高台寺、圓徳院の後は、
ねねの道から石塀小路、金園町、
寄り道して庚申堂でお参りして、六道珍皇寺へ向かいました。
六道珍皇寺の一帯は、その昔、
鳥辺野と呼ばれた東の葬送地への入り口付近だったとか...
写真の石標には「六道の辻」と刻まれ、
ここが生と死の分岐点、
冥土への入口と言われているそうです。
「六道」とは仏教で言う、
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の世界の事です。
このお寺には、あの世への入口と言われる井戸があります。
井戸は本堂横の覗き窓から見る事ができます。
霊感の強い人は、何か感じるらしいのですが、
私はさっぱり、何も感じず…(感じたら怖い!)
この井戸を使い、あの世に通っていたと言われるのが小野篁。
篁の像と、篁が作ったと言われる閻魔大王像がお堂に祀れています。
扉は閉ざされていて、格子の間から中を拝見します。
ここで、なんというご縁でしょう…
ご住職とガイドさんがお知り合いということで、
特別に、お盆以外は閉まっている扉を開けていただけました。
おかげで、等身大という篁像の大きさがよく分かり、
彼が大男と言われていたのも実感できました。
また、閻魔大王像の前には鏡があり、
死者の生前の善悪の所行を映し出すと言われ、
まだ生きているものの、自分の姿が映るのが怖かったですね~
(何か見透かされそうで…)
本堂の扉も開けて下さり、
お参りさせていただきました。
六道珍皇寺はパワースポットと言われるそうですが、
何か不思議なご縁で
ラッキーな体験のできた京都ツアーでした (^^)v