気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

継続高校 Ⅲ号突撃砲G型 作ります!! その6

2024年09月28日 | ガルパン模型制作記

 ステップ15では車体の背面部と履帯を組み立てます。背面部ではガルパン仕様への工作を二つ行います。履帯は、今回のキットにはベルト式と連結式の両方が入っており、連結式のパーツはキットにもともと含まれているものでした。ベルト式パーツの方は今回のキットが限定販売品であった時の特典として入っていたものでした。私自身はいまだに連結式パーツが苦手ですから、ベルト式パーツ一択になるのは自然の成り行きでした。

 ステップ16では武装やシュルツェン架などを組みつけます。主砲はマズルブレーキが後期型の円形タイプで、劇中車の前期型楕円形タイプと形状が違いますので、パーツA28、A29はタミヤの有名なキットの前期型楕円形タイプのパーツE6、E7に置き換えます。あとのパーツは、機銃関係もシュルツェン架も全て不要です。さらにガルパン仕様への工作を一つ行います。

 

 ステップ15で組み付ける背面部のパーツ類です。ガルパン仕様への工作を二つ行います。

 

 ガルパン仕様への工作の一つは、上図の車外装備品のクランクロッドの改造です。キットのパーツは御覧の形状です。

 

 劇中車の装備するクランクロッドは、御覧のようにグリップが長く、さらに先端を差し込む筒状の留め具が車体に備え付けてあります。

 

 劇中車の仕様にあわせて、上図のようにプラ材で改造しました。

 

 ガルパン仕様への工作のもう一つは、背面装甲板のリベットを上図赤枠内の5個だけにすることでした。それ以外のリベットは劇中車にありませんので削り取ります。

 

 劇中車の背面装甲板のリベットが5個しかありません。これに合わせます。

 

 不要なリベットを削り取りました。

 

 組み上がりました。

 

 工作中の側面観です。各所にタミヤの有名なキットのパーツが転用されているのが分かります。

 

 ステップ16にて、主砲もタミヤの有名なキットのパーツに置き換えました。劇中車には前期型の要素もあちこちに見られるので、合わせるのがなかなか大変です。

 

 ガルパン仕様への工作は、上図に示すようにフェンダー後端のリベット打ちの縁の追加です。リベットは5個ずつ並びます。

 

 ジャンクにちょうどいいパーツの切れ端がありましたので、カットし整形して上図のようにフェンダー後端に取り付けました。この追加工作は、タミヤの有名なキットで再現製作する場合でも同じように必要となります。  (続く)

 

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継続高校 Ⅲ号突撃砲G型 作ります!! その5

2024年09月23日 | ガルパン模型制作記

 ステップ12では、車体前部の各部品を取り付けます。今回のキットは後期型の標準的な仕様ですので、増加装甲のパーツは無く、実車では装甲板が厚くなっていますが、1/35スケールキットではその厚みまでは表現されていません。しかし劇中車は前期型の車体に後期型の車輪を合わせた、いわゆる後期型の最初期の生産タイプがモデルになっているようですので、増加装甲板も追加されています。
 それで、タミヤの有名なキットより、増加装甲のパーツ3種をもってきて付けます。A33をタミヤのB32に、I27をタミヤのB31に置き換え、E5もタミヤのB45に交換します。その際にB31とB32のサイドに付くフックは削り取ります。前面の増加装甲はタミヤのD30を使います。
 また前部のトラベリングロックは劇中車にありませんので、I25、I26は不要です。フェンダー上のワイヤー留め具H9も、モデルカステンのパーツに置き換えますが、その取り付け位置のモールドは参考のためにそのままにします。

 ステップ13およぴステップ14では車体背面部を組み立てます。ステップ13では牽引フック部分は全て不要で、同じ位置にタミヤのB11を取り付けます。F43とF46、F44とF45に通すフックのパーツはキットにありませんので、ジャンクよりタミヤのパーツを調達します。
 ステップ14では、F39、F40、F51、F52は劇中車にみえないので不要です。遮熱板のI29は、ステップ13で取り付けたI8およびI9に直接取り付けます。

 

 ステップ12で組み立てる車体前部のパーツ類です。増加装甲のパーツ3点はタミヤの有名なキットから持ってきました。

 

 参考までに、劇中車の車体前部の状況を。この仕様に合わせます。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ13で組み立てる車体背面部のパーツ類です。キットに無い牽引フックはジャンクにあったタミヤのパーツをもってきました。

 

 中央のフックの位置にタミヤのB11をもってきて、全て組み上がりました。

 

 こうしてみますと、前部も背面部も前期型の仕様になっていますね。劇中車が後期型の極初期のタイプ、つまり車体は前期型を流用して砲や足回りを後期型とする仕様であることがよく分かります。

 

 ステップ14では、上図の遮熱板I29のみを取り付けます。

 

 組みつけました。  (続く)

 

