成分無調整牛乳

自家製手作りでカスピ海ヨーグルトを作っている都合上、スーパーパーケットで頻繁に牛乳を購入しています。
で、このカスピ海ヨーグルトを作る都合上、その成分にも気を留めています、脂肪分等々。
最近感じるのですが、陳列されている牛乳、成分無調整っていうのが結構少ないもんだと。
昔、子供の頃・若かった頃、牛乳といえば成分無調整が当たり前でした。
今、陳列されている牛乳の裏・側面の一括表示を見ると、多くが何らかの調整がされています、低脂肪・無脂肪というのもその一つです。
低脂肪・無脂肪と書いていないから成分無調整なのだろう…と買った牛乳を自宅で見てみると「生乳使用」と書いてある…、そう加工されているのです、更によく見ると脂肪分が１％等、通常成分無調整の牛乳は３．６％以上です、つまり低脂肪・無脂肪まではいかないものの脂肪分を抽出しているのです。
脂肪分の抽出、そうですこれはお客様の健康を考えて脂肪分を削減しているのではなく、生クリームそしてバターを生産する為にそういった作業をしているのです、そして脂肪を抜かれた牛乳を捨てるのももったいなく、安くても売れればいいじゃないか…それに世の中は健康ブーム、脂肪を減らしましたと謳えば売れるんじゃないか、と。
皆さんもバターが不足しているというニュースを耳にしたことがあるかと思います、最近では慢性的にバターが不足気味なのです、なので未調整の生乳はどんどんその原料として使われるのです、だって牛乳って安いでしょ、だったら高く売れるバターや生クリームを作った方が儲かりますからね。
こういった背景もあり、不本意ながら加工・調整された抜け殻の様な牛乳が世に広まっているのです。
別に文句を言っている訳じゃありません。
なぜなら私も健康を考え、低脂肪・無脂肪牛乳を使って、カスピ海ヨーグルトを培養しているからです。

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