13日(土)朝5時に国立駅集合、東京駅八重洲南口から高速バス「いわき号」7時発に乗って、いわきへ。いわき駅前に到着10:03
ここからスタディツアーのバスが出る。このスタディツアーは、福島県の委託事業のため、参加費無料です。定員25名のところ30名の参加でした。
おなじみ「浜風商店街」。ここでお買いもの。無料のコーヒーサービスもあり。
「ふれあい情報館」には、震災時の写真がたくさん貼ってあります。今さらながら衝撃的な映像です。
木造のベンチに「秩父農工科学高校」とあります。金属を一切使わずに作ったベンチを作って運んでくれたそうです。
バスの中から久ノ浜を見ます。 道の駅「よつくら」で昼食。
食堂から見える海の岸壁は、修復作業中。
バスから見える沿道の畑や田んぼは、瓦礫の仮置き場。黒いフレコンの袋は劣化して漏れるので、大きな緑色のカバーがかけてあるそうです。
楢葉町の天神山城跡。広い公園の中にあるモニタリングポスト。ここの展望台から見える洋上には風力発電の実験がされています。
公園から見下ろせる畑は一面「仮置き場」ここにはこれからどんどん瓦礫が運ばれてくるとのこと。東京ドーム18個分必要だそうです。そしてそのあとにも除染すればしただけ増えていき、いつになったらおわるのかなんてだれにもいえないと、ガイドの方は話されました。「こんなに始末できない代物を何故つくってしまったのか?!」とガイドさんには憤りにも近い想いを感じました。
楢葉町役場でトイレ休憩。原発交付金で造られた役場のなんと立派なこと。
そのあとは富岡駅へ
まずは海に向かって建てられた、「慰霊塔」にツアー参加者全員で黙祷をささげました。手の付けられない持ち主不明の車。
いまだ4年前のままの建物。
海沿いの堤防修復作業。
10:00~16:30という6時間にもわたるスタディツアーは、まさしくスタディな旅でした。ガイドさんも参加者も、口には出さねど、心の中で「何で!何で!こんなことに、こんなままで!」と「人間を感じない復興」のありさまに、虚しさと憤りを感じた濃い6時間だったに違いありません。
さて、ここからは「ぷろばんす亭」のみなさんや上三坂の顔なじみのみなさんが待つ「OJONCO館」へ向かいました。
夜は中華料理屋さんで歓迎を受け、大いに盛り上がり5月ツアーや福島キッズの話もできました。
翌日の朝
福寿草のお出迎え。いたるところに咲き乱れています。
OJONCO館周辺を散策。
静かでゆったりとした時間が流れています。5月は緑が綺麗なことでしょう!
OJONC館には立派なお庭があります。
昨夜使ったシーツを洗って干しました。
積もった雪が日陰ではまだ解けずに残っていました。
昨夜は到着が遅く寄れなかった「ぷろばんす亭」に。
そのあとは芝山自然公園に。高台に上ると360°のパノラマ。晴天だと絶景!
運動広場にも「仮置き場」。モニタリングポストは0.008程でした。
上三坂を後に、お昼は震災後にNPOを作って始めたというお蕎麦屋さんで。天ざる750円でこれはびっくり、美味しい!安い!
最後は温泉へ。ここも230円。東京の銭湯は400円以上だというのに・・・。熱いお湯が苦手な人もいますが、ハードなツアーの最後に熱くて効き目のある温泉で、一気に疲れがとれた気がしました。
さあ、また高速バスで東京へ。湯本インターから17時24分発、バスの中でぐっすり眠って、東京駅着20時30分。
充実の下見旅行でした。5月はこの無料スタディツアーが継続しているかどうかわかりませんが、ない場合は他にも探したり、自前の企画も考えながら行くことは決定です。ぜひみなさんもご一緒しましょうね!詳細は後日またお知らせします。