愛の輝きとつぶやき

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建国記念日

2016-02-10 23:10:43 | 日本の文化

「建国記念の日」

建国記念日とは、初代天皇である神武天皇が即位された日です。

2月11日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日

法律第178号)第2条は、建国記念の日の趣旨について、

「建国をしのび、国を愛する心を養う。」と規定しています。

1966年(昭和41年)の祝日法改正により国民の祝日に加えられ、

翌1967年(昭和42年)2月11日から適用されました。

 

 

元々は、初代天皇の神武天皇即位した日

日本を建国した日」として、1872に祝日として制定されました。

神武天皇が即位した日の129を祝日としました。

翌1873年に、即位した日を「紀元節」と命名し、

あらためて、太陽暦の211を祝日としたのが、元々の始まりです。

 

なぜ建国記念日ではなく、建国記念の日なのでしょうか?

紀元節 」は戦後1948年に占領軍によって「紀元節を認めることにより、

天皇を中心とする日本人の団結力が高まり、再び米国の脅威となる

のではないか」というGHQの意向で、紀元節は廃止されました。

 

1951年頃から「紀元節」を復活させようという動きが活発になります。

 1957年に、「建国記念日」制定に関する法案が提出されたのですが、

当時の野党が反対し成立には至りません。

 その後、国会では9回も法案提出、廃案を繰り返し、

もめにもめて、1966に「建国記念の日」として成立します。

 

」を入れることによって「日本が建国された日」ではなく、

「日本が建国されたという事実を記念する日」

と解釈することで、ようやく成立したのです。

 紆余曲折を経て2月11日の「建国記念の日」となりました。

 

 

日本書記では、日本国を統一したカムヤマトイワレビコノミコトとは、

初代天皇になった神武天皇であると書かれています。

イワレビノミコト(神武天皇)は、現在の建国記念の日にあたる、

辛酉元旦(現在の暦に直すと紀元前660年2月11日)に、

大和の橿原〔かしはら〕の宮で即位したとされ、そこから2月11日を

「建国記念の日」に定めたという説もあります。

しかし、歴史学上では神武天皇は実在の人物ではなく「神話」として

位置づけられているようです。

 

 

 

2500年以上も前に即位した家系が、今でも継続していることは世界の

どこを見てもありません。

天皇家が継続しているということは、そこに国民が存在しているということです。

どのような戦国大名でも天皇にたいする態度は別であったといわれます。

そこには内在している心に、なにかを感じていたということでしょう。

これからの日本に、天皇を維持できるような良心・道徳心をもった国民が

多く存在することを願います。