福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク 第3回総会

2014年04月12日 | 団体紹介

福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク 3周年総会記念企画

 講 演&交流会

“原発避難の3年間”

お話:市村 高志さん

福島第一原発事故から3年が過ぎた今なお、10万人を超える福島県民の方々が避難生活を続けておられます。「原発避難」をめぐって、いったい何が起きているのでしょうか。 この度、社会学者と被災者の21時間にも及ぶ議論をまとめた人間なき復興~原発避難と国民の「不理解」をめぐって』の共著者、福島県双葉郡富岡町からの避難者である市村高志さんにお話を伺います。

JR富岡駅 

【市村高志さんプロフィール】

1970年生まれ。3.11の震災と原発事故により福島県富岡町から東京に避難している。NPO法人とみおかこども未来ネットワーク理事長。論考「私たちに何があったのか」(『現代思想』2013年3月号)、共著『人間なき復興~原発避難と国民の「不理解」をめぐって』(明石書店、2013年11月)。

 

日 程:2014年5月11日(日)

講 演:14:00~15:30(開場:13:30)

交流会:15:30~16:30

料 金:1500円(1ドリンク付)

会 場:

     (国分寺市光町1-42-8 ℡042-577-7353)

★1部の総会は会員のみで、12:30~13:30まで行います。会員の方はぜひご出席ください。

★2部の記念講演と交流会はどなたも参加できます。お誘い合わせの上どうぞご来場ください。お待ちしています。 

 たねまきネット ℡:090-7213-0929  e-mail:spacef@ac.auone-net.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


くにたち秋の市民祭り

2013年10月18日 | 団体紹介

2013・11・4(月・休日) くにたち秋の市民祭り

大学通りのどのあたりに出店できるか、まだ決まっていませんが、またお知らせします。

たねまきネットでは、おにぎり、ざくざく、大根かりんとうの販売をします。

とりあえず、11月4日はふくしまの美味しいものを食べに、買いに、遊びに来てください。お待ちしています!!

南武線 谷保駅近くの谷保第3公園から、まつりの会場まで、送迎バスが出ます。自転車の方は公園に自転車を置いて、バスで会場までおこしください。


新しい公共モデル事業報告会

2013年08月01日 | 団体紹介

1日の新しい公共モデル事業報告会

 

遠藤はとても緊張していつもの調子が出ないまま15分のプレゼンが終わってしまいましたが

委員の講評の中で、一人の委員から、きっと「たねまきネット」のことだな、と思われる発言がありました。

「<支援する、支援される>で終わるのではなく、それを<まちおこし>として取り組んだ事業に感動しました。」

と講評されました。言いたいことが伝わって良かった!と思えました。

新しい公共助成金に関係する活動はこれで終わりです。ホッとしています。

助成金をフルに活用し充実した活動をやりきるために

実に多くの皆様のご協力をいただきました。

ご声援ご協力に深く感謝し、厚くお礼申し上げます。

ありがとうございました。

これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 


第一回総会 

2013年04月22日 | 団体紹介

第1回総会を終えて。

2年間のご支援ご協力ありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

2011年3月11日の大震災から半年後の2011年10月から活動を開始したたねまきネットですが、2012年1月の設立記念会以来、活動に参加する人たちが一同に会し、意見交換する機会を持つ余裕がありませんでした。 4月21日にようやく総会を開くことができてほっとしています。

活動開始準備も含めると約2年間、「東京都新しい公共の場づくりモデル事業助成金対象事業」開始から1年3か月、走りに走った日々でした。事務局のメンバーはじめ、協力してくださった多くのみなさんに、あらためてお礼申し上げます。ここまでがんばれたのは、みなさんの暖かいご協力と支えがあったからです。

そして何よりも、絶望に打ちひしがれそうになる中でも、あきらめずに支援を求め続けてくれた福島のみなさんの生きようとする力があったからこそです。救われたのは私たちの方であるともいえます。

我を忘れ、福島とともに、福島とつながる、を合言葉にたねまきネットは走ってきました。この2年間にまいた種には光をあて水や肥料をやりながら、また新たな種もまき続けられたら、たえることのないつながりを作っていけたら、という想いは、今も変わりません。