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継続高校 Ⅲ号突撃砲G型 作ります!! その4

2024年09月18日 | ガルパン模型制作記

 ステップ9およびステップ10では、車体後部の各所の部品と車外装備品を組み立てます。車外装備品は全て塗装後に組み付ける予定です。
 ステップ9では、A19、E15、I11、I18が劇中車にありませんので不要となり、消火器のF33は位置を変更し、車間表示灯のA21は脚を少し縮めます。
 ステップ10では、クランクロッドのF31を劇中車にあわせて背面に移す他は、全てのパーツが不要となります。F31も形状が異なりますので、後で改造します。

 ステップ11では戦闘室を車体にセットし、保留にしていた天板部分も取り付けます。車外装備品の斧F32、ジャッキF29、F30は劇中車にありませんので不要です。フェンダー上のステーE13も、後で別部品に交換しますので不要です。さらにガルパン仕様への改造および追加工作が4ヶ所にありますが、後のステップで順番に作業する予定です。

 

 ステップ9で組み付けるパーツは上図の4点です。クリーニングロッドとその延長ロッド、車間距離灯、消火器です。

 

 このうちの消火器は、実車では斜めにセットされており、キットでも該当位置に基台のモールドがあります。劇中車では斜めではなくて真っすぐにセットされていますので、基台モールドを2つとも削り取ります。

 

 劇中車の消火器の装備状況です。御覧のように真っすぐにセットされています。

 

 基台のモールドを削り取りました。消火器は塗装後に取り付ける予定です。

 

 車間距離灯は、キットのパーツのままだと脚が長いので、0.5ミリほどカットして縮めてから取り付けました。

 

 ステップ10は、クランクロッドのF31を劇中車にあわせて背面に移すだけなので、次のステップ11にてまとめて工作します。ステップ11で組み立てるパーツを準備しました。

 

 保留にしてあったタミヤキットの天板部分を組みつけました。長さはピッタリでしたが、横幅が1ミリほど小さかったので、左右の隙間に0.5ミリプラ板を差し込んで埋めました。

 

 これで戦闘室の形状が劇中車の仕様に仕上がりました。続いてガルパン仕様への改造および追加工作が4ヶ所にありますが、内容的には後のステップにて作業したほうが効率が良いため、それぞれの工作を後のステップに回します。  (続く)

 

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継続高校 Ⅲ号突撃砲G型 作ります!! その3

2024年09月13日 | ガルパン模型制作記

 ステップ6では戦闘室の背面部を組み立てます。予備履帯のG1は二つとも劇中車にありませんので不要です。

 ステップ7ではエンジン点検ハッチなどを組み立てます。I15およびI16のパーツは劇中車にありませんので不要です。また予備転輪も劇中車にありませんので、その固定具が成形されているパーツI32およびI33はタミヤの同パーツB21二枚に置き換えます。さらに劇中車に合わせて、I30とI31に2ヶ所ずつあるネジ穴を埋め、I30にレバー2個を追加します。

 ステップ8ではエンジンフードの左右側面の各部品を組みつけます。シュルツェン架関連のパーツは不要となりますので、ここで取り付けるのはb10およびb11とE4が2個の4個のみとなります。B30、E6、H8も不要です。

 

 ステップ6で組み立てるパーツ類です。予備履帯は不要です。

 

 組み上がりました。劇中車は、前述のように戦闘室の天板は前期型タイプですが、背面板は後期型タイプなので上端中央の長方形の出っ張りもちゃんと成形されています。タミヤの有名なキットだとその出っ張りがありません。

 

 ステップ7に進んでエンジン点検ハッチなどのパーツを切り出しました。劇中車に合わせてタミヤのパーツに交換する分も準備しました。

 

 上掲の劇中車のワンシーンを御覧下さい。園みどり子率いる別動隊との最初の接触で背後のボックスに被弾してボックスが吹き飛ばされた後の姿になっていますが、エンジンフードの範囲の様子がよく分かります。

 

 劇中車の姿に合わせて組み立てました。

 

 劇中車に合わせて、I30とI31に2ヶ所ずつあるネジ穴を埋め、I30にレバー2個を赤円内の位置に追加しました。劇中シーンではちょっと見えにくい箇所ですので、ガルパンアハトゥンク等の公式設定資料図も参考にしました。

 

 ステップ8に進みました。シュルツェン架関連のパーツは不要となりますので、ここで取り付けるのは上図のb10およびb11とE4が2個の4個のみとなります。

 

 組み上がりました。この範囲はだいたいカバさんチームの同型車輌のそれと同じですね。  (続く)

 

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継続高校 Ⅲ号突撃砲G型 作ります!! その2

2024年09月08日 | ガルパン模型制作記

 ステップ3では車輪類を組みつけます。転輪は塗装後に取り付けますので、ここでは上部転輪のE2だけを付けます。ガルパン仕様への追加工作として、車体前面の増加装甲板と予備履帯ラックの追加があります。

