ミュージカル「モダン・ミリー」/シアタークリエ

先週の木曜日、公休日でした。
で、どうしても行きたかったミュージカルを観に、
東京へ突発遠征してきました
（前は劇団四季でご贔屓様がキャスティングされると、よく突発遠征してましたね…）

向かった先は、日比谷のシアタークリエ、
こちらで上演されるミュージカル「モダン・ミリー」マチネを観てきました。
リセールチケットが出ていて…ラッキーでした。

この作品はジュリー・アンドリュース主演の映画で1967年に上演され、
その後、ブロードウェイでミュージカル化されたそうです。
舞台は1920年代のニューヨーク、
「大切なのはロマンスよりも理性」という田舎から出てきたミリーが
出会った人々との日々の中で見つけたものは…
主人公ミリーを演じるのはまぁ様こと朝夏まなとさん、
パワフルで前向きなミリーはまぁ様にぴったり！
表情も豊かで手足の長い抜群のスタイルで、真ん中が似合うなぁ～と改めて思いました。

みりおんこと実咲凜音さん、ミリーの親友になるドロシーを演じます。
まぁ様が宝塚宙組トップで、みりおんがトップ娘役でしたね。
この頃の生の舞台はあまり観ていないので…
トップコンビだったお二人故の息のあったダンスや演技に
なんだかわくわくしましたね～(*^-^*)

保坂知寿さん、実は初見です。
私の大好きな劇団四季の作品「夢から醒めた夢」でピコを演じてみえましたよね。
映像や音源で何度も聴きました。
なので、歌のお上手なことは存じ上げていたのですが…
世界的歌手のマジー役で登場しての歌唱シーン、
鳥肌が立ちそうになりました…
素晴らしい歌声を聴くことが出来て、耳福です( ´∀｀ )b

一路真輝さんも初見でした、
ミリーやドロシーが滞在するホテルの経営者、ミセス・ミアーズを演じます。
怪しげで…でもどこか憎めないミアーズ、そのビジュアルも個性的で…
長い三つ編みを振り回して、時々ドスを効かせるところに
元男役トップスターの片鱗を観た気がしました。

マジーとミアーズの対決？シーンがあるのですが…
保坂マジーはピコをなんとなく彷彿とさせた…お二人の息のあった演技や間に、
目が離せませんでした…

音楽も素敵で、オーバチュアからワクワクしてしまいます！
モダンガール、モダンボーイをはしめ、ミリーたちのファッションもお洒落だし、
舞台のセットも3階建てになっていて、素敵でしたね～。
とにかく、いろんなシーンが観ていて楽しくて、笑い声があちこちから聞こえてました…
あっ、椅子に座ってタイピングする音を、タップダンス（座ったままで…）は見応えあります。

一幕も二幕も
舞台に引き込まれてあっという間でした。
久しぶりに素晴らしいミュージカルに出会いました(*^-^*)
まぁ様の代表作になるかなぁ～。

実は二年前に本来なら公演予定でしたが、新型コロナの影響で延期に…
で、今回の公演となった訳ですが…
舞台にかける思いはカンパニーの皆さん、並々ならぬ物だと思います…
が、土曜日から月曜日までの公演が新型コロナ陽性が関係者から出たとのことで、
中止になりましたね…
最初にこのニュースを聞いて…絶句でした…
私はなんとか、この素晴らしいミュージカルを観ることができましたが…
楽しみにしていた方々はもちろん、
いちばん残念な気持ちになっているのはカンパニーの皆さんですよね…
どうか、無事に再び舞台の幕があがりますように！
この素晴らしいミュージカルを一人でも多くのかたに観てほしい…
再開をお祈りしています…