今回の総会では、これまでの活動を振り返り共有し、福島との関係性の構築を目指して、これからも永く続けられるように、体制も新たにしました。

総会には福島からわざわざ菅野正寿さんが駆け付けてくださいました、福島を出るときには雪だったそうです。4月下旬の雪なんて今までにないことだそうですが、「自然はいつも想定外なのだ」と菅野さんんは話されました。そして福島の新聞「福島民友」に載った若いお母さんの投稿を読んでくださいました。

「今まで小さな子どものために福島の農産物は避けてきた。2年たってようやく大丈夫といわれる野菜を買って食べてみた。そしたらこんなにも福島の野菜が美味しかったんだ!これが野菜の味だったんだ!と思った。」と。

菅野さんは、福島にとどまる人も、福島から出て避難する人も、福島のものを食べる人も食べない人も、その形にこだわるのでなく、なぜそうなっているのか根本的なところを考えないといけない。目先のことで分断されてはいけない、都市と農村の関係も同じ。困難を乗り越えて、信頼しあえる社会をつくっていきたいと話されました。

たねまきネットの活動の広がりと深まりを確かなものにするために、今年度1年を、また皆様と共に歩みたいと思っています。

新年度からは、共同代表として、国立市の狩野強さん、恵泉女学園大学の澤登早苗さん、多摩市の吉田千佳子さん、の3人が代表を引き受けてくださいました。遠藤は代表を降りて実務に専念すべく事務局長として引き続き活動させていただきます。ネットワークの体制としてはとても望ましい形ができたと思います。

これまでの皆様のご支援ご協力に感謝し、ご挨拶と簡単なご報告をさせていただきました。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

事務局長 遠藤良子

 


「人の輪ネット」さん報告会

2013年04月01日 | 団体紹介

いろいろな人たちのつながりで作る支援活動

この日の会場は恵比寿のおしゃれで粋なギャラリー。若いマスターがいれてくださったコーヒーは絶品でした。

ギャラリー はしばみ(渋谷区恵比寿2-4-2)

  

はしばみの近くの道路と川と公園。都会の真ん中にも春が来て、公園の桜がきれいでした。

   

「人の輪ネット」さんとは、いくつかのイベントを共催でさせていただきました。主催する能登さんご夫妻は、ご自分たちも被災者で避難中ですが、同時に支援者としても福島の子どもたちの保養にとりくんだり、仲間作りに励んだりと、一生懸命です。

今回はその人の輪ネットさんが取りくんだ活動をともにした方たちが集まっての報告会でした。

 

ヨルダン大使館外交官の若い女性は、自分の国には戦争による難民がたくさんいます。その子たちと同じく福島の子どもたちが福島にいてもひとりじゃないと思えるように、子どもキャンプをお手伝いしました。言葉はわからなくても一緒に遊べて楽しかったです。子たちと出会えてうれしかったです。」と感想を述べられていました。

震災がつなぐ全国ネットワークの方は、<足湯プロジェクト>をなさっていて、「お風呂がない被災者の方たちにはとても喜ばれます。1対1でするので、自然な何気ない会話やつぶやきから、どんな支援が求められているかを知ることができました。大勢の場ではいえなくても、1対1だと話しやすくボランティアにだと第3者の立場なので、何気なく話せるようです。」と、2年間で250回2000人の方に足湯を提供したそうです。

3・11東日本大震災と原発事故の被災者・避難者おイベントをサポートする きらきら星ネットの方は、「勉強ひろば」「ピアノ教室」「金曜さろん」他季節のイベント等を通して様々な支援をしています。この日は支援している方の詩をCDにしたものを聴かせていただきました。

種まきネットも人の輪ネットさんとのつながりで、多摩地域だけでなく23区に避難なさっている方たちともつながりができました。

これからも緩やかなつながりを大切にしていきたいと思います。


ふくしま県外避難者支援フォーラム

2013年03月22日 | 団体紹介

”広げよう つながろう 県外避難者ネットワーク”

