ふくらく通信

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生まれ変わる被災地~歌津伊里前2016年12月の記録~

2017-09-30 13:27:16 | 東北被災地の歩み:南三陸・石巻

南三陸町歌津の伊里前湾は今、町の方を向いて立つモアイが、みんなを見守っている。

(↓2016年12月伊里前湾)

 

震災翌年の伊里前湾は、湾のふちに壊れた橋脚が残されていた。

(↓2012年6月の伊里前湾)

 

これは、国道45号の高架橋で、「歌津大橋」と呼ばれていたものである。

これを破壊して津波は町へと押し寄せた。

 

 

以前は、湾から道を挟んだ奥にあった仮設の伊里前福幸商店街が、この時は湾のすぐそばに移転していた。 

その伊里前福幸商店街の裏手に、高い壁が出来ている。

 

実は、盛土の最中だった。

 

そのために、商店街が移転したのである。

数か月後には、再度元の位置に戻る予定だという。

 

湾を右手に見て、道の正面に三嶋神社がある。

 

震災翌年のこの場所は、基礎だけが残されて建物の消えた町の跡地が広がっていた。

(↓2012年6月 三嶋神社前)

 

現在は、三嶋神社を正面に見て、右の湾側に福幸商店街、左に盛土が見える。

 

2002年に、子アザラシが来て賑わった歌津の伊里前川。 

アザラシは「うたちゃん」と名付けられ、伊里前川に架かる汐見橋も、「うたちゃん橋」と呼ばれた。

 

この橋は今も、損傷しながらも残っているが、周辺は堤防工事などで変化しつつある。

(↓2012年うたちゃん橋)

(↓2016年12月うたちゃん橋)



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