道の駅の休憩ルームでまったりと30分ほど横になって休んだ後、12時20分に再び大井川第一橋梁へ向かいました。これから乗る急行かわね路号がC10形8号機に牽引されて大井川第一橋梁を渡るので、その姿を下から撮ろうと予定していたからです。
撮影地点へ移動する途中で、また上図の鮮やかな黄色のイチョウを撮ってしまいました。周囲に同じ木が無く、線路沿いの高所の目立つ場所に高くそびえているので、何度見ても印象的でしたし、何度も撮ってしまう美しい姿なのでした。
撮影予定地点につきました。時刻は12時23分でした。先に普通列車の21000系を橋の東側から撮ったので、今度は橋の西側に陣取りました。まもなくSL特有のドラフト音がかすかに響き始めました。
来ました、SL急行かわね路号の列車です。橋を渡る直前に合図の汽笛を鳴らしていました。周囲に居た6人の撮り鉄らしき方々がカメラを構えていました。
排煙が無く、ゆっくりと速度を落としつつ、周囲の人々に姿を誇示するかのように鉄橋の上を進んできました。これはカッコいい、本当にカッコいい、間違いなくカッコいい・・・。この雄姿をNゲージで再現してみるのもアリだな、と思いました。
そして、私の直上を通過してゆきました。実は橋の向こうに川根温泉ホテルの建物もおさめてSL急行かわね路号の姿を撮る予定だったのですが、この通り、なんとかいい絵に撮れて成功しました。
昨日私が乗った時と同じ7輌編成で、最後尾の補機も同じ電気機関車でした。おそらく、昨日と同じ編成だったのかもしれません。
鉄橋を渡って川根温泉笹間渡駅へ向かう列車を追いかけて、線路の下の連絡路を通ってホームへの歩道を急ぎました。この列車が折り返して12時42分にEL急行かわね路号として発車するのですが、それに乗る予定だったからです。
既に列車は駅に着いて停まっていました。が、ホームが短いので、7輌編成の客車の後ろ3輌ほどはホームに入らないのでした。
なので、上図のように客車の1号車から3号車まではホームに出られません。1号車から3号車までの乗客は車内通路を4号車まで移動して4号車から降りることになります。
やっぱり客車7輌というのは、この大井川鐡道本線においては長過ぎる編成なんだろうな、と思いました。川根温泉笹間渡駅のような小さなホームの駅も少なくありませんから、新金谷駅から千頭駅までの全線を普通に走っていた頃は、途中の停車駅が家山駅のみであった、というのも頷けます。
御覧のように、3号車までがホームの端になっているので、乗降口ドアは閉じられたままでした。
で、4号車からがホームに入っていて乗降口ドアも開かれていました。昨日購入しておいた切符を取り出して確認したところ、これから乗る客車はこの4号車でした。 (続く)