愛の輝きとつぶやき

写真、アート(絵画、書、詩)日記

「霜月・十一月」

2016-11-11 19:54:50 | 日本の文化

「霜月・十一月」

霜が降る月で「霜月」と言われます。

霜月の和風月名:建子月(けんしげつ)、神楽月(かぐらづき)、

神帰月(かみきづき)、霜降月(しもふりづき)、霜見月(しもみづき)、

雪待月(ゆきまちづき)、陽復(ようふく)

十一月は、神無月に出雲に出かけた神様が地元へ戻ってくる月。

今年一年のお礼参りに出かけましょう。

 

 本日11日は一の酉の日です。

酉の市は、東京・浅草の鷲神社や新宿の花園神社など各地で、十一月の

酉の日に行われる祭礼の市が酉の市。最初の酉の日を一の酉,

次を二の酉、その次が三の酉です。

商売繁盛を祈って、「福をかき込む」「福を取り(酉)込む」ということから

熊手、おかめ、入り船などの縁起物の飾りが売られます。

また、話題の人を熊手などに組み入れたりして、見ているだけで楽しいもの

です。

 

この時期は冬至を前に陰の気がますます強くなります。

けれど陰の気は悪いものではなく必要不可欠なもの。

潮の満ち引きでは、満ち潮が陽、引き潮が陰で、月の満ち(陽)欠け(陰)、

昼(陽)と夜(陰)、そして吸って(陽)吐く(陰)ことも、相反する両者がひとつ

になってこそ成り立ちます。

この時期は陰の気のおかげで、一年の実りを迎えた後で静かにゆっくり

本来の自分を取り戻すことのできるときで、静かに気の流れが静まるとき。

今は冬至前で、強い陰の気が悪いものを消して身を守ってくれているとき、

という意識を持ちましょう。

そして生活の中に暖色系のものを取り入れましょう。

昔の人は、病など災厄から身を守る際には「強いもの」を用いました。

代表的な赤は魔除けの色ですし、花嫁さんが金襴緞子の帯を締めるのも

幸せになる強い運気を守るためと言われます。

酉の市は派手な飾り物で運気をかき集め、新藁を束ねて棒状にしたもので

地面をたたく亥の子突きは土地の気を強めるためです。