<71歳=「男性平均寿命80歳=健康寿命72歳+要介護期間8年」-9年>
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2020/08/31 16:43
(ブルームバーグ): 三菱自動車は31日、約16年にわたり同社の経営を担ってきた益子修前会長が死去したと明らかにした。71歳だった。
同社の発表によると、益子氏は27日に心不全のため死去。通夜と葬儀は近親者で執り行ったという。益子氏は今月7日に健康上の理由で会長を退任し、特別顧問に就任していた。
三菱商事出身の益子氏は2004年にリコール隠し問題で苦境に陥っていた三菱自に常務取締役として入社し、翌年に三菱自の社長に就任。同社が燃費不正の影響で再び経営危機に陥った際には、益子氏が当時日産の最高経営責任者(CEO)を務めていたカルロス・ゴーン氏と直接交渉し、日産との電撃的な資本業務提携につなげた。
18年11月のゴーン氏の逮捕以降の日産・ルノー・三菱自の企業連合の経営混乱に加え、新型コロナウイルスの影響で業績は大きく低迷。三菱自は前期(20年3月期)に3年ぶりの赤字に転落し、今期(21年3月期)は3600億円の最終赤字となる見通しになっている。
(詳細を追加して更新します)
©2020 Bloomberg L.P.
「男性平均寿命80歳=健康寿命72歳+要介護期間8年、女性平均寿命86歳=健康寿命74歳+要介護期間12年」厚生労働省は2018/3/9、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2016年は男性72.14歳、女性74.79歳だったと公表した。前回(13年時点)と比べ男性が0.95歳、女性は0.58歳延びた。
平均寿命と健康寿命の差は、介護などが必要となる期間。この差を縮める「ピンピンコロリの生活=要介護期間0年=にする」ことが社会保障費の抑制につながる。16年の平均寿命と健康寿命の差は男性8.84年、女性12.35年。13年と比べると男性0.18年、女性0.05年改善した。研究班の代表を務める辻一郎・東北大教授(公衆衛生学)は「要介護の大きな原因となる脳血管疾患の患者が、生活習慣の改善で減っている」と指摘。「高齢者の社会参加の場が広がっていることも健康寿命の延びにつながっている」とみている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27899950Z00C18A3CR0000/