。

ほぼ文章だけになるので、長文苦手、な方は箇条書き3行を記事冒頭につけておきますのでそこだけでもお読みください。
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