ケンチク的視点-10
M設計にいた5年間はいろいろとチャレンジした5年間でもありました。建築雑誌のイベントコーナーをみては展示会、
講演会に参加しまくり、雑誌に載った建物は観に行くということの繰り返しでした。何かスイッチが入ったように観に行きました。
そんなことをしている中でも、スケッチをすることが一番ケンチクが身につくと思っていたので、「絵の会」などと
他社の設計事務所などに呼び掛けて、動き出しました。なんてことはない、単なるスケッチをするだけの会なのですが。。。
その派生で「古建築を訪れる会」に発展して社内の仲間が集まって月に1回ぐらい、いろんなところに行くという会ができました。
宮内庁に申し込んで「仙洞御所」に行ったり、京都の「角屋」、大山崎の「待案」に行ったりしたのもこの時代です。
1泊で「船屋」にスケッチ旅行に行ったり、楽しい時間を過ごしました。他にも京都の特別拝観にいき、
「今日案」などいろいろと日本の文化に触れることができました。
建物を観ることによって得られるスケール感というか実感する空間のスケールを感じ取った時期かもしれません。
観ることの重要性を感じ取った時期でもありました。
「絵の会」は、いつか自分たちで展示会をしようとお金を集めていましたが、実現できませんでした。
残念でしたが、そういう流れだったのかと思います。最後はみんなでわけあいましたが。。。
他にもM設計の上司と交渉していろいろとお金をだしてもらったり(コンペ費用や若者だけの懇親会費用等)、
いろいろと企画を打ち出した時代でもあります。恐いもの知らずってことでしたかね~。
思いついたら即行動に出ていた時代でもあります。まあ、若かったんでしょうね~。
時代もあったのでしょうけど、積極的に動いた結果だと思っています。
行動することの重要性を学んだ時期だと思います。
「あたってくだけろ」「何とかなるさ」みたいなことを思うようになったのもこの時期ぐらいからかも知れません。(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます