ガチャピンのHAPPY LIFE 2

日常生活で感じたままに綴っています。

嬉しい出来事

2021-12-11 23:56:46 | お仕事
前にも書きましたが、私の勤めるデイサービスは
認知症になった方の通過点で…
家での過ごし方がわからない、閉じ籠りにすることなく外部との接触を持つ、
家庭で介護するご家族の負担を減らす…等々デイサービスに通い始める理由は様々です。

認知症が進行してご家族の負担が過剰になったり、独居の場合は生活が崩壊始めたり…
時には病気や怪我による入院など、次の場所へと、
ある期間を過ぎると皆さんかわっていかれます…

I様もそんなおひとりでした。
お若い頃は、ギターを弾いたり、シャズのお店に通ったりされたとか…
シャイな方で、女性スタッフと話す時は照れくさそうに目をそらしたり…
カラオケをかけると、とても良いお声を聴かせてくださいました。
そんなI様でしたが、脳梗塞をおこされ入院、
マヒが残りリハビリをされていた時に
奥さまはうちのデイサービスに戻りたいと、希望されましたが
I様の状態ではなかなか受け入れは難しく…

利用が停止になる利用者さんのご家族には、請求書を送るとき、
そしてその領収書を送るときの2回の封筒に
必ず、お手紙を同封します。
利用者さんの様子をお尋ねしたり、ご家族様のお気持ちに寄り添える言葉を添えたり…
デイで撮したお写真があれば、一緒に送らせていただく事も…
I様の奥様には、他の方の誕生会で笑顔で参加されたお写真をお渡ししたところ、
「主人がこんないい顔で笑っていたのは、久しぶりに見た」
とお礼の電話をいただき…

昨日も、「覚えてみえますか?Iの家族ですが…」
と、お電話が入り、私が対応したところ、
「ガチャピンさん!?あなたとお話したかったのよ。」と…
I様の入所施設に面会に行かれる前に、立ち寄られました。

「なかなかお礼に来れず、ごめんなさい…
ガチャピンさん、お手紙と写真をありがとう。
お父さんはほんとうに良いところでお世話していただいていたと嬉しかった」と
言ってくださいました。
私は自分に出来ることをしただけですが、
こんな風にご家族様と心を通わせることが出来た時、
仕事をしていて良かったのかも…と小さなやりがいと喜びを感じますね…

今でこそ、管理者で事務やら雑用?に追われますが、
基本は利用者さんと向き合いたい…
今は大変だけど、やっぱり頑張ろう…
そう思わせてくださった、嬉しい出来事でした(*^-^*)


I様の奥様からいただきました。
とても甘いリンゴでしたよ。
ありがとうございました!

コメント
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