護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

7年4月27日・金曜日  憲法25条の生存権

2007年04月27日 16時35分28秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
07年4月27日・金曜日

今朝の朝日に憲法25条の生存権についての特集が載っていた。私はグラフは一目見て何を物語っているか、無学な人間にも良くわかめから好きなので取り込んでみた。
その特集の中には憲法25条がかかれていた。
    
     
とある。
 まず最初は一週間前に載っていた日本の自殺者のグラフを紹介する。米国より日本の方が高率だそうだ。
 95年から急激にグラフが上昇していると言うことは何を物語っているのだろう。
 
  
 以前、私の業界の死因を調べている時に全国のデーターを見ていると,12~20才迄のでは死因の一位は自殺が1~2位というのに驚いた。
 近年、いじめの自殺者が多いと聞くが、先日テレビで、近年、高年齢層の自殺者が増えてきたと言っていた。
 
 次に、今日の朝日新聞の中の経済成長率のグラフを載せる。ここの所、学卒者の求人数が増えたと云う事は企業に力が付いてきたのだろう。しかし庶民にはそれは感じられない。景気が回復したとは感じられない。しかしゴールデンウイークには行楽地は満杯だそうなので、国家の言う景気は回復したと言うのが当たりかなと行楽地が人間でいっぱいなのを見るとそう感じる。
 
 最後に生活保護所帯数のグラフを載せる。よく見ると失業者が増えた頃から生活保護所帯が増えている。
 

 そしてよく見ると自殺者が増えはじめたのも此れと同じ年代で此の三つはリンクしていると思う。


億万長者と借金国

を見ていただいたら分かると思うが、我が日本は500万以下の低所得者が60.5%も居ると言う事、そしてこの階層が日本の経済を支えていると思うのである。

 兎に角、戦後、経済が発展するに伴い、労働いう概念が変わってしまい、体を使って働いている職業が軽んじられている。
 先日もご近所に介護に来ていた介護士さんが、「今のままでは結婚はできないから、転職するので今日でお別れ」だと挨拶をしていた。
 
 日本には憲法9条の他に憲法25条という立派な憲法があるのだが、国を治める国会議員には生活保護を受けなければ生きていけない生活も経験はなく、働いてもはたいても食べていくのがやっとだという生活も経験のない国会議員ばかりだから、この憲法25条も憲法9条と同じく絵に書いた餅で、神棚に飾っているだけだと今日の新聞を見て感じた。
 何年か見ていないと分からないが、宮崎の東国原知事が彼方こちら飛び歩いているのも之からの政治家の行く末を占うと思うのだが、初心を忘れずノックみたいなチョンボだけは気をつけてほしい。

 先日、介護保険の徴収金額の決定額が送ってきた。よく見ると年金生活で全く収入は変わらないのに、二年続いて徴収額が増えていた。
国家は、
「25条の健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する」
ではなく、年金生活者の生存権を保証しなく、生存権を剥脱しているのである。