月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

中国書画の名品展、鑑定会に行ってきました 

2010年01月15日 | 管理人兼水泳部員N
今日から中国至宝・朶雲軒(ダウンケン)所蔵名品展が始まりました。
会場に行くと、書と絵(水墨画)が入り混じるように展示されていましたね。

日本では書は書道として、教室などで教養として習うもの。絵は絵画、つまり芸術の一分野として習うというより独創的なもの、したがって美術大学で学ぶものというジャンル分けがありますが、本国では同じカテゴリーなので、こういう展示になるのでしょう。

どの作品も国宝級。なので、一点一点に力があることは分かります。ただ、中国書画に関して系統的な教育も、社会的な教養もない日本人にとっては、なかなかその値打ちが理解しにくいかもしれません。それぞれどの時代に活躍したどんな作家なのか、もっと分かるとよいのですが。調べてみようかな。

地下一階で開催している鑑定会は開始からずっと順番待ちで盛況とのこと。中国書画を鑑定・査定してもらえる機会ってなかなかないので、満を持して持参されてるんでしょう。気持ちはよく分かります。
17日までなので、まだの人は急いで。

I saw an exhibition of "Master pieces of Duo Yun Xian".
Each 64 paintings and kaligraphies seem wonderful , but for almost Japanese people that value is not easy to realize because we are not educated at a school.I will try to know more who the painter is and which works are famous.

Connoisseur came to estimate works.Many Japanese formed a line to show paintings and porcelins.
This exhibition will finish 17th January, hurry!

盗まれたモネの絵とルノワール展

2010年01月15日 | 管理人兼水泳部員N
ドイツ・DPA通信によると、ポーランド西部ポズナニの警察は13日、10年前の2000年9月にポズナニの美術館から盗まれたクロード・モネの作品「プールヴィルの海岸」を発見。絵を持っていたポーランド南部オルクシュに住む男41歳の男を逮捕したと発表した。男は容疑を認めているという。男は本物の絵を額から取り外して保管、偽物の絵をはめ込んでいたという。絵は、盗難当時約100万ドル(約9千万円)の価値があるとされた。近く元の美術館に戻される予定とのこと。

ポーランドのニュースも見てみると、作品の隠し場所は「友人の家の食器棚」だったらしい。
以上が配信されているニュースの内容。

気になったので調べてみると、ポズナニというのは、首都ワルシャワ、版画のコンクールで有名なクラコフに次ぐポーランド第3の都市。ポズナンともいうそうです。968年にポーランド王国が建国された時の首都だったので、日本で言えば奈良か京都といったところ。美術館というのは、この街にある国立美術館(Muzeum Narodowe w Poznaniu)のことでしょうか。

印象派の作品はよく盗まれますね。その理由は、高額であること、持ち運びしやすいこと、したがって隠しやすいこと、作品数が多いことなど、いろいろありそうです。しかし最大の理由は、なんといっても愛好家が世界中にいて盗みたい人、買いたい人が多いということでしょう。それも傑作・名作の証です。

印象派のもう一人の巨匠ルノアールの展覧会が1月20日から六本木の国立新美術館で開かれます。

月刊美術では、2月号巻頭にてこの展覧会を大特集しています。いまあらためてルノワールの魅力を探り、豊富な図版でルノワールが描いた人物特にその女性美にスポットをあてています。日本の画家たちが、ルノワールから受けた影響も吐露したりしてます。
1月20日全国書店にて発売!是非御覧下さい。