 ステップ4およびステップ5では戦闘室と主砲基部を組み立てます。いずれもガルパン仕様への工作があります。ステップ4ではA27の照準孔を埋めます。
 ステップ5では戦闘室天板関連をそっくり交換し、ビノキュラーのA18およびテレスコープのA17のレンズフード部を長くします。またキューポラの跳弾板A26は形状が異なるので、プラ板で自作しますが、その作業は車体と戦闘室を組み合わせて固着させた後に行う予定です。

 

 ステップ4で組み付ける車輪パーツは、ここでは上部転輪のE2だけとします。後期型の鋼製転輪でタイヤゴムが無いので塗装時の塗り分けが不要であるからです。またキットにはない車体前面の増加装甲板をタミヤの有名なキットのD4で追加します。さらに予備履帯ラックもE3で追加しますが、この時点では保留としました。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ4に進み、関連のパーツを全て切り出して準備しました。

 

 まず、砲基部ザウコップのA27の左寄りにある照準孔を埋めます。劇中車には無いからです。

 

 劇中車のシーンを見ますと、ザウコップの左寄りにある照準孔が無いことが分かります。ヨウコはおそらくテレスコープで照準を合わせているのでしょう。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ5では、まず戦闘室天板関連をタミヤの有名なキットのパーツと全て交換します。製作前は気付かなかったのですが、組み立て直前にキットの戦闘室天板関連のパーツをチェックした際に、各所の形状や特徴が劇中車のとは異なることに気付いて、作業を中断したのでした。

 

 よく見ますと、御覧のように劇中車は戦闘室天板の範囲だけが前期型タイプのままなのでした。モデルとなったフィンランド陸軍の現存車輛が、おそらくは前期型から後期型への過渡期の生産型で、車体は前期型のタイプのままであることに因むのかもしれません。

 

 それで戦闘室天板のA30は、タミヤの有名なキットのB41に交換しました。これに取り付けるハッチやキューポラや照準器なども全てタミヤのパーツに交換しました。またB41の3か所にあるピルツは劇中車にありませんのでカットします。

 

 組み上がった戦闘室天板部分です。全てタミヤの有名なキットのパーツを転用しました。ビノキュラーのA18およびテレスコープのA17のレンズフード部が短いので、劇中車に合わせてプラ棒で長くしました。

 

 組み上がった戦闘室天板を仮組みしてみると、ピッタリ合いました。タミヤとドラゴンの両方のキットの寸法が完全に一致していることが改めて分かりました。  (続く)

 

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継続高校 Ⅲ号突撃砲G型 作ります!! その1

2024年09月03日 | ガルパン模型制作記

 最終章第3話の終盤に登場し、大洗女子学園のあんこうチームⅣ号戦車を仕留めるという劇的なデビューをなした継続高校の恐るべきスナイパーの搭乗車が、その全容を初めて表したのは、第4話になってからの事でした。

 しかし、第3話視聴の時点で、その内部状況からⅢ号突撃砲G型であろう、との確信的な推測を得ていましたので、上図の登場シーンにおいてもさほどの驚きはなく、やはりそうだったか、と安堵するにとどまりました。

 

 ですが、上図のヨウコの不気味な狙撃術の凄さを第3話ラストで見せつけられていましたので、搭乗車が判明したところで事態の解決にはならない、絶望的なピンチの状態がなおも続くのだ、と我に返り、つかの間の安堵も吹き飛んで不安と緊張感とに再び包まれたことでした。

 これほどに、底知れぬ脅威感とかすかな畏怖感とを抱かせたガルパンキャラクターは、ヨウコが初めてでした。その次なる標的が白銀の世界に沈むのを見た瞬間に、果たして正気で居られるだろうか、と心配になったのを覚えています。

 

 なので、その搭乗車が行動する場面をみるたびに、さらなる不安と緊張と恐怖とに苛まれて手に汗を握るしかなく、その大いなる脅威が園みどり子率いる別動隊の働きによって排除されるまでは、本当に生きた心地がしませんでした。ヨウコと同じく、これほどに底知れぬ脅威感とかすかな畏怖感とを抱かせたガルパンの戦闘車輌は、これまでにはありませんでした。

 同じⅢ号突撃砲なのに、大洗女子学園カバさんチームの車輌よりも強そうに見え、ひょっとしたら終盤まで生き残って相手チームにプレッシャーを与え続けるのだろうか、と戦慄したほどでした。

 

 その恐るべきⅢ号突撃砲G型を、プラモデルで再現したのは第4話の初視聴から一か月後の2023年11月のことでした。当時は既に多くのファンがタミヤの有名なキットで劇中車を再現製作しており、ネット上でも雑誌や模型誌でもそれらの先行作品が色々とみられました。

