要は捻くれ者

戯休「先週より一段と悪化してるなぁ、コロナ騒動・・・。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・良い話が・・・・とんと・・・無いな・・・・。」
戯休「山梨県も増えて来てるしね・・・。　この前の0歳児の発症については正直ショックだったよ。」
女王「そう感じない方はそういないのではないでしょうか・・。」
戯休「まぁ外国だとその例はあるし、むしろ小児の率も高いって事だから不思議じゃないんだけどもさ。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高齢者ばかりに・・・・・・視線が・・・向いていたとも・・・言える・・・。」
戯休「少なくとも若い子達の危険を減らす為の休校措置だったんだけどね・・・。」
女王「当人が外出していれば勿論ですが、家族がウィルスを持ち帰って来ればそうもなる。　分かっていたことですが恐ろしい事です。」
戯休「0歳児なんて自力で動き回るはずも無いんだしね・・・。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・両親は・・・・・陰性だった・・・・そうだな・・・・。」
戯休「やむを得ずでも出掛けた時なのか、本人が発症しなかっただけで体に付着してしまっていたのか、それとも他の第三者か・・・。」
女王「そこもおいおい分かってくる事でしょう。　まずはそういう危険性のあるものだという事を誰もが再認識する必要があります。」
戯休「志村けんさんの事も相まって、誰もが油断しないようになってくれればお互いに僅かでも良い方向に向かうとは思うけどね。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しかし・・・・先週になって・・・・・爆発的に・・・・増えたな・・・・・・。」
戯休「絶対に3連休の油断の所為だって言う人がいるけど・・・俺は改めて同意するよ。　感染病を他人事に思う人から罹っていくんだ・・・。」
女王「花見の時期と重なったこともありますしね。　元々予定していたものを延期しようにもその頃に桜は散っていると思ってしまったのでしょうか・・・。」
戯休「自分や家族の命を散らす可能性を高めてどうするかと聞きたいけどなぁ・・・・。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冗談には・・・・・なっていない・・・・話だ・・・・・。」
戯休「俺だって年配の親と同居する身。　手洗いうがいもしているしマスクも付けちゃあいるが・・・・安全である保障なんてあるわけがない。」
女王「かといって疎かにしていいものではありませんが。　それは必要最低限行うべきものです。」
戯休「ま、三密とやらは避けてはいるつもりだけど、そうはいっても仕事の内容次第でどうにもならないことはある。　怖いわなぁ・・。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仕事を・・・・しないわけにも・・・いかない・・・・・。」
戯休「そういえば・・・連日給付金の話で盛り上がってるけど、世帯毎に所得減が条件って話になりそうなんだろう？　それだと俺は除外かなぁ・・・。」
女王「所得減になっているという証がないでしょうしね。」
戯休「ぶっちゃけ、コロナの閉塞感の所為で流れた仕事がいくつもある。　それが理由で会社的な取引の中で相当困る事案もある。　けど、そういう保証はないわな。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あくまで・・・・キャンセル的な・・・内容だろう・・・・・。」
戯休「考えれば考えるほど・・・・普通に泣き寝入りするしかなさそうだ。　厳しいなぁ・・・・。」
女王「でもそこで政府に怒ったりはしないのですよね？」
戯休「うん、まぁ・・・。　そもそも自分の身の回りに起こっている悪い事を政治や世の中の所為にしたくもないし。　今回だって俺の身にだけ人為的に起きていることでもない。　誰かを恨んだりすること自体ナンセンスというか、非建設的だよ。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・勿論・・・・支援があれば・・・・・有難いが、な・・・・・・。」
戯休「どうも俺の反骨心は普通と違う方向に向いているんだろうな。　現金よこせと騒ぎたくないし、政治が悪いぞ俺を守れとも騒ぎたくもないし、後出しジャンケンの結果論でマウント取りたくもないし。」
女王「そういう声も少なからずありますしね・・・。」
戯休「何でも他人の所為にし出すと、自分に甘くなり過ぎて成長も出来なくなる。　何かあれば自分は悪くない、あいつが悪いと責任を持たなくなる。　すると他人のミスを殊更にただただ責めるようになる。　そうなっちゃったら流石にねぇ・・・。　自分も他人も不幸せですよ。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ・・・・綺麗事では・・・・・・あるがな・・・。」
戯休「綺麗事って大事だと思うよ。　ただ他人を責めるのに正論を頭から汁ぶっかけるように使うんじゃなくて、自分の理想の姿として自分に利かすの。　他人に求めるんじゃなくて自分に求める。　そうすれば他人もそうなっていくもんだと思おうじゃない。」
女王「理想を他人に求めると争いの火種にもなりますしね。」
戯休「俺だって空いてる時間、物欲妄想の海に揺蕩ってるだけじゃないんだよ・・・真面目に考えてることだってあるんだよと。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・極僅かでは・・・・あるがな・・・・。」
戯休「さて・・・不要不急の外出もないことだし・・・・家の中でモンハンするか！」
女王「この絶望的な台無し感はどうにもならないのでしょうか・・・・。」