(変)独身貴族

変態紳士の俺が歩んできた日々の日記。
不定期とは言え気が付けばもう20年以上日記を書いていた模様。

コロナ

2020-03-06 09:07:41 | 日記
酒飲みすぎの脱水とコタツ睡眠の脱水で強烈に足がつって目が覚めるシニスです。

10年程頑張ったり頑張らなかったりしていた自営業ですがここ数年売上の落ち込みが激しく3月一杯でたたもうと思い昨年末あたりからそんな流れで仕事を調整していたのですが、ここにきて、新型コロナウィルスの影響により、3月の仕事がほぼ0。

すげーなマジで。

なんだろうこの日本経済終了ムード。

まぁシニスにとっては4月から次の働き先も決まっていたので3月が暇になったのはこの10年分のお休みをもらった感じで緩やかに事務所の片付けをしています。

思い返してみれば、リーマンショックの影響で東京の仕事をクビになり、地元に戻り病気で倒れた父から仕事を引き継いだと思えば、いきなり行政処分の後始末をする羽目になったり、なんとかかんとか仕事を軌道に乗せようとあちこち営業に回ったり、新しい仕事が入札でとれたかと思えば東日本大震災で全てキャンセルになったり。

その段階でもはや仕事も駄目かとおもったら、意外な所で震災特需で息を吹き替えし、特需が終わるまでになんとか新規の仕事を増やそうと思ったが法改正によりまたもや仕事が激減。

新しい人材も育たず、父の代からの職員も高齢化。

もー無理だと仕事をセーブしつつ閉業の準備をマッタリ進めようかと思った所でコロナショック。

思い返せばこの約10年、毎日数時間の仮眠だけで働いていた時期もありました、なんとか仕事を盛り上げようとあの手この手で頑張ってみましたが無理www

大規模自然災害

度重なる無茶苦茶な法改正

とどめのコロナショック

なんだろう、シニスの人生、頑張る頑張らないに関わらず、本人の努力以外の要素で生活が大きく左右されるんだけど。

ちなみに、ご多分に漏れず就職氷河期ど真ん中世代です。


現状に至る人生の分岐ルートは様々ありましたが、結局たどり着く所は同じだったんじゃないかというとあるシニスの半生のお話。

私立の中学校へ入学し、そのままエスカレーター式に進学校の高校へ。ここでまず第一分岐ルートを誤り中退。

その後多岐に渡る分岐ルートを全て間違えつつ適当な高校へ再入学し留年、編入等を繰り返しつつも無事卒業。

短大へ進学したものの、鬱病になり生活がめちゃくちゃに。精神病薬の乱用から精神病院への強制入院の紹介状を書かれるもなんとか自力で復活。

短大内でも要注意人物視されていた為取得した覚えの無い単位も何故か取得した事となり追い出されるように卒業。

就職先も決まらず適当な工場に勤務。

その後ニート。スロプロを経てIT派遣で東京へ。

ここで面白い出会いが。

第一分岐ルートを間違えずに進めばエスカレーター式に入っていたであろう某大学。

その大学の出身者で同い年の人が職場にいた。

俺は派遣、あちらは正社員と身分も肩書も違ったがたどり着いた先がまず同じ。

しかもその職場での働きを認められ、シニスを正社員に採用するとの話が。

しかしここで出ますよリーマンショック。

派遣切りにより正社員採用の話も無くなったが、その後その会社の業績もかなり悪化し多分結構な人数が関連企業へ出向や退職になっていると思われる。

派遣会社は超業績悪化で役員から圧迫面接を受け自主退職。

兄弟の自己破産の連帯保証人で巻き添えをくっていたが、俺も無職になり自分の借金もあった為自己破産。

で、結果シニスは地元へ戻り親の仕事を引き継ぐ事になるのだが、結局どんなルートを通っても最終的に今のポジションに収まる事になったのではないかというお話。

そして自営業で体力と睡眠時間を削り頑張るも、かねてからの借金等の影響もありなかなか業績は上向かないところで東日本大震災。

もはや駄目かと諦めかけていた所で震災特需。ようやく業績が上向いてきたところで、改悪法改正。

法改正の影響で再び経営悪化。

そしてトドメのコロナ。

あれだよね、多分シニスの人生、本人が頑張っても頑張らなくても大して変わることないんじゃね?

もう今年44歳だし。

第一分岐点で頑張って大学まで進んではたしてどこに就職していただろう?

どこだったとしてもリーマンショックの影響は免れないだろうし、結果その時期に親が倒れたら仕事ヤメて地元戻るだろうし。

自営業をもっと頑張って多少なんとかして東日本大震災と法改正を乗り越えていたとしても今回のコロナは無理だったろうし。

そもそも俺が思いつくなんとかするの方向性がここ数年政府でも誘致を勧めていたインバウンド関連の強化だったし。

下手したらそれにかけた人材や設備の投資がそのままゴッソリ借金として残っていた可能性が高い。

実際は持ち前のやる気の無さで果報は寝て待てスタイルでいつでも会社を畳めるようにコンパクト化していっていた。

おかげさまであまり大きな負債も無く会社を畳めそうという状況はむしろ良かったのかもしれない。


何事もやるなら徹底的にやる、やらないなら徹底的にやらない。

生半可にやるから無駄な努力をしたと嘆く事になる。

だから俺は徹底的にやらない事を選択する。




コメント
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