 ですが、私の製作計画では、タミヤの有名なキット以外の製品で再現を試みる、という基本方針が劇場での視聴時点で定まっていました。その理由は二つありました。

 理由の一つめは、劇中車の特徴が三度の視聴にてG型の後期タイプと判明して随所に特徴が認められたため、G型の前期タイプを表すタミヤの有名なキットでは再現製作が困難であると理解したことでした。後期タイプの適応キットを探して仕入れるしかない、と思い定めて模型店へ急いだのは、初視聴した10月9日の翌日のことでした。

 理由の二つ目は、ガルパンのⅢ号突撃砲G型は、もう1輌を製作する予定であったことです。コミック版の「フェイズエリカのこぼれ話」に登場する黒森峰女学園チームの副隊長の摩或レンの搭乗車がⅢ号突撃砲G型前期タイプでしたので、既に手元にあったタミヤの有名なキットは、これの製作に活かそう、と考えたのでした。その場合、タミヤの有名なキットに含まれるフィンランド軍仕様のパーツ類が余るので、これをヨウコ車の再現製作用パーツとして転用しよう、と決めました。

 かくして2023年の11月中に、ガルパンのⅢ号突撃砲G型を、前期型と後期型の両方とも製作したのでしたが、先に制作したのは後期型のヨウコ車であり、使用したキットは上図のグンゼ産業のⅢ号突撃砲G型後期型の古い製品でした。京都市内のブックオフにて1500円で購入したものです。

 

 中身はドラゴンの旧製品ですので、割と作り易そうだなと感じました。最近のドラゴン製品は細密化、精緻化の傾向があって組み立てにも相当のカロリーを費やしますが、旧製品は総じてタミヤ製品のような抑えたランナー割とパーツ数にまとまりますので、作業も楽なほうに属します。履帯も有り難いことにベルト式パーツでした。

 

 組み立てガイド図も、ドラゴン製品の図面をそのまま引き継いでいます。説明文が日本語になった分、扱いやすくなっています。個人的にはグンゼ産業の販売キットは取り扱い易くて気に入っており、これまでにも黒森峰女学園チームのパンターG型や伯爵高校チームのⅣ号戦車G型などをグンゼ産業の販売品にて製作しています。

 

 ステップ1では車輪類を組み立てます。そのうちの起動輪B1およびB2は、劇中車に合わせてハブキャップ無しのタイプに置き換えます。AFVクラブのFV35194「ナースホルン/フンメル用 ホイール&サスペンションセット」に含まれる起動輪の後期型のH2およびH6のパーツです。

 ステップ2では、下部車体を組み立てます。パーツH10およびH12は、起動輪の置き換えに伴ってAFVクラブのFV35194「ナースホルン/フンメル用 ホイール&サスペンションセット」に含まれるH1に交換します。また、劇中車では下部車体の左右側面に増加装甲板が追加されていますので、タミヤの有名なキットからE10、E11のパーツを使用して取り付けます。

 

 車輪類のパーツと、置き換えた起動輪関連のパーツです。

 

 改めて劇中車の車輪類を確認してみましょう。御覧のように起動輪はハブキャップが省かれた後期の簡易タイプで、3個の上部転輪も後期型の鋼製穴開きのタイプになっています。
 タミヤの有名なキットではこれらが前期型タイプなので、そのままだと劇中車の再現が出来ないわけです。

 

 車輪類が組み上がりました。

 

 ステップ2に移る前に、劇中車の下部車体側面の様子を確認しましょう。御覧のように、増加装甲板が付けられています。

 

 ステップ2にて組み立てるパーツ類です。増加装甲板は、タミヤの有名なキットからE10、E11のパーツを使用して取り付けます。

 

 組み上がりました。この時点では、キットがズバリの後期型なのだから、タミヤの有名なキットを使って改造するよりははるかに楽に作れるかもしれない、この調子でスイスイ進めてゆこう、と思っていたのですが、そうは問屋が卸さなかったのでした。  (続く)

 

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BC自由学園 ARL44 完成です!!

2024年08月31日 | ガルパン模型制作記

 塗装作業を行ないました。サーフェイサーを薄く吹き付けた後、ミスターカラーの60番のRLM02グレーで吹き付け塗装しました。履帯および予備履帯は28番の黒鉄色を吹き付けました。

 

 車外装備品を塗りました。ワイヤーの金属部分は28番の黒鉄色、ロッドの木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。

 

 ワイヤーは100均の飯田水引で作っていますが、これは塗料もよく乗って塗りやすい素材です。仕上がりも劇中車と同じパイプ状でなかなか良いと思います。

 

 車体前面部の車外装備品も同様に塗り分けてから組みつけました。

 

 前照灯は、レンズ部のA41をウェーブのアイズのクリアパーツに置き換え、A39の内部を8番のシルバーで塗ってからクリアパーツを取り付けました。

 

 尾灯はポスカの赤で塗りました。

 

 砲塔左右側面の予備履帯を取り付けました。

 

