Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

竣工写真(原田元町の家)

2007年11月29日 | ブログ

01 たまには建物の写真を載せてみようということで、この間、竣工した住宅の写真。夕暮れ時の外観。1階は電球色の蛍光灯の照明器具を使用。2階は普通の蛍光灯。やはり、白熱灯の色に近い電球色のほうが温かみが出る。が、しかし2階は子供の部屋なので勉強できる環境として蛍光灯を選択~。

 

02 昼間の外観。生垣はウバメガシ。地域によっては生垣に補助金が出るので少~し得した気分になる。高木として「ヤマボウシ」の株立ちを植えたが、まだ幼いので成長したときが楽しみ。大きいものは10mぐらいまでになりますから~。ただし、成長が遅いのでまだまだ先ですな~。

 

04ld リビングとダイニング。床はクリの無垢板。床暖房を設置した。エアコンが・・・。まあ、大目にみましょう。この住居の外観はモノトーンで室内は出来るだけ自然な風合いを~。天井と壁はドイツの紙の壁紙にペイントをした。正面の収納の裏がキッチンなのである。

 

07 2階のライブラリー(ファミリールーム)。ここの床は檜の無垢板。大きい本箱を造る。家族共有の本箱。他のスペースに机を置いたりする予定。ちょっとくつろげる小さなスペース。細長いがこれでも7帖ある。左の腰壁の向こうが階段。階段を上がったホール的なスペースを利用している。ここから各個室へと入っていく。本箱の向こうにハシゴがあり、この上はロフトになっている。天井は杉の厚板。ロフトの床をかねている。天井に見えている梁は国産材の杉。山口県産。

 

091 少し広角が効きすぎていて勾配天井の雰囲気があまり出ていませんが~。子供のスペース。奥に見えているのはロフトの手摺。ライブラリーの上の部分である。そのまた奥に窓をつけて南北の通風を取っている。この窓は結構気に入ってる。ここから空が見える。部屋の中でふっと見ると空が見えるのは気持ちがいい。2階は全て屋根の勾配を利用した登り梁工法を採用しているので天井は高く開放感のある個室となっている。

 

ちらっと住宅の写真を紹介したが、今回の工務店を紹介してなかった。

豊中市にある(株)松本工務店。 http://www.mattu.jp/ 設計事務所の仕事が多いので対応になれている。今回初めて仕事を一緒にやったが、現場の進め方等、やりやすかったし、丁寧な仕事をしてもらった。現場監督のNさんも真面目な人だった。

 

カーテンを発注したSSOKの担当の人などもこの住宅を気に入ってくれて、取り付けた後、写真をとって帰ったそうな~。ナニヨリも現場で事故もなく、竣工して無事に引越しも終わり、住まい手の方が気に入ってくれたのがよかった。一つの住宅でも多くの人間が関わっており、その結晶として出来上がる。現場をみて、そのことを知っている住まい手はどうやって楽しく住もうかと考えているようであり、そう思ってもらえることがこちらは嬉しい。