福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

「てくてく農園」通信

2012年06月10日 | てくてく農園

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交流会、雨で残念

でも いろんなお話できました!

9日は朝から雨・・・。せっかくの日に雨なんて、残念!

お天気が良ければ畑で交流し、お昼も畑で食べようと思っていたのに、この雨ではねえ・・・

仕方なく、雨の場合のために産業振興課が確保してくださっていた市役所の会議室での交流になりました。

それでも被災者の方と市民合わせて20名ほどになりました。

初めてお会いする方もいるので、最初に自己紹介。

福島からの方、宮城からの方、1年たって先の見える安心できる支援策は講じられていない中、まだしばらくは国立に住むことになると思うと話されていました。

お金や物も大変有難いが、やはり長期になると精神的な支えがないと暮らしていけない。予想外の理不尽な生活を強いられている大変さを和らげてくれるのは人のつながりです、とも。

ふるさとに帰れる人、帰れない人、一時帰宅でお掃除に月に1回通う人、様々にふるさととの距離も違っています。そして、ふるさとに残っている人と、避難している人。

また、いわき市には約25000人の避難者の方たちが暮らしているそうですが、最初の受け入れ時の雰囲気とは違う空気が流れているそうです。

避難する人も受け入れる人も、滞在が長期化することにより善意や想いではのりきれない苦しい状況が訪れます。政府や行政が、政策的に解決すべきことが対処されず、当事者どおしの間に亀裂が生じる結果も招いています。

また市民の中で福島や岩手出身の方もいたり、最近女川を視察にいって来た人のお話も聞かせてもらい、今の現地の状況を少しですが想像することができました。7月のツアーではそうした意味でも現地の方たちのお話をしっかりきいてこなくてはと思います。

自己紹介の後、手作りのお昼。 福島から避難しているYさんの手料理。大切に使っていて、ようやく最近一時帰宅許可になって家から持ってきたという素敵な重箱に色々な郷土料理。福島の有機農家のお米のおにぎり、てくてく農園で痛みかけて抜いたじゃがいもの肉じゃが、後はそれぞれ持ち寄りの一品、それと畑のきゅうりと青しそを入れた冷や汁、最後には畑に沢山できたカモミールのハーブティーでしめました。

この次には、枝豆とビールで、ビアパーティーをやりましょう!と約束してお開きにしました。

みなさん!ひきつづき「てくてく農園」をどうぞ、ごひいきに!!

 


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