 履帯をはめ込みました。ぐるっと巻いておいて、転輪の上で両端をカチッとはめるだけで繋がりました。

 

 フランス戦車の履帯は、以前に作ったB1bisやソミュアS35もそうでしたが、本当に楽に作れます。パチパチはめて繋ぐだけで、接着剤も不要ですから、可動もします。他の国の戦車の履帯も同じように作れたらいいのに、と何度も何度も思います。

 

 校章マークのデカールは、キットに付いているものを砲塔側面の後方に左右対称に貼りました。上図は左側側面のマークです。

 

 そしてこちらは右側側面のマークです。校章マークは車体には付いていません。

 

 車体には、押田ルカの搭乗車にのみ、識別マークとみられるクラブが付いています。車体左右側面の後方と・・・。

 

 背面部の右側につきます。白い縁取りを施した青色のクラブです。

 

 最後につや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。

 

 やっぱり90ミリ主砲の超砲身が目立っていて、いかにも強そうに見えます。劇中でも同士討ちさえやらなければ、数とも相まって相当のプレッシャーを相手に与えただろうと思いますが・・・。

 

 背面部の形状は、フランス戦車にしては大雑把な輪郭を示します。戦時中の占領下にて極秘裏に開発設計が進められたことも影響しているのか、シンプルで無駄がありません。戦時型のタイプ、と表現出来るかもしれません。

 

 かくして、BC自由学園チームのARL44が、押田ルカ搭乗車仕様にて完成しました。製作日数は、2023年7月18日から7月26日までの計9日でした。他のキットと並行して製作していた時期もあったので、塗装はまとめて10月22日に実施しました。

 今回はプラッツの公式キットを使用しました。元製品はアミュージングホビーの品で、1/35スケールのキットとしては唯一です。普通に組み立てれば、ソミュール戦車博物館などに現存する実車の姿に仕上がるのでしょうが、劇中車は色々と独自の要素を含むので、それらの再現に向けての追加工作が必要でした。いずれも簡単な作業で済みました。総じて組み易く、塗装も楽なほうでしたので、初心者向けとしてもおすすめ出来るキットだと思います。

 

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BC自由学園 ARL44 作ります!! その8

2024年08月29日 | ガルパン模型制作記

 ステップ13では砲塔の前面部や砲塔側面左右の予備履帯を組みつけます。予備履帯は塗装後に取り付ける予定ですが、片方だけ位置をややずらす必要があります。
 ステップ14では砲身を組み立てます。ラストのステップ15では砲塔および砲身を組み立てて、履帯を組み立てます。全てガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ13で組み付ける砲塔前面部や予備履帯です。予備履帯は塗装後に取り付ける予定ですが、取り付け位置がやや異なります。指示通りに付けると左右で非対称の位置になりますが、劇中車の予備履帯は左右対称の位置に付くので、右側の履帯をやや後ろにずらして左側の履帯と対称の位置に合わせます。それで上図のようにA36の位置もやや後ろにずらして取り付けてあります。

 

 砲塔前面部を組みつけました。

 

 ステップ14で組み立てる砲身のパーツ類です。90ミリDCA45艦載対空砲にマズルブレーキを付けて戦車用に置き換えた超砲身のパーツが印象的です。

 

 組み上がりました。

 

 ラストのステップ15に至りました。砲身を砲塔に組みつけました。接着はしていません。

 

 なぜかというと、砲身があまりにも長すぎるため、付けたままでは収納が大変になります。上図のように取り外し自在にしたうえで、収納時には砲身を外して仕舞えるようにしました。

 

 最後の作業は履帯の組み立てです。片面64個を使用しますが、以前に作ったB1bisと同じ形式の履帯で、パチパチとはめ込むだけで繋がります。接着剤も不要なので楽です。

 

 片側の64個を、10個の6本、4個の1本で組みました。

 

 両側の必要分を繋いで、まだ上図右のようにパーツが余りました。

 

 左右の履帯を繋いで上図のように組み上げました。

 

 片側を試しに車輪に巻いてみました。ピッタリというより、僅かに緩みがある程度でおさまりました。履帯は塗装後に取り付ける予定です。  (続く)

 

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BC自由学園 ARL44 作ります!! その7

2024年08月29日 | ガルパン模型制作記

 砲塔の組み立ての続きです。ステップ12に進んでパーツ類を切り出して準備しました。ガルパン仕様への追加工作が四ヶ所にあります。また左側面のアンテナと架台のパーツ番号が抜けていますが、アンテナはC36、架台はC32です。

 

 追加工作の一ヶ所目は、上図の砲塔右側面のボックスB17です。蓋の線がモールドされていますが、パーツのサイズがやや小さいです。

 

 劇中車のボックスは御覧のように縦の寸法が長いです。上面の蓋部分が僅かに出っ張ります。

 

 モールドされている蓋の線を削り取って、上に厚いプラ板を被せて蓋としました。

 

