2019.4.5 06:33<共助、公助>半導体大手の東芝メモリホールディングス(東京)が三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行の大手3行から計1兆円を借り入れることが2019年4月3日、分かった。日本政策投資銀行からも3000億円の出資を受け、計1兆3000億円を調達する。
大手3行などによる既存の計6000億円の融資を借り換えるとともに、米アップルなどの取引先が保有する優先株を買い戻して財務の不安定要素を減らし、東京証券取引所の上場審査を有利に進める。 新規株式公開(IPO)の時期はこれまで9月を見込んでいたが、11月以降にずれ込む見通し。
取引先が株式を持っていると上場審査で不利とされ、株式を買い戻して安定した経営環境を整える。
官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)は出資を見送る。
経営不振に陥った東芝は、米ファンドのベインキャピタルを中心とする「日米韓連合」に東芝メモリを約2兆円で売却した。
この連合にはアップルやデルなど米IT大手のほか、韓国半導体大手SKハイニックスが参加。東芝も約3500億円を再出資している。
東芝メモリは、スマートフォンなどの記録媒体に使うフラッシュメモリーを手掛ける。
世界的な大手で、主力の四日市工場(三重県四日市市)に加え、岩手県北上市に新工場を建設している。3月に持ち株会社制に移行した。http://www.sankeibiz.jp/business/news/190405/bsc1904050500011-n1.htm
大手3行などによる既存の計6000億円の融資を借り換えるとともに、米アップルなどの取引先が保有する優先株を買い戻して財務の不安定要素を減らし、東京証券取引所の上場審査を有利に進める。 新規株式公開(IPO)の時期はこれまで9月を見込んでいたが、11月以降にずれ込む見通し。
取引先が株式を持っていると上場審査で不利とされ、株式を買い戻して安定した経営環境を整える。
官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)は出資を見送る。
経営不振に陥った東芝は、米ファンドのベインキャピタルを中心とする「日米韓連合」に東芝メモリを約2兆円で売却した。
この連合にはアップルやデルなど米IT大手のほか、韓国半導体大手SKハイニックスが参加。東芝も約3500億円を再出資している。
東芝メモリは、スマートフォンなどの記録媒体に使うフラッシュメモリーを手掛ける。
世界的な大手で、主力の四日市工場(三重県四日市市)に加え、岩手県北上市に新工場を建設している。3月に持ち株会社制に移行した。http://www.sankeibiz.jp/business/news/190405/bsc1904050500011-n1.htm