nekoはひとりで旅に出る。。。

何故ひとりで?ひとりが好きなんですよねぇ。会社員生活の限られた時間の中での世界女一人旅です。

スリランカ 移動編 2

2019-05-23 | 2019年4月 スリランカ

バンダラナイケ国際空港に到着し、まずは入国審査です。
スリランカ航空の機内では入国カードは配られませんでした。
イミグレーションの隣りのテーブルに置いてあるのでそこで記入します。

イミグレーションは外国人観光客が少なくて空いていました。
パスポートとETA(ビザの事前審査証)を提出しましたが、
ETAはチラ見しただけですぐに返されました。
何も聞かれずパスポートにシールが貼られすんなり通過。

ETAは不要だったのか?
ビザ免除は2019年5月1日からなので必要なはず。
一応確認したっていうことなんでしょう。

入国後すぐに空港で両替をしました。



いくつか両替カウンターがありましたが、
レートは全て同じなのでどこで両替してもいいです。

1円=Rs.1.5099
30,000円がRs.45,290になりました。

大きな金額のお札はバスや商店でおつりがなくて使えない場合があるので、
「小さな額のお札も混ぜてください」とお願いした方がいいです。
その後訪れた町で両替所をあまり見かけませんでした。
私はATMで引出すので気付かなかっただけかもしれませんが。
念のため空港で多めに両替しておいた方がいいと思います。

ここで一人旅の日本人女性に会いました。
名前はNさん。
聞けばこれからダンブッラ(←私の目的地の途中の町)へ行くとのこと。
途中までですが一緒に行くことにしました。

続いて現地SIMカードを購入します。



携帯会社は2社だったかな。
airtelとDialogがあり、スリランカではDialogの方がメジャーなようなのでDialogにしました。




観光客用のプランは一択。
10GBでRs.1,299(約810円)。

スマホを渡すとSIMカードの入替えから設定まで全てやってくれ、
すぐにインターネットに繋がりました。

ここでも別の一人旅の日本人女性に会いました。
名前はTさん。
目的地は私と同じシギリヤだと言うのでそれはぜひ一緒に行きましょうと誘い、
結局3人で移動することになりました。

旅は道連れですね♪

シギリヤへの直行バスはなく、路線バスを何回か乗換えます。
事前にネットで調べた情報では、コロンボかネゴンボへ行き、
そこからクルネーガラ→ダンブッラ→シギリヤと乗換えるのが一般的なようです。

しかし私が泊まる宿にバスでの行き方を聞いたところ、
空港→クルネーガラ→ダンブッラ→シギリヤで行けるようです。
コロンボやネゴンボを経由すると遠回りなのでなるべく最短ルートで行きたいです。
宿からも「テロがあったのでコロンボとネゴンボは通らない方がいい」と言われました。

さらに宿からは「バスは乗換えが難しいからタクシーをすすめる」と言われました。
でもタクシー代はUSD65(約7,300円)、トゥクトゥクでもRs.7,500(約4,800円)と高いんですよね。
まぁそれだけ距離があるということなんですが。

タクシーで約4時間かかるとのこと。
果たしてバスだと何時間かかるのか…



↑トゥクトゥクとはこれのこと。

スリランカではトゥクトゥクのことをスリーウィーラーといいますが、
観光客には現地の人もトゥクトゥクと言っていたのでここではトゥクトゥクと呼びます。

航空券が高かったので現地の交通費はなんとか抑えたい私は
難しいというバスの乗換えを必死で調べました。

クルネーガラ行きのバスは空港からトゥクトゥクで5分ぐらいのカトゥナヤカバスターミナルから出ているらしいです。
これがプランA

しかし本数が少ないので時間が合わない場合はトゥクトゥクで15分ぐらいのミヌワンゴダという町まで行くと、
10分間隔でクルネーガラ行きのバスがあるそうです。
これがプランB

ちなみにカトゥナヤカバスターミナルもミヌワンゴダもガイドブックには載っていません。

空港の建物を出てすぐのところにバスがいますが、
これは多分コロンボかネゴンボ行きなのでスルーします。

テロの影響なのか普段からなのか、
空港には航空券を持っている人か、
正規のタクシーしか入れないようで、
トゥクトゥクは敷地の外に待機していました。

空港の出入口にはライフルを持った軍なのか警察なのかたくさんいました。
やっぱりテロの影響かな。

まずは「カトゥナヤカバスターミナルへ行きたい」と言うと
「そこからどこへ行くんだ」と聞かれ、
「クルネーガラ」と答えると、
「クルネーガラ行きのバスは出てない」と言われました。

「クルネーガラまでトゥクトゥクで行ってやる」と言われましたが、
「いい、バスで行くから」と言い張ると、
「じゃ、ミヌワンゴダから乗れ」と言われました。

はいはい。
ミヌワンゴダ知ってますよ。
いきなりミヌワンゴダと言われても「どこだ?そこ」となるところですが、
事前にその行き方も調べてあったので不安もなくあっさりプランBで行くことにしました。