 追加工作の二ヶ所目は、上図の砲塔ハッチ横の機銃架とみられるパーツC35です。劇中車の同部品と比べると形状が異なります。

 

 劇中車の同部品は、御覧の通りもっと大きなサイズで、円筒状になっていて上面に穴が開口しています。これに合わせます。

 

 プラ棒とプラ材を組み合わせて上図のように作りました。二段の段差も再現しました。

 

 追加工作の三ヶ所目は、上図の砲塔ハッチC26のセッティングです。

 

 キットの組み立てガイドの指示通りに組むと、上図のようにピッタリと閉じた状態になります。

 

 ですが、劇中車においては上図のように覗き窓が機能する分だけハッチを上にあげています。上図のシーンの車輌だけでなく、他の僚車も同様でしたので、試合中はこのようにハッチを少し上げているもののようです。この状態に合わせます。

 

 上図のように、パーツの内側に細長くカットしたプラ板を仕込みました。

 

 それでセットすると、劇中車の状態になりました。覗き窓が機能する分だけハッチが上がっています。

 

 追加工作の四ヶ所目は、上図の砲塔背面のラックC15の横棒の修正です。キットのパーツでは3本ですが、劇中車では2本になっています。

 

 ラックC15の横棒の数を3本から2本に修正して組みつけました。

 

 次第に砲塔の姿が劇中車の仕様に仕上がってきました。ステップ12の工程が完了しました。  (続く)

 

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BC自由学園 ARL44 作ります!! その6

2024年08月25日 | ガルパン模型制作記

 ステップ9の続きです。右フェンダー側に通すワイヤーは、キットでは撚糸が入っていてそれを170ミリの長さに切って使うことになっていますが、劇中車のワイヤーは撚りが入っていないパイプ状のものなので、それに近い素材をダイソーで見つけて仕入れました。上図の「飯田水引」です。

 飯田水引は、その名の通り、長野県飯田市で江戸期から作られる水引の一種で、300余年の歴史を数える伝統産業品として知られ、全国で生産される水引の約七割を占めています。最近はダイソーで100円で売られていますので、入手も容易になっています。
 上図の品は、プラスチック製とみられる細い線に極細の糸を巻き付けており、一見して表面がフラットでパイプ状に見えます。

 

 試しにセットしてみました。御覧のように1/35スケールのワイヤーに程よい太さと滑らかな表面をもっており、曲げ加工も簡単に出来ます。曲げると、その曲げた形のまま、元に戻らないので、色々な曲線や折れが作れます。

 

 全体としてこのような感じで取り付けました。たるみ部分も簡単に表現出来るので、なかなか使える100均アイテムだなと思います。今後製作するガルパン車輌のワイヤーは、この飯田水引をつかうことに決めました。

 

 ステップ10に進んで砲塔の組み立てに取り掛かりました。ガイドの指示通りに組みました。

 

 組み上がりました。

 

 内側から見るとこんな感じです。インテリア部分は完全に省略されています。

 

 ステップ11に進みました。ガルパン仕様への追加工作が三ヶ所で加わります。

 

 追加工作の一ヶ所目は、砲塔天面右側のペリスコープの天板です。上図はオリジナルの状態ですが、劇中車のペリスコープの天板は横に長く張り出しています。

 

 劇中車の状態を見ますと、砲塔天面左側(向かって右側)のペリスコープの天板はキットのそれと同じく左右に張り出しませんが、右側(向かって左側、押田ルカの手前)のそれは左右に張り出しているのが分かります。

 

 そこで右側ペリスコープにてプラ板を上図のように張って形状を合わせました。

 

 追加工作の二ヶ所目は、上図の砲塔天面右側後方の穴です。この穴が劇中車にはありませんので、埋めます。

 

 プラ棒を差し込んでカットし、ヤスって埋めて均しました。

 

 追加工作の三ヶ所目は、上図の砲塔側面のA2の取り付け穴です。劇中車にはA2が見えず、キットの指示通りに取り付けると予備履帯の下にA2も見える状態になります。

 

 ですが、劇中車の砲塔側面の予備履帯の下には何も見えません。他のアングルからみてもA2に該当する部品が見えませんでした。それでA2は不要として、その取り付け穴をパテで埋めました。

 

 あとのパーツはみんな指示通りに組み付けて、ステップ11の工程を終えました。  (続く)

 

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BC自由学園 ARL44 作ります!! その5

2024年08月25日 | ガルパン模型制作記

 ステップ9では車体上部を組み立てます。ガルパン仕様への追加工作が二ヶ所で加わります。
 ステップ10からステップ12までは砲塔の組み立てを行ないます。ステップ11およびステップ12でガルパン仕様への追加工作が三ヶ所ずつ、あわせて六ヶ所加わります。

 

 ステップ9で組み立てるパーツ類です。このうち、A18およびA19、B10のパーツをガルパン仕様へ改造します。

 

