国や社会が危機に瀕した時、リーダーの役割が大きい。
過去に阪神淡路大震災、オウム真理教の地下鉄サリン・テロ、東日本大震災と
福島原発事故など「国難」と言われる大災害・事件に襲われた。
それぞれの場で、リーダーたちは奮闘して乗り切ってきたが、よくやったのか
そうでないか・・・歴史的な評価はまだ定まっていないように思う。
今回の新型コロナ危機も一歩対応を間違えると、爆発的感染に拡大して大きな
犠牲を伴う誠に危険な「災害」であることは間違いない。
ついに政府は「緊急事態宣言」を発令し、連日メディアは感染者と犠牲者の数、
経済的損失の補填などをどうするか報じている。
恐怖がじわじわ真綿で首を絞めるように迫ってきて、高齢で持病持ちの私は、た
だただ首をすくめて部屋に籠りっきりで、TV報道をみている。
そして、それぞれの立場で指揮を執るリーダーの資質を考えている。
その中で東京都の小池百合子知事、大阪の吉村洋文知事、いち早く独自の緊急事
態宣言を出して全道に広がった新型コロナウイルスを抑え込んだ鈴木直道北海道
知事の3人が優れたリーダーシップを発揮している、と見た。
目を海外に転じると、ドイツのメルケル首相の「コロナ演説」(3月18日)が注目
されている。
感染者10万人だが、死者は他国に比べてぐっと少ない。
メルケル首相は危機に際して、国民に自分の言葉で淡々と語りかけ、一人一人の自
覚を促し感動的だ。
少し長文だが「メルケル首相のコロナ演説」で検索すると、読むことができる。
<平和な春よ来い!・・・(いずれも昨年写す)>
<春ウララの武庫川>