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これぞ、ひっつき虫!

2016年10月28日 06時01分37秒 | 日記
これぞ、ひっつき虫!
ひっつき虫の王者と言えば
オオオナモミだと思います。

全国各地で繁殖していて
地方で呼び名も違うようです。

はなこころさんのブログ
「みみかほう」
オオオナモミの
興味深いお話が
アップされています。
福岡では
「ひっつきぼう」
と呼ぶそうです。

ブログ「晴耕雨ログ」
のルイコさんは
「ヒッツキババ」。

ブログ「つれづれの日記」
tappeさんは
「ゴンボタネ」。

「さいちママのブログ」
のさいちママさんによると
「アバジギ」と呼ぶそうです。
アバはお母さん。
ジギは付くが訛ったものとか。
とても興味深いです
ぜひ地方での
呼び名を教えていただきたいものです。

数あるひっつき虫の中で
散歩中の犬の毛にひっついたら
取るのにとても苦労する
厄介物です。

散歩道に数本あるのですが
その厄介さのせいか
果実が熟す前にいつも
刈り取られてしまいます。



オオオナモミの花も
なかなか厄介な花なのです!

キク科の花は
虫媒花が多い中
ヨモギやオナモミの仲間は
風で花粉が雌しべに
運ばれます。

それにキュウリやカボチャなどと同じく
雄花と雌花がある
雌雄同株(しゆうどうしゅ)なのです。

雄花は大仏様の
頭のような形をしていて
クモヒトデのような
葯が5本出ています。



雌花は花弁もなく
トゲトゲの総苞の中にあり
見えません。
大きな二本のくちばしのような
総苞片から雌しべの柱頭が
顔をのぞかせています。

イメージとしたら
アメリカオニアザミの花が
ない状態を想像してもらうと
分かりやすいかもしれません。


熟してくると
総苞が成長して
果実をすっかり包みこんでしまいます。
二本のくちばしの間から
雌しべの柱頭の痕跡が見えています。









トゲトゲの部分は
何かと言うと総苞で
その中に果実があり
果実の中に種子が2個
入っているのです。
とても複雑ですね?!

オオオナモミはカギ針型のひっつき虫です。



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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんとうに(^^)/ (雀(から))
2016-10-28 06:42:30
これぞひっつき虫の元祖ですよね(*´-`)
幼馴染みの懐かしい植物です……小学校の理科の本で初めて覚えた植物の一つです(^^)v
何しろ幼稚園中退の変わり者でしたから、しょうがっこうの教科書が絵本のように魅力的でした(´∇`) それで俗称より早く正式な名称から入りましたが、祖母はよく、ひっつき虫を総じて「ばか(馬鹿?)」と呼んで居ましたね(*´-`)
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いろんなひっつきむし (屋根裏人のワイコマです)
2016-10-28 09:17:44
信州は比較的農家の皆さんや水利組合の
皆さんが道路端や土手の草を退治して
くださいますので大分少なくなりました
でも写真を撮る時は、雑草を踏み避けて
行く時に、ズボンの裾に・・彼らの
あの小さなかぎっ子に捕まって連れて
きてしまいます、彼らも必死なんですね
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Unknown (イケリン)
2016-10-28 09:54:29
過日の自然観察会で、参加者の方が他の人に投げつけて
服にひっつくのを楽しんでおられました。
最近見かける数が少なくなっているようにも思います。
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Unknown (kazuyoo60)
2016-10-28 14:02:41
オナモミですね。休耕田の草の時に厄介でした。
返しが付いているから、取るのも厄介でした。
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こんなことに~ (みーばあ)
2016-10-28 16:59:19
なっていたんですね~
始めて見ました
こんなに詳しく観察したことは有りませんからびっくりです
あのオオオナモミが・・・
昔、昔、草っ原を駆けまわって遊んだ頃
衣服にくっついたこの実を取るのが大変で
ちくちく痛いし~
こんな仕組みだったんですね
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これ、欲しかった (mari)
2016-10-28 17:41:12
子どもの頃、この実が欲しかったのを思い出しました。
近所にはなくて、同級生が持ってきて、セーターにつけて見せびらかしていました。
このイガイガ、忘れられません。
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オオオナモミの実 (ヒトリシズカ)
2016-10-28 18:39:28
fukurou0731さん

この実がオオオナモミという名前であることを今回、学びました。

子供のころは、冬になると原っぱで見つけて、相手に投げつけて、セーターやカーディガンなどの毛糸につけて遊んでいました。

そのころは、まだ都心でも身近な場所に自然がありました。
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初めてです (きぎ 粧子)
2016-10-28 18:45:25
オオオナモミは、いつも秋になると、子ども達の絶好の遊び道具になります。的あてをしながら、いつまでも遊んでいます!(^^)!
そのオナモミをこんなに詳しく観察させていただいたのは、初めてで、なあるほど!
フォトが鮮明で、くっきりよくわかります😊
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いずれも (tappe)
2016-10-28 19:03:25
取っついていくことに特化したつくりですね。こうしてみるとこのように他の動物に運搬してもらう種の花も多くあるのですね。
今日も私、その一助をしてきました。
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こんばんは (大山鹿)
2016-10-28 19:13:27
ヒッツキムシの王様に相応しく、釣針の様な具合に成っているのですね。これならセーターなどのは容易にひっつきますね。実に分かり易い拡大写真でした。
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