 最初にエッチングパーツを全て瞬間接着剤で貼り付けました。

 

 ガルパン仕様への改造に進みました。まずは上図のパーツA18およびA19、エンジン排熱グリルの防護板とみられる部分です。御覧のような形状で、両端に切り欠きがあり、ハンドルが2つずつモールドされています。下がA18で上がA19、両者は同じパーツのように見えますが、よく見ると鍵穴の位置が微妙に異なっています。

 

 劇中車においては、A19に該当する防護板の両端の切り欠きが無く、A18に該当する防護板のハンドルがありません。これに合わせて改造します。

 

 改造後のパーツA18およびA19です。A19の両端の切り欠きをプラ板で補完し、A18のハンドルを二つともカットしました。

 

 組みつけました。ガルパン仕様への追加工作の一ヶ所目が完了しました。

 

 追加工作の二ヶ所目は、上図のB10のパーツの改造です。ロッドかパールのような棒が3本並びます。

 

 いったん取り付け位置に仮組みしてみました。劇中車の同部品と比較しての相違点は三つあり、上図の通りとなりました。

 

 

 比較に使った劇中車の画像です。この部分の様子が明瞭に分かるシーンはこれぐらいでした。前述のようにキットのB10とは三つの相違点があります。これに合わせて改造します。

 

 最初に上図のようにカットして始めました。B10は劇中車の部品より長いので、各所で棒を切り詰めて長さを合わせてゆきました。

 

 改造後のB10です。全体としては約7ミリほど短くしました。

 

 改造の目安として、上図のようにB10の先端が右側面のハッチのヒンジ部と同じ位置にくるようにしました。

 

 残りのパーツを指示通りに取り付けて、残るは右フェンダー側にワイヤーを通す作業となりました。これは次回に述べます。  (続く)

 

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BC自由学園 ARL44 作ります!! その4

2024年08月21日 | ガルパン模型制作記

 ステップ8の工程の続きです。キットには無い前照灯の電線が劇中車に見えますので、電線を追加します。左右で電線の位置が異なるのに注意して再現します。向かって左の前照灯の電線は上から回り込み、右の前照灯の電線は下から回り込んでいます。

 

 真鍮線で左右の電線を追加しました。

 

 同様に背面の尾灯の電線も追加しますが、こちらは左右対称となっています。

 

 電線を真鍮線で追加しました。

 

 残るパーツはガイドの指示通りに取り付けていきますが、パーツC33はサイズも小さく形状も合わないので、劇中車のそれに合わせて大きな円板のパーツに差し替えました。上図のクリアパーツの円板です。

 

 車体後部の取り付け状況です。

 

  車体前部の取り付け状況です。

 

 最後に排気管を組みつけます。

 

 フェンダーの上に置くようにして、屈折部も繋いでセットしました。  (続く)

 

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BC自由学園 ARL44 作ります!! その3

2024年08月21日 | ガルパン模型制作記

 ステップ6では排気管を組み立てます。ガイド図に「上から見た図」が載っていますがこれは「側面から見た図」が正しいです。排気管がフェンダーの屈折に沿って折れていますが、その折れ具合が分かりにくいため、折れ部分の前後を別々に組み立てておいて、後のステップ8にてフェンダー上にセットする際に排気管も繋ぐことにしました。

 ステップ7では車体前面を組み立てます。ガルパン仕様への工作が二ヶ所あります。ステップ8では車体上部を組み立てます。ガルパン仕様への工作が一ヶ所あります。またA24は誤記でC44が正しいですが、長さが足りないのでプラ材で延ばします。C19の対のパーツの番号が抜けていますが、C22です。

 

 ステップ6で組み立てる排気管のパーツ類です。

 

 このように、折れ曲がり部分を繋がずに、別々に組み立てておきました。

 

 ステップ7に進みました。ガルパン仕様への工作が二ヶ所ありますが、その一ヶ所目は前面部の左右の車外装備品の据え付けポケットのサイズの修正です。上図のようにモールドされていますが、ちょっと小さい気がします。

 

 劇中車の据え付けポケットはやや大きなサイズであるように見えます。

 

 モールドを削り取って、プラ板でサイズを縦横1ミリずつ増した形にカットしたものを貼り付けました。

 

 前面部に取り付けるパーツ類は、上図上の4つの車外装備品を除いて全て取り付けます。前照灯のレンズ部のA41はウェーブのアイズのクリアパーツに交換して塗装後に取り付けます。

 

 全て組みつけました。

 

 4つの車外装備品は塗装後に取り付ける予定です。

 

 ガルパン仕様への工作の二ヶ所目は、上図のペリスコープA34の形状変更です。

 

 仮組みすると、上図のように円筒部分が上に突き出ます。劇中車では円筒部分が突き出ておらず、覗き窓の部分が横長になっています。

 

