散歩道の公園には
数種類のドングリのなる木が
植えられている。
その中で一番多いのが
アラカシだ。
昔
秋の観察会で
「ドングリの花を見たことがある人は?」
と尋ねたところ
手が挙がらなかった。
ドングリを知らない人は
いないと思うが
花を知らない人は多い。
この季節
ドングリの花が
満開だ。
アラカシの花は
新芽と同時に
花を咲かせる。
若枝の付け根から
穂状になった雄花が
垂れ下がっている。
触れると盛んに
花粉がこぼれる。
アラカシは
風媒花なのだ。
雌花は?と探すと
若枝の先っぽの
葉の付け根に
小さな小さな雌花が
申し訳なさそうに
ついている。
3裂した柱頭を
探すと見つけやすい。
この柱頭が
大きなドングリに
生長しても
残っているのだ。
これが
ドングリは果実である
という動かぬ証拠!
一生懸命背伸びして
写真を撮っていると
犬に吠えられた。(笑)