ボクが今、こうして設計事務所を開設して働いているのは
学生時代に出会った恩師のお蔭だと思っている。
その当時、専門学校には設計に2種類あって書く方の設計製図と考える方の
設計というモノがあった。
図面を書くのは好きだったが、汚かったので設計製図の書く方は普通の評価であった。
ただ、考える方は何故か評価してくれる先生がいた。友達からなんで?と言われても
評価が高かった。なぜか、考えていたことが理解されて、評価が良かった。
そうなると人というのは調子に乗るものでなんだか得意分野のような気がした。
そうするとこちらも興味が湧いていろいろと話しかける。そうすると妹と娘さんが
同級生で同じ高校、同じクラスということがわかり、驚いたりした。
そんな縁もあって卒業設計はその先生のゼミに入り、家に遊びに行ったりした。
その後も、数回だけだが家に遊びにいったりもした。奥さんもいい方で色々とお話した。
プロレスのまねごとをして遊んだ少年が大きくなっていてびっくりしたこともある。
今は思い出となった結婚式の仲人もお願いした。
もう年賀状ぐらいしか、やり取りはしていないのだが、心の中のどこかで、いつも
気にしている恩師である。この方と出会ったことで設計の道を進んでこれたと思う。
そんな恩師がこの度、終の棲家を見つけて引越しされた。引越しの葉書をみると
古民家を購入してDIYを楽しみながら家に手を加えるという。
流石である。若々しい。いつも新しいことを目指して動かれている。
ボクも20年後に生きていれば田舎に住んで新しい生活をしてみたいと思う。
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