机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

用心棒・ボディーガード・ビタミンK

2025-02-13 09:27:53 | 映画の味方
 用心棒というのは英訳するとボディガードとなるようだ。ケビンコスナー・ホイットニーヒューストン主演の映画「ボディーガード」には三船敏郎主演の「用心棒」が劇中の映画化館でのシーンに登場したのには驚いた。

 ボディーガードも用心棒も訳は身辺警護ということで共通するが、用心棒の方には他の訳では扉のしんばり棒、悪者を追っ払うときに使うこん棒とある。そうか者ではなく物なのか。物替わりの人なのだ。

 ボディーガードも用心棒も人としての扱いは劇中ひどいものであったと、今となっては両作品には思う。自分を盾にして命を賭しても守る、あるいは用がすんだら殺してしまえとは棒代わり盾代わりである。

 映画「ボディーガード」では守る側と守られる側の間には人としての愛が芽生える。劇中の最後では愛する人の為に文字通り命を懸けて守るのだ。一方「用心棒」では頼まれもしないのに百姓夫婦を助け出す。居酒屋の主人からは「本当はお前さんはいい奴だ」と冷やかされ照れる用心棒。

     

 絵は宣材写真とおもわれるものを参考にして描いている。察するにこの写真は映画撮影前に撮られていると思う。三船敏郎の顔には無精髭はなく刀の鞘も赤くはない。以前に入手した撮影中の写真では鞘は赤かった。

 どうも、この頃は体調不良である。毎日のように降る雪の除雪にやられている。背中や脇や腕やらが痛く身体がきしんでいる。若い時分には一晩寝れば回復していたのが、この頃では日にちが経つにつれ段々と辛くなる。

 どうも自分は調子が悪いと三船敏郎を描くようである。ビタミンK(黒澤)と称しているが、本当はビタミンМ(三船)なのかも知れない。でもやはり総体的に見ても黒澤明のファンなのだろう。

 映画「用心棒」には仲代達矢、加東大介、東野英治郎、山茶花究、志村喬、司洋子、土屋義男、山田五十鈴、河津清三郎、中谷一郎、夏木陽介、加藤武、西村晃、天本英世、ジェリー藤尾、等と個性的な役者が顔を揃えている。

 これらの人達が自分に栄養を与えてくれる。だからビタミンK 、代表して黒澤明ということか。それにしても三船敏郎はいい。頑張って描いていこう。
 

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