3月20日(水・休日)に、アーバンネット神田カンファレンスで県外避難者支援フォーラムが開かれました。たねまきネットにも参加のお誘いがあったので出席させていただきました。会場は神田駅から徒歩2分程の便利なところですが、ちょっとわかりにくいところで、案内の方が看板を持って立っていてくださったので迷いませんでしたが、避難者の方を対象にする集いには、こういう配慮が大切だなと思いました。プログラムは以下のようです。

現在、県外避難者は57135名いらっしゃるそうです。そのうち東京には約7000名の方たちがお住まいになっています。そしてそれぞれの地域で避難者どおしのつながり作り、居場所作りに力を注いでいらっしゃる方たちのお話をきくことができました。

最初に、4人の方たちが作っているネットワークやつながりをつくるきっかけや経緯をおききしました。

木村さんは赤プリに避難されています。最初同行会を作ったときにはなかなか人が」集まらなかったが、今ようやく会員が増えてきた。最初の世話人は自分ひとりだったが今は4人で企画を考える。月1回の世話人会を開いている。交流会に行政の人をよんで話をきくのも、情報共有できてよい。

市村さんは富岡第2小学校でPTA会長をしていた。今は都営住宅に避難している。「とみおか子ども未来ネットワーク」は昨年2月11日に立ち上げた。PTAの保護者会のつながりがあり、携帯電話で連絡を取り合った。自分たちあの世代は子どもと自分の親との間にはさまって、どうしようか?と悩む世代。話す場がほしかった。子どもたちにとって大切な地域の関係がなくなってしまった。もとに戻すことはできないだろう。だから未来の地域をそうやってつくるか考えたい。3つの事業をしている。1、交流サロン、2、学習支援・つどい事業・・・3・11は卒業式だった学校がたくさんある。3、タウンミーティング事業を8回やった。去年は福島のビッグパレットでもやった。47都道府県全部に富岡の人がいる。全国各地でタウンミーティングをやっていきたい。

かん澤さんは郡山から夫と娘と避難してきた。6か所を転々とし赤プリについた。さわやか財団のことも知らなかった。母子避難の会を2011年6月に、郡山から避難している3人で立ちあげた。月に1~2回ランチとおしゃべりする会をもって、ブログに書いたらそれを見て口コミで増えていった。自主避難者は他の母子がどこにいるのjかわからないでいた。12月に自主避難者にも賠償を求める政府交渉に行ってみたらそこで知り合った支援者が品川・戸越に事務所を提供してくれて、居場所ができ口コミでだんだん人が集まるようになった。

鈴木さんは社会福祉協議会課長。荒川区はもともと東北出身者の多い地域。今福島の方は43世帯116名いらっしゃる。毎月変わる。2013年3月17日に原発から避難された方が洋服がほしいということから支援が始まった。24日には緊急小口資金貸付を始めた。荒川区は小さい町なので自転車が便利。自転車商組合からリサイクル自転車を提供してもらった。また住宅提供も受けた。9月には東京都孤立化防止事業に取り組み、交流会・個別訪問・飲み会もやっている。飲み会は男性の発案。その方たちが自主サロンも始めた。

以上のような活動を通して感じる「絆」、集まって話すことの良さは

・交流会でマスコミにない情報が得られる。・最初はみんなで大きな集まりを持つが、そのうちその中から小さな自主サロンができる。小さな交流会をコンスタントにやることで、関係が近くなる。・まずは自分の町の話をしたい。被災元の話と避難先の話と両方したい。人生の問題は10代60代も同じ。集まりはおおがかりにすると来ても話せない人が出る。話せなくては来ても意味がない。行政を呼ぶと質問攻めになって終わってしまうので最近は呼ばない。・特に「絆」を意識しない。事務所があるといつでもいける良さがある。そこに行けば誰かいる。人によって会いたい時間が違うので。他愛のない話で緩やかにつながりたい。避難者は支援者に「ありがたい、感謝してる」といいてくれる。住みやすい町といってくれる。でも、やはり避難者どおしになると「帰りたい」という話になる。それが本音と思う。

困りごと・心配ごとを解決するために、まずは「人」にかかわること。

今同行会は565人の会員。もっと多くていい。くれば誰かに会える。世話人も増やしたい。

一人暮らしの高齢者の方には傾聴ボラがよい。おしゃべりの中に困りごとが出る。」弁護士相談も特別にするのでなく交流会の中に弁護士に入ってもらい、何気ない会話の中で出てくる困りごとの相談に乗るというのがよい。そのまま家まで行ってくれる弁護士もいる。