空港からミヌワンゴダまでトゥクトゥクの相場はRs.600(約370円)と調べてあったので、
その金額を目指して交渉したのですが「3人だから」という
訳のわからない理由でRs.1,000(約620円)からなかなか下がりません。
「ラストプライスでRs.900(約560円)!」と言っても下がらないので
「じゃ他のトゥクトゥク…」と去ろうとするとRs.900になりました。

いえね、Rs.100ってたかが63円なんですけど、3人で割り切れる額の方がいいじゃないですか。
割り勘なので1人あたりRs.300(約190円)でした。
相場よりは高かったけど3人で割ったので結果的に1人分は安く済みました。



途中でドライバーが何やら用があったみたいで、
商店に寄ったので私たちもそこでミネラルウォーターを購入。

ミネラルウォーター(500ml) Rs.35(約22円)

安っ。

15分ぐらいでミヌワンゴダに到着。
バスターミナルではなくただの道路でした。
「5分ぐらいでバス来るよ」と教えてもらい待っていると
すぐに5番のバスが来ました。
クルネーガラ行きは5番だと調べてありましたが
一応ドライバーに「クルネーガラ?」と確認して乗り込みます。



バスには車掌(?)が乗っていて、乗車後走行中に
運賃の集金に席まで来ます。

運賃はRs.99(約61円)

安っ。

Rs.100札を渡しておつりはもらえません。
地元の人ももらっていなかったのでそういうものみたいです。
なら運賃をキリのいいRs.100にすればいいのにね。
レシートはもらえる時ともらえない時がありました。

ローカルバスはなかなかのローカルぶりでしたよ。
車体幅は日本のバスと同じですが、1列の座席が2人×3人なんです。
それにギッシリ現地の人が乗っています。

3人席の真ん中だとキツそうと思うかもしれませんが、
私には通路側の方がキツかったです。
ひじ掛けがないんです。

ただでさえ座席が狭くて隣りの人とぎゅうぎゅう押し合いながら座っていて
すごいスピードでカーブを曲がると通路に放り出されちゃうんです。
バックパックを膝の上で片手でかかえながら
もう一方の手で前の手すりをギュッと持ち、
足もしっかり踏ん張らなければいけません。



この状態で2時間!

この時期(まぁ年中同じですが)のスリランカは気温31℃~35℃、湿度80%。
もちろんエアコンはないので、汗が滝のように流れ出ます。

約2時間後、クルネーガラに到着。
大きなバスターミナルがありました。



さ、次のバスを探しますよ。
ここからダンブッラまでは48番か49番のバス。
もし549番か449番のバスがあればシギリヤまで乗換えなしで行けると調べてありました。

バスターミナルの中をウロウロ探して回りますが見つかりません。
結局その辺にいた人に「ダンブッラ」と聞いて教えてもらいました。



549番のバスでしたがシギリヤまでは行かないとのこと。
ダンブッラが終点だそうです。
私の調べ方が間違っていたのか、他に理由があるのかわかりません。

乗り込んだもののいつ出発するのか…
ドライバーもいないのでこれまたよくわかりません。
待つこと約45分。
ようやく発車しました。

ここは始発で早く乗り込んだので一番前の席に座れました。
一番前だと前に座席がないので荷物を足元に置くことができます。
だいぶラクでした。



大きなスーツケースは運転席の隣りに置かせてもらえます。
ドアは走行中も開けたままです。
デッキに車掌が立っていてバス停が近づくと
「ダンブッラダンブッラ」と身を乗り出して大声で行き先を言います。

降りる人は走行中に前のデッキ近くまで移動して待機して
降りたいアピールをします。

基本バスは完全には停まりません(!)。
ソロソロと動いたまま人が乗りこんでそして降りていきます。
さすがに足が悪いお年寄りとか赤ちゃんを抱いた女性の時は
停まりますがそれでも一瞬です。
もたもたしていると乗り損ね降り損ねます。

運賃は同じくRs.99(約61円)でした。

クルネーガラから約1時間半でダンブッラに到着。
ダンブッラに泊まるNさんとはここで別れました。



ダンブッラからシギリヤもバスで行くつもりでしたが、
高温多湿の中エアコンなしのローカルバスに長時間揺られて体力を消耗したのと、
2人なので割り勘にできることからトゥクトゥクにしました。

運賃はRs.1,200(約740円)1人あたりRs.600(約370円)

約30分でシギリヤに到着。
バスだとバス停から10分ぐらい歩かなければいけませんが、
トゥクトゥクなのでそれぞれのゲストハウスまで行ってくれます。

バンダラナイケ国際空港に11時に到着して、
入国審査・両替・SIMカード購入をしてから移動を始め、
ゲストハウスにチェックインしたのは18時でした。
移動時間は実質約6時間ぐらいでしょうか。

バスは暑くて疲れましたが、運賃はトゥクトゥクも入れてトータルでRs.1,100(約680円)。
タクシーを使った場合はRs.11,500(約7,300円)なので、
10分の1以下で済みました。

時間と疲労度を考えてもこの運賃の差なら断然バスですね。

コメント
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