2012年2月3日のブログ記事一覧-魂のよろこぶ『グループレッスン＆鑑定』やってます！！

母の尊厳

2012-02-03 12:35:32 | 徒然に

こんにちは、りり子です！

今日は節分ですね。
関西では、恵方に向かって（今年は北北西）巻き寿司を黙って食べます。
作るのが面倒なので、買ってきます（笑）
（↓説明）
節分に巻き寿司を食べる風習は、福を巻き込むという意味と、縁を切らないという意味が込められ、恵方(えほう)に向かって巻き寿司を丸かぶりするようになった。主に大坂の船場で行われていた風習だが、大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った「巻き寿司のまるかぶり」のPRイベントがマスコミに取り上げられて関西地方に広まり、のちにコンビニ等でも販売され全国へ広まっていった。

昨日母がデイサービスを受けました。
入院するまでは、介護認定されなかった為、この手のサービスは一度も
受けたことがありませんでした。

どんな様子かわからないので、少し心配して送り出しましたが
元気に帰ってきて、どんな運動をしたか楽しそうに話しているのを見て
ホッとしました。

デイサービスと一口で言っても、今は色々ありまして
その人の環境や、個性、健康の度合いによって
様々なニーズに答えてくれます。

最初は、どうしてもそういうサービスを受けることに抵抗のあった母ですが
ケアマネージャさんの上手な説得により行く決心をしました。
それは、リハビリ特化型デイサービスといって、
主に介護予防フィットネスと、リハビリを兼ねている施設なのです。

杖をついてある程度歩けるようになったといっても
何もしないで寝てばかいると、せっかく動くようになった筋肉も
また元に戻してしまいます。
だからと言って、1人でリハビリ運動を毎日黙々とこなすには
相当な忍耐と努力が要ります。
第一、病院ではリハビリの専門医が付いてくれていますが
家でするとなると、わたしがずっと側についていなくてはいけません。

これ以上よくなることはないけれど、これ以上悪くするという事は
人間としてのある種の尊厳となる「1人でトイレをする」という行為を
傷つけてしまう事になり兼ねません。

そんなオーバーなって思われるかもしれませんが
母からすると、いくら娘だと思っても、おしめを換えてもらうという行為は
女として、人間としてとても恥ずかしい事なのです。
なので、トイレで失敗をすると無理をしてでも自分で何とかしようとするため、
「あちゃ…、やっちゃいましたか！！」と思うような事もよくありますが
それは母の気持ちを考えると仕方がありません。
無理して自分で何とかしようとしてトイレで倒れられても困りますすが
母が知らん顔しているものを、わざわざ掘り返して聞くことはしません。
なにより、本人がその失敗でとても落ち込んでいるのです。

と言う事で、母がよく使うトイレには、100円均一で買ったスリッパしか置いていません。
トイレの中には100均で買ったスリッパがいつも予備で何足か置いてあります。
トイレマットは引いていません。
便器のふたは常に開けておく。
これが、うちのトイレです。

可愛いスリッパや、暖かそうなトイレマットを本当は置きたいのですが
万が一、トイレに失敗した時、母がわたしにトイレマットの洗濯を頼まなくてはいけません。
もしくは捨ててもらうようにお願いしなくてはいけません。
スリッパも同様です。
わたしは、洗濯することや、失敗したスリッパを捨てることに抵抗はありませんが
母にはあります。
マットを敷かない事で、失敗しても拭けばそれで済みますし
スリッパは、100均のものなら、捨てることに抵抗がありません。

今でもわたしに迷惑をかけたくないとう気持ちから
黙って掃除をしている事があります。
勿論、手に負えなくなった場合は別ですが。
しかし不思議とトイレのゴミ箱に、スリッパを捨てていることは滅多にありません。
でも、なぜか気付くと予備のスリッパは無くなっています。
わたしにわからないように、包んでゴミ箱に入れているようです。
時々、しっかりと結んで中が見えないようにしている大きなゴミが
ありますので（笑）

と言う事で、リハビリは大切だと説得されて、通う事を決心しました。
良かったです♪

あっ、勘違いしないでくださいね。
誰かにトイレの世話をしてもらったからといって
決して人間としての尊厳を脅かされる事はありませんので。

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