農家民宿「一番星」の朝
立派な農家だったようです。主の星さんは、役所つとめをしていた方で、3・11震災当時は課長さんだったそうです。避難所の責任者になり大変なご苦労をされたようです。
宿泊した離れ
未経験の緊急事態の中、できることは何でもやろうとしたそうですが、その中でも行政の命令や縛りの中で、信じられない融通のきかなさやがっかりすることが沢山あり、役所や公務員の限界を感じたそうです。
星さんの家は昔は梨農家だったそうですが星さんの代でそれをやめて役所勤めをしていたのだそうですが、震災時の役所の職員の宿泊や食事のできる所がなく、星さん宅は部屋が沢山あるので、宿泊所代わりに泊めてあげるようになり、それも農家民宿を始めるきっかけになったそうです。
玄関先のガラス戸棚に収めてある立派な鎧甲2体
宿の玄関にある支援ボランティアの寄せ書き
そしてこの際役所をやめて「農家民宿」を本気でやろう!と決断し始めた民宿だそうです。その辺のお話はツアーの時にぜひ詳しくお聞きしたいと思っています。
そもそも観光など考えたこともない地域です。旅館をやろうなど誰も思わなかった地に、星さんはこの民宿を<復興最前線>の仕事として位置づけ頑張っています。
3・11によって人生を変えたご家族を見ました。
さて、一番星はそういうわけで宿のための設備は少しずつ整えていますがお風呂が家庭用でひろいとはいえ20人以上が一度に入れる広さではないので、近くの温泉を見に行きました。
宿泊所のお風呂も使えるというので一応見に行きました。
「ホテル叶や」と看板を出してる宿泊所
田んぼも畑も雑草は刈ってあるが、作物は何も植えられない。ここはいつになったら本来の田んぼや畑に戻るのだろう。農家は雑草刈りが今の仕事。
そして温泉「新田川温泉 はらまち ユッサ」へ
露天風呂は本当の自然の中の露天風呂
温泉を見たあとはいよいよフェスタ会場の<郡山ビッグパレット>へ向かう
除染した土があちこちに積んである。この辺までくると稲が実っている。
そしてビッグパレット到着。凄い!!この建物。超近代的。こんなもの造ってどんな役にたっているのかしら。でも11月23日はここを人で一杯にしたいものだ!!
これで予定の下見は完了。上三阪で一休みして帰ろう。いわきへ、向かう。
上三阪の家到着
離れの書斎・書庫も片づき始めた。東京から来てくれた植木やさんが松の剪定。
夜は区長さんのご招待で、町のおかあちゃんたちが町おこしで創ったレストラン「ぷろばんす亭」にご招待を受ける。
お母ちゃん達 右から2番目が区長さん 今日釣った鮎は絶品!!
お腹も満腹になり、帰路についたのは19時。国立に22時半に到着。
こんな感じで「ふくしま」満載の旅でした。みなさま11月をどうぞお楽しみに!!
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