DVD Toaster

公爵「はっはっはっは・・・・。　いや、昨日の侍君は面白かったねぇ。　楽しませてくれたよ。」
女王「閣下も御人が悪い・・・。」
公爵「いやいやいや・・・。　我等の様な仲間内であれば、そういった催しに乗るのもまた礼儀と言うものさ。」
戯休「そういうもんかねぇ・・・・。　俺の周りはそんな事を言ってくる人も居なかったから、良かったけど。」
公爵「それはそれで寂しくないかい？」
戯休「うーん・・・。　遅くまで仕事だったし、仕事中にそんなん言われたら気分悪いし・・・・。　周りが空気を読んでくれたんじゃなかろうか。」
女王「確かに、真面目にしている時に冗談半分の話をされても困ります。」
公爵「空気と言えば・・・・昨日は入社式の人も多かったろうねぇ？」
戯休「だろうね。　新入社員の人はしばらく大変だろうけど、今迄の自分を忘れる位の気持ちで頑張って欲しいね。」
公爵「はっはっはっは・・・・。　妙なプライドは邪魔にしかならないからねぇ。　勿論、一社会人としてのプライドは必要だけどもね。」
女王「また、自分の勝手とプライドも、履き違えると厄介ですから・・・。　その辺は気をつけていただきたいものです。」
戯休「まぁ、どう頑張った所で、荒波に揉まれない事には憶える事は出来ないだろうから・・・・誰にでもどこかで訪れる試練と思って、耐えて乗り越えて下さい。」
公爵「うんうん。　カーリングに例えられる事自体、悔しいだろうしねぇ・・・。　是非見返してもらいたいよ。」
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戯休「さて、そんな老婆心丸出しの話はさておき・・・・今日はポニーキャニオンのオンデマンドDVDサービス『DVD Toaster』が始まった話題で。」
女王「オンデマンドDVDサービスと言えば・・・・確か、イメージファイルをダウンロードして、自分で焼き付けるサービスでしたか・・。」
公爵「ほうほう。　それはまた・・・・微妙なサービスに思えるのは気のせいかねぇ？」
戯休「・・・・まぁ、俺もぶっちゃけそう思うんだけどね・・・・。」
女王「大きな点としては、やはり流通経路が殆ど無い分、安価に出来る点でしょうが・・・・いくら位に設定されているのでしょう？」
戯休「大体1575円～2625円位だね。　確かにまともにパッケージで買うよりは安いかな・・・・。」
公爵「しかし・・・・うーん・・・・・ある程度は商売になると思ってのスタートだろうけど・・・・。」
戯休「・・・俺は流行らないと思う・・・・。　満足する客層が、恐らくは中途半端なポジションだろうしね・・・。」
女王「中途半端・・・ですか？　そうなのでしょうか・・・。」
戯休「こういった作品を見るのに、違法配布を利用してる人たちを除いて、どんなタイプに分かれるかって言うと・・・・。」
公爵「まず我々の様に、趣味が高じて、良くも悪くもパッケージを買うタイプ。　その反対としては、レンタルで済ますタイプだろうねぇ。」
戯休「付け加えれば、後者にはネット配信組も含まれるだろうね。　それらの間を埋める目論見でのサービスなんだと思うけど・・・。　ずばり、どっち寄りかと言えば、前者になる。」
女王「見るだけでなく、手元に残しておきたい方が利用するでしょうから、そうなのでしょうね。」
戯休「でも・・・何でわざわざ買うかって言ったら、そこに所有感やクオリティを求めての話になる訳で。」
公爵「所有感に関しては、作品をいつでも見れるというだけでなく、パッケージやディスク自体の意匠、更には付属品に至るまで、全てがそれの対象になる。」
戯休「クオリティについては、画質や音質もだけど、今言った内容に対しての意味合いもある。」
女王「作品自体が同内容でも、ついコレクターエディションとかを買ってしまうのは、そこでしょう。」
戯休「そうしてくと・・・・多少の語弊と表現の悪さを承知で言わせて貰えば・・・（そこそこの投資で、ただ作品自体を持っているだけで満足出来る）客層になる、と。」
女王「確かに言葉は悪いですが・・・そうなります。」
公爵「更に、そうしてダウンロードする手間、焼き付ける手間を考えるとねぇ・・・。　それらの行為に対して、免疫の無い人も居るだろうし。」
戯休「こう言っては何だけど・・・ポニーキャニオンだからって気もするけどね。　ラインナップを見るとさ・・・。」
女王「ざっと見て、映画やドラマはありませんしね。」
公爵「はっはっはっは・・・・。　それらは流石にしないだろうねぇ。　折角BDに落ち着いたばかりだものね。」
戯休「それに、それに手を出す位なら、iTunes Storeでダウンロード販売した方が、余程儲かるって。」
女王「品質的に劣るかもしれませんが・・・・それを求める人は初めからパッケージ購入するでしょう。」
戯休「サービスや顧客が定着したら他社製品も取り扱うって言ってるけど・・・・その頃はどうなんだろう・・・。」
公爵「下手をしたら、そのまま・・・何て事もあるかもしれないねぇ。　活性していないと、他社も供給しないだろう。」
女王「この手のサービスにおいて、タイトル数は絶対とも言える判断基準なだけに、初めから無理をしてでも揃えた方が良かったのではないでしょうか・・・。」
戯休「勿論、こんな予想をぶっちぎって流行してくれるなら何よりだけどね・・・・。」