護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

08年6月8日 日曜日  憂楽嘲(ごまめの翁)ブログの目次

2008年06月08日 18時16分15秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
08年6月8日 日曜日  憂楽嘲(ごまめの翁)ブログの目次

 映像を多用していると、TBが不能になるサイトがありますので、ご面倒ですが、こちらからお入り下さい。


1 「もったいない」 日本の戦車(ここからお入り下さい)


08年6月8日 日曜日  「もったいない」 日本の戦車

2008年06月08日 18時11分07秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
08年6月8日 日曜日  「もったいない」 日本の戦車

先ず、毎週日曜日に載せているKTV等府県の投票予定調査

      

 先日、「もったいない」からとお客の手を付けていない料理を使いまわし、其れがバレてお店を潰した経営者がいる。
 コンビニの裏には、消費期限が切れた食品が捨てられている。
 この二つを考えると、善し悪しは別として片方は捨てるではなく消費されただけ、人間が生きていくには無くてはならない食物が消費されたということは「もったいなくはない」と言うことになる。

 と、言う事は食糧は人間の知恵で正常な「もったいなくはない」使い方ができる。しかし、武器となるとどうなんだろう。

 今朝の朝日新聞の別刷りに「改良思想なく、短い寿命」と言う記事があった。見ると戦車についてだ。
その1(ここをクリック)
その2(ここをクリック)

       

 戦後になって思ったことは、戦争ほど「もったいない」国家事業はないと思った。
 戦時を生きてきた者には武器という物の開発にどれだけお金がかかるか。
 その開発した高額の武器が、戦場に行くと瞬時に無になるのである。

 考えてみよう。幸い戦後外国から侵略はされていない。(厳密にいうと戦後侵略されっぱなし)この戦車の記事を見ると、

     

   

で、戦車一両の開発生産をみても莫大な費用が必要なのだ。この記事を見ると開発費だけで、16両編成の新幹線車両が10編成も買えるのだ。

 もう一つ踏み込んで考えてみよう。幸い日本の国は戦後武力による侵略は受けていない。
 約900両の戦車のコスト9000億・それに関わる人件費諸費用はこれ以上に成ると思う「もったいない」と言うことになる。

 先日、自民党の防衛部会で、クラスター爆弾を破棄すると防衛できなくなると防衛族が息巻いていた。
 このニュースを見ていた老妻が、
「お父ちゃん。クラスターってあの空からバラまく豆粒みたいな爆弾で、イラクなどで子供が怪我したり死んだりしているやつやろ」
 イラク訴訟ミーティングのおりにクラスターの映像を見て気持ちが悪いといっていたが、
「あの爆弾日本が持っていたん。日本は外国を攻めないのだから日本で撃つと言うことは日本の子供が犠牲になるやんか」
 と言われ、私もそれに気が付いたのである。

 昨年6月4日の新聞に戦闘機の購入金額が載っていた。(ここをクリック)
そして、日本の国防予算は、
    

らしい。

 戦後、何事もなかったと言うことは防衛族に言わすと、安保条約と自衛隊(私は戦闘機を持っていて軍隊でないとは言えない)というだろう。
 日本語の「もったいない」を世界に紹介したワンガリ・マータイさんだったらどういうだろう。
 今、世界で一番「もったいない」事をしているのは日本だと言わないだろうか。

 もし、この軍隊が戦闘に巻き込まれると、百億円の武器でも瞬時に超大型ゴミに変身する。

 今日のこの新聞を見て、武器というものは平時においては宝の持ち腐れで古くなれば大型ゴミ。戦時においては武器の潰し合いで大型ゴミ。こんなもったいない道具はないと感じたのである。

 武器を持たない平和を目指すなら、今問題になっている社会福祉問題の解決もそう難しいものではないだろう。
 武器の開発は際限もなくつづく、そして何事もなければ、その開発費や生産費は溝に捨てたことになる。
 北欧諸国は訓示費のコストが低い、それだけ社会保障が充実している。

 私が、今恐れているのは、昔から社会の中に貧富の差が大きくなると何かが起こっている現在の日本がそうなってきつつある感じがするのである。。