2014/11/19<自助>,<共助> =葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト=飲んでいる最中に気を付けたいのがおつまみの選び方だ。普段は旬のものや店のお薦めなどを選びがちだが、それらに含まれる成分に注目して選ぶだけで二日酔いはだいぶ軽減される。浅部先生によると、積極的にとって欲しい食物は、たんぱく質とビタミンB1、食物繊維の3つだという。
(1)たんぱく質: たんぱく質は体内に入ると最終的に小腸でアミノ酸に分解・吸収され、肝臓へと運ばれる。アミノ酸は肝臓の解毒作用、アルコール代謝を促進するなど、肝機能を向上させる効果がある。豚肉、牛肉、鶏肉といった動物性たんぱく質で摂取するのも良いが、カロリーや脂質が気になる人は大豆をはじめとする植物性たんぱく質を選びたい。中でも浅部先生のイチオシは納豆だ。 「納豆はたんぱく質が豊富なのはもちろん、特有のネバネバ成分が胃粘膜を保護するので、飲み過ぎた翌日に起こりやすい胃の不快感を緩和してくれます」
(2)ビタミンB1: アルコールや糖質を体に残さないために欠かせないのが2つ目のビタミンB群。とりわけB1が果たす役割が大きい。 「アルコールが分解される時に大量に消費されるのがビタミンB1。ビタミンB1は糖質の代謝を助け、エネルギーを作り出すのに欠かせない栄養素です。アルコールの大量摂取によりビタミンB1が不足がちになると、翌日の疲労感が増します。飲んでいる最中はもちろん、飲んだ後も意識して摂取したい成分です」 ビタミンB1を多く含む食品は豚肉、うなぎ、たらこなどが該当する。さらにその吸収を高めるには、ニンニクや玉ねぎの香りや辛みの主成分であるアリシンを一緒に摂ると効果的といわれている。
(3)食物繊維: そして忘れてはならないのが、3つ目の食物繊維。「食物繊維は消化されることなく、大腸まで届く食品成分です。チーズ同様、胃腸に長く留まるため、アルコールの吸収を緩やかにしてくれます」と浅部先生。1杯目を口にする前にお浸しやサラダを軽く食べておくのも効果的だ。
食物繊維を多く含むおつまみは、きんぴら、切り干し大根といった昔ながらの“おふくろの味”。こうした素朴な一品を意識的に食べるように心がけたい。https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/111700002/?P=3
(1)たんぱく質: たんぱく質は体内に入ると最終的に小腸でアミノ酸に分解・吸収され、肝臓へと運ばれる。アミノ酸は肝臓の解毒作用、アルコール代謝を促進するなど、肝機能を向上させる効果がある。豚肉、牛肉、鶏肉といった動物性たんぱく質で摂取するのも良いが、カロリーや脂質が気になる人は大豆をはじめとする植物性たんぱく質を選びたい。中でも浅部先生のイチオシは納豆だ。 「納豆はたんぱく質が豊富なのはもちろん、特有のネバネバ成分が胃粘膜を保護するので、飲み過ぎた翌日に起こりやすい胃の不快感を緩和してくれます」
(2)ビタミンB1: アルコールや糖質を体に残さないために欠かせないのが2つ目のビタミンB群。とりわけB1が果たす役割が大きい。 「アルコールが分解される時に大量に消費されるのがビタミンB1。ビタミンB1は糖質の代謝を助け、エネルギーを作り出すのに欠かせない栄養素です。アルコールの大量摂取によりビタミンB1が不足がちになると、翌日の疲労感が増します。飲んでいる最中はもちろん、飲んだ後も意識して摂取したい成分です」 ビタミンB1を多く含む食品は豚肉、うなぎ、たらこなどが該当する。さらにその吸収を高めるには、ニンニクや玉ねぎの香りや辛みの主成分であるアリシンを一緒に摂ると効果的といわれている。
(3)食物繊維: そして忘れてはならないのが、3つ目の食物繊維。「食物繊維は消化されることなく、大腸まで届く食品成分です。チーズ同様、胃腸に長く留まるため、アルコールの吸収を緩やかにしてくれます」と浅部先生。1杯目を口にする前にお浸しやサラダを軽く食べておくのも効果的だ。
食物繊維を多く含むおつまみは、きんぴら、切り干し大根といった昔ながらの“おふくろの味”。こうした素朴な一品を意識的に食べるように心がけたい。https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/111700002/?P=3