これは、信じてもらえるかどうか わかりませんが、建築の設計という仕事に携わっていて、思うのですが~。どういうことかといいますと。。。
例えば、プランが一応 まとまったとしましょう。ここでの一応というのは、一時的という意味あいがあるのですが、まとまってプラン以外のことなど、いろいろと考えなければいけないことがあるので 他の事を検討しながら設計を進めていきます。設計以外にも学校へ教えにいったり、NPOの活動などもしておりますので、まあ一つのことを ずーっと果てしなくやっているということはめったにないのですが。
そして、数日過ぎて なんとなくプランを見ていると なぜだか全然違った他の考えが出てきたりします。そのときによっては、その出来たプランの発展形みたいな場合もあります。どちらにせよ、これが閃きというか なんでこんなこと気がつかなかったのか!というようなことに気づかされます。なんとなく、別の角度からモノを見れるようになります。この数日、若しくは日が変わるまでの間の期間を「寝かす」と勝手に命名しております。(笑)
例えば、料理などで下拵えして 味が染みこむようにおいておく時間といいますか、スープなどで煮込む時間といいますか、そういう ちょっと手を離れておく時間というのがあると、不思議なもので 新しい考えが出てくるようになります。この「寝かす」時間は、無駄なように見えるのですが、結構重要なのです。周囲からみれば、のんびりとしているように見られがちなのですが、この時間が有るのと無いのとでは、その出来栄えが違います。いや、きっとそう~。たぶん・・・。
「モノづくり」というのは、経済にばかり振り回されるのではなく、そういう時間があっても いいのかと思う。そう、ちょっと寝かしている間に、考えが熟成されていくような~そんな時間があったほうがいいのだ!!!
さすが、拝金検査をしているだけのことはありますなぁ~(笑)