愛の輝きとつぶやき

写真、アート(絵画、書、詩)日記

「立春」

2016-02-04 18:08:48 | 日本の文化

「立春(りっしゅん)

2月4日は立春。旧暦のお正月です。新年の「決意」を実行に移すのも

この日からになります。前日の節分は、立春の大晦日にあたります。

節分によりこの世の「節を分ける」「運命を分ける」、物事の切り替わる節目

になります。

節分とは季節の変わり目のことですから、立春・立夏・立秋・立冬と年4回

ある季節の区切りの前日が節分です。

冬至に流れ始めた陽の気が立春をさかいに強まっていきます。

次第に日脚が長くなり、木々の枝にも小さな蕾が芽吹き始めています。

自然=宇宙のリズムが「始まり」の流れになっていきます。

生活の中の新しいことを立春以降にすることは、こうした自然のリズムに

添うことになり理にかなったことです。

神界では、隠れた「陰の正月」が冬至で、作用を始める「陽の正月」が

節分だと言われます。この神界の2つの正月が現実界に転写されている

とのことです。

だからとても重要な時でもあるのです。

立春の「立つ」には、「神秘的なものが忽然と姿を現す」という意味があり、

春が忽然とやってくる日でもあるようです。

立春の日の午前四時の若水には特別の気が充ちています。それは

「「水の華が咲く」と称されるほどの、清廉で清浄なエネルギーが満ちています。

立春の朝は若水を汲み、お料理やお茶に用いるとよいとされ、

インフルエンザや風邪が流行る時期でもあり、立春の良い気を体内に入れ

心身を守るためにも大切なことです。

 

ちなみに私は、仕事がお休みでゆっくり起きてしまい、若水は汲めません

でしたがご先祖さまに、冷たいお水を差し上げました。

掃除洗濯を終えて散歩に出かけ、新しい坂道を40分ほど歩きました。

そしてスーパーで桜餅とヨモギ餅を買い指先が痛いほどのお水を使って

お湯を沸かしお茶を入れ、ご先祖さまにお供えしました。

実は私、二月四日が誕生日でして、この節目の年にこの日の本に

誕生させて頂いたことに感謝を捧げました。

外の人にお祝いされるよりも、まず永遠に繋がっているご先祖さまに

“有り難う”のお祝いの日でもあるわけです。

そんな思いで誕生日を迎えたのはここ数年のことであります。

 

 


簡単な鏡餅の由来と食べ方

2016-01-10 15:53:15 | 日本の文化

 

 

簡単な鏡餅の由来と食べ方

 

暦によると明日11日は、鏡開きの日になっています。

これまで鏡餅、鏡開きなどの由来をあまり意識せずに子供の頃からの習慣として

行なってきましたが、今からでお恥ずかしいですがいろいろ調べてみました。

主に『ウィキペディア(Wikipedia)』のものがまとまっていますのでご紹介させていただき

ます。

『鏡開き』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

開き(かがみびらき)・鏡割り(かがみわり)とは、正月年神)やに供えた鏡餅

下げて食べる、日本年中行事であり、神仏に感謝し、またその供えられたものを

頂いて無病息災などを祈って、汁粉雑煮などで食す。

  

概要[編集]

江戸時代、新年の吉日に商家では蔵開きの行事をしたが、武家ではなどの具足

供えた具足餅を下げて雑煮などにして食し、これを「刃柄(はつか)」を祝うといった。

女性が台に供えた鏡餅を開く事を「初顔」を祝うといった。この武家社会の風習が

一般化したものである。

江戸城では、重箱に詰めた餅と餡が大奥にも贈られ、汁粉などにして食べた。

 

刃物で餅を切るのは切腹を連想させるので手や木鎚で割り、「切る」「割る」という

言葉を避けて「開く」という言葉を使用する(「開き」は「割り」の忌み言葉)。

鏡は円満を、開くは末広がりを意味する。また、鏡餅を食すことを「歯固め」という。

これは、硬いものを食べ、を丈夫にして、年神様に長寿を祈るためという。

鏡餅の割れ方で占いをする地域もあり、「鏡餅の割れが多ければ豊作」と言われて

いる武家の具足式を受け継ぎ、柔道場・剣道場などでは現在も鏡開き式を新年に

行なうところもある。

日付[編集]

