月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

編集部日記(1/25 )

2010年01月26日 | 野鳥と山野草マニアMW


1月25日、木版画の井上厚さんが編集部に。毎年恒例の版画特集のために、わざわざ青梅の工房から作品を持ってきて下さいました。(いい人ですねぇ……)
そして、今回の特集を担当する女性編集者J(入社4年目)がご挨拶。版画の魅力について質問をすると……。
「版画は一作家一技法。それぞれに工夫を凝らしているので、同じ木版画でもどうやって作っているのか、分からないことも多いんです。そこが魅力のひとつかもしれませんね」とコメント。
そのほかにも色々とアドバイスを下さったのでした。謝謝。



同日、日本画家の齋正機さんと連載の内容に関する打ち合わせをする編集者MW。好評連載「残滓牧景 M氏ノ運転シタ風景ノ記憶」も残すところあと3回。文章の細かい部分まで念入りにチェックを入れながら、共同作業でページを仕上げていきます。時に、画家の頑固さと編集者のプライドが火花を散らすことも…。でも大丈夫。
〈後に残るものだから、絶対にいいものに仕上げる〉という気持ちで結ばれている限り、心配は無用なのです。
(絆ですね。ちょっと気持ち悪いか?)
残滓牧景の3月号のテーマは「山カラ運バレテクル」。画家が父親の墓参りに帰省した時の情景が、絵さながらに美しく描かれます。お楽しみに。

版画特集進行中~木ノ葉画廊「あけぼの展」

2010年01月26日 | 管理人兼水泳部員N
3月号の「月刊美術」版画特集に協力してくださっている木ノ葉画廊に行ってきました。神田駅と三越前駅の間くらいの場所、通りから少し入ったところにあります。
写真はオーナーの葉満田さん。大西靖子作品の前で撮らせていただきました。

版画メインの画廊。それも江戸時代から続く木版の伝統を活かした風景版画から、モダンなものまで、実に幅広く扱っています。

ちょうど「あけぼの展」というグループ展というか作品展の会期中。
菱田俊子さんとか、青木純子さんとか、女性の作品は明るくていいですね。

菱田俊子さんのシルクスクリーン作品

木ノ葉画廊
あけぼの展─新春を彩る8人の作家たち─
1月18日(月)~30日(土)  24日休み

森田玖吾、一色ちか子、瀧ヶ崎千鶴、大西靖子、菱田俊子、谷内正遠、小春
青木純子。