 劇中車の覗き窓部分は、御覧のようにA34のそれよりも横長になっています。

 

 そこでプラ板で上図のように改造しました。  (続く)

 

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BC自由学園 ARL44 作ります!! その2

2024年08月17日 | ガルパン模型制作記

 ステップ4では車体下部および背面部を組み立てます。背面部にてガルパン仕様への工作が二つ必要になります。ステップ5では車体上部および左右のフェンダーを組み立てますが、これはガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ4で組み立てるパーツ類です。

 

 まず背面の装甲のパーツB4にてガルパン仕様への工作を行ないます。上図の赤枠内のパッチの位置を変更します。オリジナルでは中央に付いていますが、劇中車では左側にずれています。

 

 御覧の通り、劇中車の背面部のパッチは中央より左側、ホールドと牽引フックの間に位置しています。黄色の線で背面部の縦に中心線をトレースし、ホールドと牽引フックの間に横線を引いてみますと、その位置が分かり易くなります。

 

 パッチ部分をナイフで丁寧に切り取りましたが、その跡が穴になりましたので、プラ板をあててパテで埋めました。

 

 パテ盛りをヤスって整形したのち、パッチを左側に取り付けました。

 

 二つ目の追加工作は、上図の尾灯A40の形状修正です。

 

 劇中車の尾灯はA40と少し違う形です。ライトの中央に横桟が入り、下部が広がらずに方形になっています。

 

 ライトに横桟をプラストラクトの0.3ミリ棒で付け、下部の広がりの両端をカットして方形にしました。

 

 その後、全てのパーツを組み付けました。

 

 ステップ5で組み立てるパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 後ろから見た時に左右のフェンダーの高さが異なるのに気付き、取り付け位置を間違えたかな、と思いました。ガイド図を見直し、左右のフェンダーの取り付け位置を見直して、どうやらこれで合っているようだ、と確認しました。

 それからガイド図の後の工程図を見て、次のステップで左フェンダー上に排気管を取り付けることに気付き、なるほど左側フェンダーが低い位置にあるのは排気管をセットする関係か、と理解し納得しました。  (続く)

 

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BC自由学園 ARL44 作ります!! その1

2024年08月17日 | ガルパン模型制作記

 2023年春の時点にて、未製作だったガルパン車輌のなかで、BC自由学園チームの所属車は2輌ありました。そのうちの1輌はキットが未確保でしたので、もう1輌の上図のARL44を7月に作りました。

 ARL44は、史実ではドイツ占領下のフランスで秘密裏にB1-bisを参考に開発されましたが間に合わず、戦後に60輌が完成したのみで、すぐに退役しており、実戦経験もありません。
 ガルパンの戦車は第二次大戦までに試作された車輌も対象となっていますから、いちおう登場条件は果たしているものの、ガルパンに登場するまでは全くの無名の存在でありました。アニメで姿を見て初めて知った方が大多数なのだろうと思います。

 

 ARL44は、劇中の無限軌道杯の第一試合にて、押田ルカが率いるチームに属して5輌が登場し、フランスの田園地帯を思わせる試合会場にて大洗女子学園チームとの駆け引きを展開しています。
 フランスの誇る重戦車で火力もダントツでしたが、相手チームの同じフランス戦車B1bisのトリッキーな詐術にひっかかって同士討ちに引きこまれ、その威力を充分には発揮出来ないままに終わっています。

 

 ですが、同士討ちによる戦力の減少という不利な態勢からなんとか立て直して、マリー隊長のFT-17の護衛の務めだけは最後までやり遂げています。相手チームからの数度の着弾も重装甲で跳ね返しつつ、健闘を続けて終盤まで練った押田ルカの勇姿に、思わず感動してしまったのを今でも覚えています。

 

 キットは上図のプラッツの販売による、アミュージングホビーのキットの公式化製品を使用しました。アミュージングホビーのキットにガルパンデカールを付けてパッケージを換えただけです。

 

 なので、中身はアミュージングホビーのキットと同じです。そのまま組み立てれば史実のARL44が出来上がりますが、ガルパンの劇中車には幾つかの相違点が認められますので、それらの修正および追加工作が必要となります。

 

 組み立てガイドの表紙はお馴染みのコミック仕上げです。公式キットの定番ですね。

 

 ステップ1では転輪の組み立てを行ないます。ステップ2では車体を組み立てます。ステップ3では足回りの組み立てを進めます。全てガイドの指示通りに作業します。

 

 ステップ1で組み立てる転輪のパーツ類です。

 

 組み上がりました。小転輪の数の多さに驚かされます。

 

 左右とも仕上がりました。

 

 ステップ2で組み立てる転輪のパーツ類です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ3に進んで足回りを組み付けます。

 

 組み上がりました。ここまで30分ぐらいでしたが、次のステップからはガルパン仕様への工作も追加されますので、作業量も所要時間も増えることが見込まれました。  (続く)

 

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