一般的には、年神(歳神)へのお供えが松の内(1月7日)に終わったあとの

1月11日に行われる(土日祝日などにより異なる場合もある)。

元々は松の内が終わる小正月1月15日

(旧暦))後の1月20日 (旧暦)に行われていたが、徳川家光が亡くなったのが

慶安4年1651年4月20日 (旧暦)であったため、1月20日を忌日として避け、

後に松の内後の1月11日 (旧暦)とされた。

グレゴリオ暦新暦)になった現在、松の内が1月15日の地方では

1月20日二十日正月)に行われる。京都府や近隣の一部では、

1月4日に行なうが、その理由は明確とはなっていない。

 

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『鏡餅を飾る意味』

 お正月に各家庭にやってきた年神さまは鏡餅に宿るとされてきました。

これは天皇家が代々受け継いできた「三種の神器」のひとつである「鏡」に

由来しています。

日本では、鏡は古くから神様が宿るといわれて大切にされてきました。

この鏡を模した餅の上に供えられるのは、

◎橙(だいだい)。子孫が「代々(だいだい)栄えますようにという子孫繁栄を

祈願する意味が込められています。

◎鏡餅の飾り方は地域によっても異なり、餅、橙のほかに、御幣(ごへい)や

(うらじろ)、四方紅(しほうべに)などが添えられることもあります。

◎大小の餅を重ねるのは、めでたく年を重ねる、福徳が重なるという意味が

込められているそうです。

 

鏡開き

お正月の間、お供えしておいた鏡餅をおろして、お雑煮やお汁粉に入れて食べる

のが「鏡開き」。以前は20日の正月納めの日に行われていましたが、江戸時代に、

幕府や武家が鎧甲(よろいかぶと)に供えておいた具足餅を食べる

「具足開き(ぐそくびらき)」を11日に定めたことから、多くの地域でこの日に合わせて

行うようになりました。

 開いて縁起かつぎ

鏡開きの際、餅は刃物で切るのではなく、槌(つち)を使ってたたき割ります。

これは刃物が腹を連想させることから槌でくだき割ったという室町時代の武家の

やり方にならったもの。

た、「割る」という言葉もイメージが良くないので、「開く」という縁起の良い呼び方が

使われいます。

餅を食べて神様のパワーを授かる

昔は餅には原料である稲の神様霊が宿るため、食べるとパワーをもらえるとされて

きました。さらに、年神さまの宿った鏡餅をいただくことで、平穏無事な新年を送れる

とも言われています。開いたお餅はぜんざいやお汁粉でいただき、家族の健康と

繁栄を祈念します。

  

 

お汁粉とぜんざいの違いは、こしあんか粒あんかという餡(あん)の違いという説や、

汁気のあるのがお汁粉、汁気のない餡をかけたのがぜんざいという説などがあります。

ちなみにお汁粉にする意味は何故かと思って調べてみると、

赤い色をした小豆は、身を守る食材として、邪気を払うことから行事・儀式などで

使われようになりました。 

1月15日の小正月で小豆を入れたお粥を食べる習慣は平安時代から

始まったとされます。

以上のような由来などの事柄が調べると他にも沢山あります。

古くからの習慣はそれなりに意味があることだったと改めて日本のすばらしさを

見直しました。

 

 


十二月のこよみ(師走)

2015-12-01 19:04:10 | 日本の文化

十二月のこよみ(師走)

今年もあっという間に一年の締めくくりがきました。

師走はなにかと慌ただしいものです。昔の人は十三日を「ことはじめ」といって、お正月を迎える準備をし、

新しい年神様を迎える準備を始めました。

現代人はせっかちですから、十一月末頃からその準備が始まっているように感じます。

身の回りや生活環境をきちんと整え、スッキリした気分で一年を締めくくり、いい気で新年を迎えましょう。

一年も経てば、生活の中でいらないものが増えてきます。おもいっきり整理をし、適切に処分をすると、

部屋や家の周りの気が軽くなります。家の中が物であふれかえっているようでは、気がうまく循環しません。

一年の締めくくりの大掃除は欠かせませんね。

掃除をした後の空気感は人の心も軽くなるようです。

一年の「終わり」とは、「はじまり」でもあります。

 

新暦の二十一日は冬至です。今年は二十二日(火)になります。

「陰極まれば陽萌(きざ)す」の陰陽五行の原理で、いよいよ陽の気と切り替わります。

陽射しが最も弱く昼間も短い日ですが、この日を境に太陽も次第に光を増していきます。

冬至は太陽の復活を意味する日でもあります。

 

  

「冬至の風習」

◎小豆粥(あずきがゆ)を炊く。

小豆粥は疫病をもたらす鬼=疫鬼が赤い大豆を恐れるという言い伝えがあります。

 

