民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

児童養護施設職員と一緒に生きる

2019年10月31日 | 児童養護施設の仕事
キレると「死ね」「殺す」「消えろ」と安易に口にするAくん。

「どうせ」が口癖でもあった。

過酷な生育歴から生きるコトや将来への希望を持てず、自己肯定感はものすごく低い。

以前のブログでも紹介したコだ。

そんな彼と昨日、二人で話していた。

みんぺーちゃんってお父さん何歳?

突然そんなコトを聞いてきた。

去年死んじゃったんだよ。

一緒に横浜旅行行ったでしょ。

実はあの時に死んじゃったって連絡入ったんだよ。

え、全然分からんかった。

普通だったじゃん。

そりゃ楽しい旅行だったし、そんなコト言ったら気を使わせちゃうでしょ。

そんな会話をした後、しばらく間を置いてAくんはボソッと口にした。

へんなこと聞いちゃってごめん。

悲しかったね。

まぁね、でも人はいつか死んじゃうからさ。

お互い長生きしようね。

うん。

Aくんはとても優しい顔をしていた。

色んな事情で施設にやってくる子たち。

言葉や行動が乱暴な子も少なくない。

でもホントはみんな優しいし、大切にされたいし、愛されたい。

傷つき、大人を憎み、硬く厚い壁に覆われた子たちの心を開くって楽じゃない。

すごーーーく大変だ。

理不尽なコトも多い。

見返りなんて期待してたらやってらんない。

でもふとした時に、激しくやりがいを感じる。

児童養護施設職員はそんな仕事です。頑張ろっと。

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