初売りへ行こう

芸術家「う・・・ううん♪　一昨日は飲み過ぎたさ？　不覚にも昨日はあんまり覚えていないさ？」
旗本「確かに不覚・・・！　全くもって、不覚！！　よもや正月早々にこの様な醜態を晒すとは・・・！！！　よし、若造！　早速性根を叩き直そうぞ！！」
侍「いや、先生・・・・。　せめて三が日が終わってからにしましょうよ・・・・。　ほら、先生の好きな箱根駅伝もやってますし。」
姫「それにしても、体はキツイのですけど、夢見は最高だった気がしますわ。　何かこう、欲望の全てが実現されたかのような夢だったような・・・。」
戯休「あー、そう？　良いねぇ・・・。　俺、昨日の夜つい酒呑んだら、さほど酔っても居ないのに寝ちゃってね・・。　風邪ひいてる時以外じゃ憶えがない位久し振りに10時間も寝ちゃったよ・・・。」
公爵「はっはっは・・・・。　結構結構。　それもまた長期休暇の醍醐味だとも。　ずれた時間は仕事が始まるまでに修正すれば良いのだからねぇ。」
戯休「そうかもしれんけど、時間を勿体無い事したわぁ・・・。　その2～3時間で出来る事って、本当に色々あるだろうにさぁ・・・。」
君主「では、これ以降は無駄にしないように気をつけるしかありませんね。　ですが、熟睡出来た事は喜ばしい事だと思いますよ？」
戯休「それが熟睡じゃなくってね・・・。　妙にカオスな夢を見てたもんだから性質が悪いんだわ。　夢見が悪いってんじゃ無くってさ、理解不能な・・・。　例えば、夜中に寝てる時に用を足したくなって、起きてトイレに行ったらおびただしい血尿をした夢とか。」
一同「・・・・かなり悪い夢見かと・・・・・。」
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戯休「さてさて、その辺の事は都合良く忘れるとして、だ。　やはり今日は初売りに繰出そうかと思ってるわけさ。」
公爵「ほうほう。　何か元日の山の様な広告の中から出物でも見つけたかい？」
戯休「いや？　大晦日に母親が鍋を焦がしたとかで、新しいやつを買いに行こうかと。　ああ、煮る野菜も補充しとくかなぁ・・・。」
芸術家「今年も初めっから所帯じみてるさ・・・？」
戯休「年末年始なんて皆そんなもんでしょに。　いくら俺だって、この時期は家族との時間を大切にしますとも、ええ。」
君主「あの・・・そういう話でしたら、早く妻を旅行から帰らせていただきたいんですけど・・・。」
戯休「あー・・・・ほら、何だ、その・・・まだまだ旅先でエンジョイしてるみたいだから。　良い機会に楽しませてあげなさいって。」
姫「これは当分先になりそうですわね、君主殿・・・・。」
戯休「俺だって自分の物も買いに行くし！　ね！！」
侍「やっぱり行くんじゃないですか。　で、何を買いに行くんです？　県内で手に入るもので、だから・・・何だろう？」
戯休「去年末にも言った通り、ネットワークHUBを買いに行こうかと。　特価品には無かったけど、一応ね。」
旗本「ほう？　そういう物は通販か上京のついでかと思ったが・・。」
戯休「ケーブルは昨日届いたんだよ。　HUBもと思ったけど、アマゾンには気に入ったの無くってね。　他のところだと宅配はしばらく後だし。」
君主「だったらケーブルも県内で良かったのではありませんか？」
戯休「欲しい種類のが無かったんだよ。　県内だと、どこもエレコムしか置いてなくってね。　俺、サンワサプライのが欲しかったから。」
公爵「はっはっはっは・・・・。　そうかいそうかい。　てっきりケーブルだけなんていうから、10万円もするケーブルを買ったかと思ったよ。」
戯休「そんな金はないし、あったとしてもそれだったらSSDのNASを買うって・・・。」
姫「ですけど、HUBも別に口数が多くなくても良いでしょうし、県内でも十分あるでしょうね。」
戯休「だけど、8ヶ口のを買わないといけないかもしれない。」
芸術家「何でそんなに要るさ？　そんなに必要ないさ？」
戯休「落ち着いて考えると、結構使うんだよ。　DS-I、NAS、PS3、TA-DA5500ES、BDレコーダーってね。　5ヶ口だとアップに1ヶ所使うから実質4ヶしか割り振れないし。」
侍「最悪ブラック・・・じゃない、PS3は無線で出来るにしても、可能な限り有線で繋ぎたいですしね。」
戯休「これからもっと増える可能性もある訳だから、ここは念を押しておくつもりだよ。」
旗本「ふむ・・・。　で、行った先で買い得な商品があって、急遽5ヶ口とやらにしない様気をつけるのだな。」
戯休「・・・・否定し切れないから嫌なんだよ・・・・。　まぁ、結果はまた後日に・・・・。」