◎南瓜(かぼちゃ)を食べる。

この風習は江戸時代からのもので、魔除けの色とする陰陽五行説の考えがもとになっています。

この時期の南瓜は栄養価が高く免疫力を高めます。

 

◎こんにゃくを食べる。

こんにゃくは「砂祓い」といって体内に溜まった毒素を吸収し排出する食べ物。

冬至に食べるのは一年間に溜まった煩悩の砂を洗い流すという意味も込めているのです。

 

◎ゆず湯

端午の節句の菖蒲湯と同じく、ゆず湯の一種の禊ぎ、邪気祓いなのです。

これも魔除け、厄除けの黄色いゆずを湯に入れて、邪気祓いをするとともに肌荒れをなおし、

風邪を予防します。

 

冬至は邪気祓いとデトックスで心身の気を浄化する理に適った優れた風習です。

 

 

 

 

     


十一月のこよみ(霜月)

2015-11-09 17:49:30 | 日本の文化

十一月のこよみ(霜月)

一年は二月の立春から始まります。次に立夏、立秋を経て十一月の8日は、

立冬に入りました。いよいよこの日より冬。日脚も目立って短くなります。

時間の加速が早くなっているこの頃ですが、巷では年末に向かっての行事や

イベントが盛んになってきました。

十一月の主な行事としては、まず、15日の七五三です。

 

早めに神社へお参りしたり、写真を撮ったりする光景も見られます。

 

 

次に、酉の市(とりのいち)があります。われる祭礼の市が

酉の市です。商売繁盛を祈って、「福をかき込む」「福を取り(酉)込む」

ということから熊手、おかめ、入り船などの縁起物の飾りが売られます。

 

最初の酉の日を一の酉、次を二の酉、その次が三の酉です。

 

三の酉まである年は火事が多いという言い伝えがありますが、これは鶏の

とさかが赤い炎に似ていることから連想されてものだということです。

 

今年は、一の酉=5日(木)

 

二の酉=17日(火)

 

三の酉=29日(日)

 

振り返ってみても、今年は火事が全国的に多いように思います。

 

とくに今月の5日には青森県八戸市の蕪嶋神社が全焼しました。

ウミネコの繁殖地で有名ですが社殿内部からの出火ということで、

放火も含めて調査中とのこと。

 

これから乾燥する時期ですので、身の回りには注意したいものです。

 

 

 

 

 


衣替え

2015-10-01 23:16:46 | 日本の文化

    「衣替え」

  衣替え

 

10月1日になり、衣替えの季節になりました。

今日昼過ぎに街を歩くと、目についたのが学生たちの制服姿です。

そして目の前を楽しそうに話しながら歩く三人の女子高校生。

一人のジャケットの後ろに目がいきました。裾の躾け糸が付いたままでした。

白い糸がクロスになっているので目立ちました。教えてあげようか、どうしようかチョッと

迷いました結局やさしく教えてあげました。恥ずかしそうにしていましたが、

一緒にいた友達が笑いながらありがとうございますとお礼を言われました。

この時期よくあることで、男性社員が躾け糸のまま会社に出勤ということも見たり、

聞いたりします。クリーニングに出し、受け取ってからそのまま洋服ダンスにしまっていて、

衣替えの時期に出して着ていくパターンがよくあります。

早めに用意して風にあて、防虫剤の匂いを消しておくことも心使いとして必要ですね。

結婚している男性ですと、奥さんは気が利かない人なのかなとか、余計な想像を

してしまいます。

 

衣替え(ころもがえ)は衣更え、衣更とも表記します。

季節の推移に応じて衣服を替えること。またそのための衣服の収納場所を

変更することをもいいます。

 季節に応じて学生や企業の制服(夏服、冬服など)が変更しますと、辺りの光景が

変わって見えます。

この時期秋が来たなと実感します。特に百貨店などは販売員の制服が、

店内の装飾とともに秋満開となり、用も無いのにぶらぶらしたくなります。

 

日本では、多くの地域で、毎年6月1日と10月1日に一斉に衣替えが行なわれます。

比較的寒冷な北海道では、半年ずれた6月15日と9月15日に衣替えをすることが

多いようです。

また、温暖な気候の南西諸島では、5月1日と11月1日に行われており、夏服、合服を

着用する期間が本土より一か月ずつ長くなります。

 

どちらにしても切り替えの時期は身も心も引き締まります。

景色や空気感も違うし、食べ物もぐっと美味しいものが目立ってきます。

人間は、季節の物を頂くのが体に一番いいようです。