2018年4月10日, <自助>(池内昌彦,小田 翔太,高知大学医学部)
変形性ひざ関節症によるひざ痛を解消する運動
運動の注意点
変形性ひざ関節症による「ひざ痛」を解消する運動を2つご紹介します。下記の注意点を必ず守ってください。
注意1.ひざに熱がある場合は行わない
注意2.痛みが強い場合は無理をせず ひざに痛みのない範囲で行う
ひざ痛を解消する 大腿(たい)四頭筋 力こぶ運動
動画参照
1.床に座る。
2. ひざの下にクッションを入れる。(丸めたバスタオルでも代用可)
3. クッションを押しつぶすように、ひざを伸ばし、力を入れる。
4. ゆっくり5秒間、この状態をキープ。
5. この動きを10回ほど繰り返す。
【ポイント】
・お尻を地面につけたまま、地面を押すように力を入れる。
お尻が地面から離れてしまうと、目的にあたる筋肉が鍛えられない。
・実際に脚の力こぶを触って、硬くなるのを確認する。
【回数】
・片脚につき、1日3~5セット。
・難しい人は自分ができる回数だけでも大丈夫。徐々に回数を増やす。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_662.html
Y/M/D,膝の痛み,(池内昌彦,高知大学医学部)【変形性膝関節症】
膝に痛みを抱えている人はわが国で800万人以上いるといわれており、年齢が高くなるにつれてその数は増えていきます。中高年の膝の痛みの原因として最も多い関節疾患が「変形性膝関節症」です。
変形性膝関節症では軟骨がすり減って関節の動きが悪くなり、軟骨の下の骨への負荷が増えて関節は変形します。初期の症状は動き始めの痛みで、やがて坂道は階段の上り下りがつらくなり、正座ができなくなって和式の生活が困難になります。
【膝痛の治療】
肥満や筋力低下を伴うと重症化しやすいため、適正な体重管理や筋力を維持することが重要です。生活の見直しも重要です。和式の生活や階段の上り下りは膝への負担が大きく、症状を悪化させます。
変形性膝関節症の治療の基本は、運動療法です。膝の痛みを感じた場合は、ついつい使い過ぎと思いこんで安静にしがちですが、活動量を極端に落とさないことが重要です。これまでに行っていた散歩やスポーツをすると痛くて続けられない場合は、運動の種類を変えて、例えばエアロバイクを使ったり、プールで水中ウォークをしたりして活動量を維持するとよいでしょう。
また、膝がぐらつかないように太ももの前の筋肉を鍛える訓練が必要です。寝た状態でまっすぐにした脚を上にあげて5秒間数えます。これを20回繰り返します。 こういった取り組みをしても改善しない場合は、薬の治療を行います。内服薬やシップには炎症を鎮め、痛みを和らげる作用があります。また関節の中に注射で薬をいれる治療法もよく行われ、ヒアルロン酸と呼ばれる関節の潤滑剤を注入します。
【手術】
手術には矯正骨切り手術と人工関節手術があります。壮年初老期などで比較的活動性が高く、O脚変形で膝の一部の軟骨だけがすり減っている場合には、矯正骨切り手術が適応になります。うまくいくと軽い運動や仕事ができ、もともと正座ができる方は正座も可能になることが多い治療法です。
人工関節手術は60歳台以後で一般に行われ、正座は通常不可能ですが、痛みを取り除く効果に優れた治療法です。どちらの手術も一長一短あり、それぞれの患者さんに適しているかどうか主治医とよく相談することが重要です。https://www.kochi-ms.ac.jp/~hsptl/kouhousi/column/hizanoitami.html
変形性ひざ関節症によるひざ痛を解消する運動
運動の注意点
変形性ひざ関節症による「ひざ痛」を解消する運動を2つご紹介します。下記の注意点を必ず守ってください。
注意1.ひざに熱がある場合は行わない
注意2.痛みが強い場合は無理をせず ひざに痛みのない範囲で行う
ひざ痛を解消する 大腿(たい)四頭筋 力こぶ運動
動画参照
1.床に座る。
2. ひざの下にクッションを入れる。(丸めたバスタオルでも代用可)
3. クッションを押しつぶすように、ひざを伸ばし、力を入れる。
4. ゆっくり5秒間、この状態をキープ。
5. この動きを10回ほど繰り返す。
【ポイント】
・お尻を地面につけたまま、地面を押すように力を入れる。
お尻が地面から離れてしまうと、目的にあたる筋肉が鍛えられない。
・実際に脚の力こぶを触って、硬くなるのを確認する。
【回数】
・片脚につき、1日3~5セット。
・難しい人は自分ができる回数だけでも大丈夫。徐々に回数を増やす。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_662.html
Y/M/D,膝の痛み,(池内昌彦,高知大学医学部)【変形性膝関節症】
膝に痛みを抱えている人はわが国で800万人以上いるといわれており、年齢が高くなるにつれてその数は増えていきます。中高年の膝の痛みの原因として最も多い関節疾患が「変形性膝関節症」です。
変形性膝関節症では軟骨がすり減って関節の動きが悪くなり、軟骨の下の骨への負荷が増えて関節は変形します。初期の症状は動き始めの痛みで、やがて坂道は階段の上り下りがつらくなり、正座ができなくなって和式の生活が困難になります。
【膝痛の治療】
肥満や筋力低下を伴うと重症化しやすいため、適正な体重管理や筋力を維持することが重要です。生活の見直しも重要です。和式の生活や階段の上り下りは膝への負担が大きく、症状を悪化させます。
変形性膝関節症の治療の基本は、運動療法です。膝の痛みを感じた場合は、ついつい使い過ぎと思いこんで安静にしがちですが、活動量を極端に落とさないことが重要です。これまでに行っていた散歩やスポーツをすると痛くて続けられない場合は、運動の種類を変えて、例えばエアロバイクを使ったり、プールで水中ウォークをしたりして活動量を維持するとよいでしょう。
また、膝がぐらつかないように太ももの前の筋肉を鍛える訓練が必要です。寝た状態でまっすぐにした脚を上にあげて5秒間数えます。これを20回繰り返します。 こういった取り組みをしても改善しない場合は、薬の治療を行います。内服薬やシップには炎症を鎮め、痛みを和らげる作用があります。また関節の中に注射で薬をいれる治療法もよく行われ、ヒアルロン酸と呼ばれる関節の潤滑剤を注入します。
【手術】
手術には矯正骨切り手術と人工関節手術があります。壮年初老期などで比較的活動性が高く、O脚変形で膝の一部の軟骨だけがすり減っている場合には、矯正骨切り手術が適応になります。うまくいくと軽い運動や仕事ができ、もともと正座ができる方は正座も可能になることが多い治療法です。
人工関節手術は60歳台以後で一般に行われ、正座は通常不可能ですが、痛みを取り除く効果に優れた治療法です。どちらの手術も一長一短あり、それぞれの患者さんに適しているかどうか主治医とよく相談することが重要です。https://www.kochi-ms.ac.jp/~hsptl/kouhousi/column/hizanoitami.html