何を相談してよいかわからないので、話の中で汲み取ってもらえるとよい。

ふるさとは懐かしむものではない。懐かしむふるさとはなくなった。故郷って、暮らしや家族があるから故郷だ。それがない今。新しいコミュニティを再構築するしかない。再建ではない。

ここで司会から、パネリストではないが居場所の紹介として「ふくしま オルガン堂 下北沢」が紹介されました。CSOネットワークの黒田さんがお話されました。種まきネットの協力のことも黒田さんが紹介してくださいました。

運営資金について

豊田さんからH725年度も、また県外避難者支援のための助成金がある。またボラサポも助成金を出していて5人集まれば任意団体で申し込める。こうした助成金を活用してぜひいろんな活動をしてほしい。

最後に「絆」づくりのために

お世話になるだけはいや。近くて簡単にいける居場所がいい。各j地に仲間がいるので問題を共有する場がほしい。「仮の街」という話があるが、仮の住民は仮の人生を生きなくてはいけないのか?!という人がいて、そうだなあと思った。帰る帰らないだけでなく第3のこたえ=自分で決めたこと、を認め合うことが大切でありルール。この選択のルールを守りたい。

以上,とても簡単にまとめました。エッセンスです。でもようやくこうした場がもてるようになり、それぞれが考えを述べ合う場がもてるようになったのだと感じました。

この後は地域ごとに分かれて交流。私は南相馬のテーブルに。原町に住んでいた方とお話ししました。大根かりんとうをご存じでした。家に帰った時にとった写真を見せてくださいました。ネズミの死骸の写真でした。家もちょっと行くだけで何もできないんだよね、と。

私たち地域でともに暮らす者として、日々の何気ないお付き合いが何より大事なのだと改めて思った次第です。


福島県外避難者支援フォーラム

2013年03月14日 | 団体紹介

広げよう・つながろう 県外避難者ネットワーク~さわやか福祉財団からのお知らせです。

昨年、国分寺で開催された「ふるさと福島交流会」にお招き下さったさわやか財団から、今回もまた、たねまきネットにお誘いをいただきました。

東京都内で暮らす福島県避難者のみなさんに、ほっとできる場、話せる場を提供したいと、さわやか財団さんはこれまでもいろいろな催しを開催されてきました。そして避難者の方たちのニーズをつかみながら、それにこたえたいと努力なさってきました。

今回もまたその一つですが、今回はもっと細かく避難者のみなさんの二ーズにこたえたいと、各地で被災者支援に取り組んでいる活動団体を紹介しつなげていきたいとのことです。この日参加されたみなさんには「支援活動団体一覧表」が配布されるそうで、その中に「福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク」も入れたいとご連絡をいただきました。早速活動紹介を書いて送りました。

「てくてく農園」や小高商業高等学校とのつながりや、恵泉女学園大学のオーガニックカフェ、なども記して紹介をお願いしました。

また3月20日当日は避難者に限らず、協力者・支援者にも参加していただきたいということでチラシも送っていただきました。避難者の方は申込票で、支援者は電話で連絡をしてください。チラシと申込書を載せますのでどうぞご参考に。


新年のご挨拶

2013年01月05日 | 団体紹介

     あけましておめでとうございます。

   本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 皆さまには、昨年1年間大変お世話になりました。改めて感謝申し上げます。

 2012年1年間で実に様々な分野の皆さまとお近づきになり多くのことを学ばせていただきました。そして私たち種まきネットも、その名の通り1年でと思えないほど、たくさんの種をあちらこちらにまかせていただいたと自負しております。

 さて、まいた種がどんな芽を出し、どんな花を咲かせ実をつけるか、そのためにどんな土と肥料が必要なのか、2年目を迎えた今年は、じっくりと考えていきたいと思っています。

 今年も皆さまの気力・体力・知力をいただきながら、ともに歩んで行きたいと願っています。

        2013年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク  代表 遠藤 良子