梅雨の土砂降りの中、東京、自由劇場に遠征してまいりました。
緊急事態宣言期間中なので、不快に思われる方や
またネタバレ?等ありますので、未見の方はご遠慮ください…
浅利演出事務所主催で、
ミュージカル「夢から醒めた夢」が自由劇場で上演されています。
昨年は公演延期になったんですよね。
今年は観たい!と思っていたのに、気付くのが遅く、
四季の会のチケット販売は終了していて…なんとかチケットぴあで手に入れたもの、
真っ直ぐに自由劇場に向かい、終わったら直ぐに新幹線に乗り、
ただ観劇のみという、非常にぜいたくなお金の使い方をして来ました…
「夢から醒めた夢」はすごく思い入れのある作品です。
初めて観たのは、2011年…10年前ですね…
勤めていたホテルが劇団四季の協賛をしていて、
ご招待されて、次男と2人で観に行きましたが…
そこから四季にすっかり嵌まった気がします…
初めて観た時の配達人は、ざーさまこと北澤裕輔さんでした。
あの時の配達人のざーさまの姿とお声に魔法にかけられたのかも…
そして、マコを演じたのが岡村美南さん。
弾けるような元気でフレッシュな岡村ピコちゃんに目が釘付けでした。
もちろん、ロビーパフォーマンスも、夢の世界へと気分を高めてくれて、最高でした。
今では、何回も同じ作品に足を運びますが、
当時の私にはあり得ないこと…
なのに、2回追加して足を運びました。
ファントムを演じられる高井治さんが配達人だったのは
今では貴重な思い出です。
そしてマコは苫田亜沙子さんが私のベストマコ!
クリスティーヌも、ベルも苫ちゃんが大好きでした…
ピコは彼女しか知らないこともありますが、やっぱり岡村美南さん。
今では「マンマ・ミーア!」で母親役のドナを演じる岡村さんも
ピコちゃんのころはホント可愛かったなぁ~。
名古屋のあと、何度か再演されましたが、予定が合わず観れず…
その代わりにDVDをよく観ましたね。
DVDに出てる岡村ピコ、苫田マコでそのイメージが強かったので、
浅利演出事務所版はどうかな…と思いながらの観劇でしたが…
話の本筋は変わらないので、すんなり観ることができました。
ロビーパフォーマンスなどの派手さはありませんが、
遊園地のシーンなど、演出が素晴らしかったですね、
これから始まる物語への高揚感がいやでも高められます…
ピコマコの衣装は、初演の頃の赤や若草色のワンピースでした。
ピコ、マコを演じた俳優さんにとても似合っていて、
これはこれでありですね。
配達人さんの衣装、スーツでしたね…
前の衣装のほうが“夢の国”感があって好きだったなぁ~。
スーツだと、お仕事感が出て見えるのは私だけ?
今回マコを演じたのは笠松はるさん。
さすが歌の上手さは健在ですね。儚げなマコをしっかりと演じてみえました。
配達人は鈴木涼太さん。お久しぶりです。
涼太さんの爽やかなお声も健在でしたね。
カーテンコールで笠松マコちゃんと並ぶと、
あっ、ラウルとクリスティーヌだ!なんて思ったのは私だけ?
澁谷智也さんは部長さんでした。
私、「美女と野獣」の澁谷ルミエールが好きだったんですよね…
一幕目の「マコの物語」のところから、もう涙腺崩壊でしたね…
涙はマスクが吸い取ってくれますが、
涙と共に出る鼻水…これが厄介で…
マスクしてるから拭けないし…
鼻の下が気持ち悪いのを、幕間まで我慢してました…( ̄~ ̄;)
この「夢醒め」のお話が素晴らしいのはもちろんですが、
パンフレットにあった原作者、赤川次郎三の言葉、
「どんな海外ミュージカルを持ってきてもかなわないもの、
それは初めから日本語で書かれたミュージカルであること、
だから日本語に合わせたメロディやイントネーションの自然さが心地よい」
とありましたが、なんと月曜に歌の先生が、
同じようなこと、(ちょっと違うか…)
まあ、先生は海外ミュージカルは無理やり日本語にしているから歌いにくいと
言いたかったんですが…
すみません、ちょっと話がそれましたが…
日本語で作られたからこそ、そして三木たかしさんのメロディ…
だから、私たちの心にすんなりと物語が、台詞が、メロディが
入ってくるんでしょうし、胸に直に響く気がします…
あっ、書き忘れましたが、ピコ役の四宮さん、
イキイキとして可愛らしくて、すてきでした!
「夢醒め」カンパニーの皆さん、千秋楽まで完走されますこと、
心より祈っております。
だからこそ…ちょっと愚痴ります。
劇場内のおしゃべり、多すぎませんか?
私の後の方々、凄く大きな声でした。
他にもちらほら…聞くとはなしに聞こえてくるのは、
別に今話さなくてもよい話し…観劇後に外で話してもいいですよね!?
役者さんやスタッフさんは大変な思いをして舞台に立っているわけで…
だから私たちも、マスクをする、必要委譲にしゃべらない!
と、ルールを守っていきたいですね。