快聴亭夢想録

オーディオやゲーム・アニメ等、インドアライフを擬人化した機器と語ります。 皆々様、笑って許して下さい。(^^;

KisoAcoustic HB-N1

2018年11月06日 | オーディオ&ビジュアルのアレ
戯休「今日はキソアコースティックのブックシェルフスピーカー『HB-N1』のお話をしましょう。」
公爵「ほうほう。 この佇まいは確かに同社の物だねぇ。」
戯休「今回は今迄よりももうちょっとお求めやすい価格になっているですよ。」
執事「とはいえ、驚くほど安価というわけではありますまい?」
戯休「スタンド別売りの、ペアで88万円。 十分ハイエンドの範疇ではある。」
公爵「はっはっはっは・・・・。 それでも確かに今迄よりは身近ではあるねぇ。」
戯休「まぁもっと安くなくては手も足も出ないというのであれば、例のONKYOのは如何でしょうかという話になるのだけれど。」
執事「お約束の会話展開ですな。」
戯休「何だかんだでこのメーカーのスピーカーはそんな近しい物も少ないし、本気で惚れちゃったなら同社製のを求めるしかないし。」
執事「その意味ではここまででもお求め安くなっているというのは有難いことですな。」
戯休「しかし、相変らず難しい評価のスピーカーっぽいよね・・・。 話題に挙げるのはいささかリスキーでさ。」
公爵「いわゆる、アンチも信者も存在するのだったねぇ。」
戯休「外野で見た感想だと、最初にいささか信者が騒ぎ過ぎた感もあるんだよね。 誰でも構わずどこでも関係なく推しの一点張りで、さながら一神教の原理主義者のごとき論調で・・・。」
執事「過ぎたるは及ばざるが如し、ですな。 それこそ北風と太陽の童話を思い出しますのぅ。」
戯休「某アクセサリメーカーなんかもそうだけど、周りが布教と意気込むほどにアンチが生まれていく悪循環。 感性次第で評価も変わるんだから、押しつけはやっぱり反感を買うさぁね。」
公爵「だが、客観的な評価は高かったのだろう?」
戯休「その評価もまた怖いんだよ・・・。 信者の推しコメントはまぁさておくとして、アンチに至っては、音が良くないというものの他に、一見シンプルな構造故にボッタクリだという意見もあって・・・。」
執事「シンプルな機械にはありがちな意見ですな。」
戯休「アンプの中身がスカスカだとか、例の超ハイエンドメーカーのDVDプレーヤーの中身がパイオニアのエントリー機であるとか、そんな感じのね。」
公爵「素材はどうあれ、その機械によってどこまで至るのか。 そのための蓄積された技術や理論、果ては開発の為の資金にも関係するからねぇ。」
戯休「使っているスピーカーユニットが実際には安価そうに見えても特注品だったりすれば高価だし、生産の性能偏差があるから、例えば10個納入して性能を満たすのが1つしかなければ、それだけで単価は10倍に数えられるし。」
執事「原価というのは、予想が出来たとしても本当にそうかはそのメーカーしか分かりませんでな。」
戯休「そういうこともあると、そんな安普請のボッタクリスピーカーが良い音がするはずがないと決め付けて、結果良くないと思う人も出てくる。」
公爵「こういうのは思い込むほう、望むほうに引っ張られるからねぇ。」
戯休「同じ演目でも、わざわざチケットを買って観に行くのと、TVで何となく流してみているのと、絶対面白くないと他人が見ているのを横で観るのとでは、ウケが違う。」
執事「逆に、評価が高いのだから、これを良い音と思わないと駄耳と思われる・・・という意識が働くのも怖いところですな。」
戯休「そんな感じであれやこれや意見が出て、それをそういうわけでアンチと信者がその度にやりあって・・・大変だなぁ、と。」
公爵「はっはっはっは・・・・。 他人事のように言うけれど、そんな主殿はどういう感想だったっけねぇ?」
戯休「良いスピーカーであることに間違いはないと思うよ。 ただ、鳴らすのがとても難しいという前提でだけど。」
執事「それはセッティングが難しいという事ですかな?」
戯休「それもある。 これは個人的な意見としてだけど、小さいスピーカーとはいえ、スペースに余裕のある部屋で広く空間を使って、かつハイパワーなアンプで大きく音を鳴らすことで真価を発揮するものかなと思ってる。」
公爵「ふむふむ。 小音量で慎ましく聴くというのは合わないかい?」
戯休「それも良いのかもしれないけどね。 ただ、それよりも積極的に大きな音で箱鳴りさせてやるぜ!位の感じで音を出したほうが伸びしろがある感じ?」
執事「確かに実際の楽器等はそういうものかもしれませんな。」
戯休「小型だからと小型なりのシステムで鳴らしても、もしかしたら価格ほどには思わないかもしれない。 大型のハイエンドスピーカーを鳴らすつもりのシステムでスピーカーをこれにすれば、というイメージ。」
公爵「そこまで他を揃えればそれは良い音に決まっていると思うかもしれないけれども、下手なスピーカーでは限界にすぐ達してしまうからねぇ。」
戯休「その限界値がどこにあるかが価値であり、だからこそのハイエンドクラスと思えば・・・・納得は出来るかなぁ、と。」
執事「聴いても評価の低かった方々は、そういう点でもしかしたら合わぬシステムで聴いていたのかもしれませんな。」
戯休「最初の発売当時は憧れもしたんだよ、俺。 でも何度か聴いて、音量的にもスペース的にも適切な環境は難しそうと思って、縁がないと悟ったさ・・・。」
公爵「はっはっは・・・。 成程難しいねぇ。 色々な意味で。」
戯休「そして、こうして取り上げた挙句、好き勝手言っちゃって、アンチか信者かに大変怒られるのではないかとビクビクしている、スーパービビリィな俺・・・。」
執事「そこまで恐れるのであれば、触れずにいたほうがよかったのではありませんかのぅ?」
戯休「偶にはそれっぽい話だってしたいお年頃なんだよ・・・。」
公爵「・・・・・何よりコメントし難いのがそれだよ・・・・。」
戯休「許されるかなぁ・・・。 許されてみたい・・・。 ソ〇ーへの苦言提言じゃないから大丈夫だよね?ね?」


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2 コメント

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Unknown (青フォレ)
2018-11-06 20:15:42
なるほど、このスピーカーを購入なら今のスピーカーを売っぱらうのは納得です。
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Re:Unknown (gikyusan)
2018-11-06 20:29:12
青フォレ師匠、コメント有難うございます!

いえいえ、そういうわけで私の稚拙な技術では確実に手に余ります。

今より悪くなって台無しにしちゃう自信ありますよwww
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