ゆるキャンの横川鉄道博物館こと碓氷峠鉄道文化むらの続きです。閉館時刻の17時までもう45分ぐらいになったため、屋外展示場の車輌群の見物を切り上げて、急いで上図の鉄道資料館に行きました。
この建物は原作コミック第16巻127ページ1コマ目にも出ています。2コマ目は一階の販売コーナーで、入口を入ってすぐの正面にあります。碓氷峠鉄道文化むらのオリジナルグッズや鉄道関連のグッズ類が豊富に揃っています。
一階の販売コーナーにて土産に購入したのが上図のEF63形のオリジナルTシャツ。これは嫁さんの分も合わせて買いました。普通は鉄道ファンしか買わない品だろうと思いますが、私も嫁さんも最近は鉄道模型Nゲージに熱中していて、EF63形碓氷峠セットもしっかりと確保して走らせていますから、このTシャツは部屋着にいいだろう、と考えました。
後日、二人揃ってこのTシャツを着て京都鉄道博物館に行き、一部の人に「ええやん、それ」とか「それ(京都鉄道博物館)で売ってるんですか」と訊かれたりしました。
このEF63形のオリジナルTシャツを買ったのは、作中にも登場しているからです。原作コミック第16巻127ページ3コマ目です。作中で各務原なでしこがEF63形のオリジナルTシャツを嬉しそうに見ています。
実際にはこんな感じで販売されていました。紺と白の二種のカラーがあり、EF63形のほかにED42形もありました。ED42形のほうは側面観がプリントされていました。
ところで、各務原なでしこはこのTシャツを買ったのでしょうか。そのような描写は無く、その後の榛東村のキャンプ場ではいつの間にかローマン・アプトおじさんのTシャツを着ていました。
それでローマン・アプトおじさんのTシャツも実際に売っているのかと探しましたが、見当たりませんでした。念のため係の方に問い合わせましたが、製品化すらしていないそうでした。つまりはゆるキャンの架空商品でした。
このお方がローマン・アプトおじさんです。御覧のように、アプト式鉄道の生みの親として知られています。各務原なでしこが着ていたTシャツにはこの肖像画がプリントされています。
この画像は、鉄道資料館2階のアプト式鉄道の展示資料のなかにパネルで展示されています。鉄道資料館内部は撮影オーケーでしたので、見学だけでなく撮影にも大忙しでした。
こちらはかつての横川駅と横川車両区の航空写真です。御覧のように横川駅からずっと複数の線路が繋がっています。現在の状況とは全然違います。左下に見える白い屋根の細長い建物が検修車庫で、現在の碓氷峠鉄道文化むらの鉄道展示室にあたります。そしてその左の広い更地がいまの屋外展示場にあたります。
1996年10月25日の撮影、とありますので、平成九年(1997)10月1日の北陸新幹線の高崎駅~長野駅間の開通にともなって信越線が廃止される一年前の状況であることが分かります。
アプト式鉄道の資料展示室です。興味深い展示物が多く、とても45分では足りませんでした。全部を見る事が出来ませんでしたので、いずれ再訪して、そのときに続きを見よう、と決めました。
ゆるキャン群馬キャンプ編の聖地巡礼は、今回は一日目のルートを対象にしていましたから、いずれ二日目の榛名山・伊香保温泉および野反湖へのルートに行くことになります。その時もおそらくは宿泊地を高崎に定めると思いますので、高崎から20分ぐらいで行ける横川の碓氷峠鉄道文化むらへも、また行けるだろう、と考えていました。今回見られなかった展示や車両は、その二回目の聖地巡礼の時に見に行こう、と決めました。
アプト式ラックレールの模型です。
こちらはラックレールの実物展示です。屋外にも同じものが展示されていましたが、こちらのレールは摩耗して歯がすり減ったのを交換した部品の見本展示品です。
鉄道資料館には、他にも色々な展示があり、子供たち向けの鉄道模型やNゲージのジオラマ展示もありましたが、今回は時間の関係で早足で通り見るだけにとどめました。外へ出たのは16時55分でした。
上図の玄関口も作中に描かれています。
原作コミック第16巻127ページ4コマ目です。鉄道資料館の文字もそのままです。 (続く)