護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

ごまめのブログ  第二部 白い恋人 日の丸弁当

2007年08月20日 17時06分41秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
07/08/20  ごまめのブログ  第二部

 雪印・不二家・ミートホープ・今回の石屋製菓の白い恋人問題。私は氷山の一角の事件で、日本中を検証すればもっとゾロゾロと出てくると思っている。

 なぜなら、巷には食べ物が溢れている。消費者に迷惑をかけるのは駄目ということかも分からないのと、儲けを追求するあまりに消費以上の製品を作る。浮気な消費者は好みがかわると違うものに飛びつく、売れない製品は余ってくるのは当たり前だ。

 身内がコンビニをやっている。賞味期限切れの食品が毎日たくさん出て、ゴミ箱に捨てられている。
 その中には、まだ食べられるものも沢山あるのだが、それを売るわけにはいかない。
 私の年代の人間は、豚のえさにでもと思うが、良質の食肉にするには飼料も厳選しなければならない社会のようだ。

 小売店では、賞味期限のシールを張り替えるくらいしか誤魔化しが利かない。  
 製造会社では冷凍庫の中でも期限切れは使えない社会構造に成っているのが現状なのだろう。
 だから食品製造会社の経営は返品や廃棄物が多いと言うことは、倒産にもつながるので、賞味期限の過ぎたものでも使うことに成るのだろう。

 先日、日本の食料自給率は40%を割ったという。まだ食べられるものでも破棄する社会,食に就いて国を挙げて真剣に考えるときがきていると思う。

 ちなみに、私たち子供の頃の食生活を考えてみる。
 私の家は、当時としては裕福な部類に入るのだろう。母が料理と和洋裁を娘さんたちに花嫁修業で教えていたので、当時としては珍しい、小売りを入れて冷やす冷蔵庫もあり銅で作ったオーブンが有ったが、食生活は贅沢ではなかった。

 考えてみると、晩ご飯のお惣菜も一汁一菜が基準で、その量も多くはなかった。港から離れた都市では鮮魚などは手に入らないので、魚などは干物が多かったように思う。
 だから子供の頃は、お造り(刺身)などは食べたことがない。現在は子供の身分で大トロが良いとか、このヒラメは美味しいとか言って食べているが、保存技術の発達と医学発達で子供たちにもお造りを食べさせているのだろう。
 果物でも子供はリンゴぐらいしか口に入らなく、大きくなって、梨から桃へと段階が上がったようだ。

 特に戦時中の弁当は、週に一日は学校の決まりで日の丸弁当の日(四角い弁当箱の真ん中に、梅干し一つ)があり、現在の塩鮭の三倍ほど辛い小さな切り身が一つあれば最上級のおかず。
 戦争も佳境に入ると、麦ご飯から粟御飯、コウリャン(高粱イネ科の一年草)だんだんとお米が少なくなり、代用食の日もあった。
 冬などは前の晩のおかずの残り物。夏は保存が利かないので朝炊きのご飯。

 よく考えると、保存技術が発達して食生活が贅沢になったのは確実だ、それに伴い期限切れの食品廃棄物が増えたと思う。

 もう、40年前の話だが、長女が三歳くらいの頃、近所のお婆さんの家で、おじや(ぞうすい)をご馳走になって帰ってきた。聞くと、ちょっと匂いのするご飯をよく水洗いして作った雑炊だったようだ。
 私たちの年代の者は理解できるが、現代人ですと、損害賠償を訴える人間が居るだろう。
 因に、この長女元気に育ち、3年前から家族でホノルルマラソンで走っている。

 昔のように、食べ残しは腐るので、余分な食べ物を作らない生活をすれば、食べ物に関する考え方が変わってくるのかなと思いながら、昔の戦時中の食生活の一部を書いてみた。

少しだけホッとする日

2007年08月20日 14時46分47秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
 07年8月20日・月曜日  少しだけホッとする日

 此処のところ、新聞でもTVでも殺伐としたニュースや災害のニュースが多く、自分の周りでは平和そうに見えても、世界のどこかや社会の片隅で不幸なことが日常茶飯事にある社会に嫌気がしている。しかし何の因果か人間として生まれた運命なので成り行きに任せるか仕方がない。

 しかし、政治やイデオロギーの違いから自然をこえて人間の手によって運命を変わらされてしまう人々は、この地球に沢山いる。

 幸い、この日本は曲がりなりに憲法九条が何とか歯止めになり、昔のように国家の手によって、他国の人々の命を奪わなかった事は、世界に胸を張れると思う。

 だから憲法は守らなければと思う。

  

 今日は他国だが、タイが国民投票で新憲法法案が承認とあった。
 タイのお国事情は分からないが、首相の任期は独裁国では有って良いと思う。日本も選挙制度は中選挙区制に戻すのか必要な気がした。
 ただ、投票率55%で法案が成立だけは頷けない。


 今日は嬉しいニュースがあった。 (ここをクリック)

 神奈川県警の地域課の下田健司と言われるお巡りさん。自殺するためにホームから線路に降り大の字になって寝ている老人を、電車が接近している線路におりて抱きかかえて助けたそうだ。

 警察官は昇任試験がないと昇進しなく、殉職して二階級特進するが、このような方にも二階級特進が欲しいものだ。
 彼は、料理人から警察官になられたそうだが、色々な経験をつんだ人間の方が、よき職業人になると思う。政治家は特にそうだ。
 昨今、警察官の不祥事ばかりが報道される中清々しい報道だった。

     

 最後は寂しい放送だった。
 老夫婦が自宅で熱中症でなくなっているエアコンはなかったしいう。
 核家族で私の町内も四分の一は老人だけの所帯だが、収入の無いところではこのような事件は何時おこってもよい条件はそろっている。

 一日一度は、家内と近所のスーパーに行くのだが、いつも店の片隅に座っている年寄りを三人を見かける。物は溢れているが、何処かが狂っている答えがでないのが悔しい。

 今日のブログはこの老人の不幸なことが一つだと思っていたら、書いている最中に沖縄に到着したチャイナエアラインの飛行機がスポットでえんじょうしてと放送していた。 (ここをクリック)

 全員無事だということはめでたい話になるのだろうか。良かったよかった。