護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

08年6月30日  今日で6月はオチョマイ  家族間殺人

2008年06月30日 20時01分39秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
08年6月30日  今日で6月はオチョマイ  家族間殺人

 もっと明るいことを書こうと思ったが、今年になって最も気に成っている。家族間殺人事件、今日の番組で特集していたのが気になり今日は此の問題について書いてみる。

 番組では、一般社会の殺人事件は減少しているが家族間の殺人は増え続けているとグラフが出ていたが原画が不鮮明で作り直した。線グラフの件数の数値が少し気になるが揚げてみる。

     

 殺人の統計を見ると、昭和30年代中頃が一番多いようだ。しかし近世の方が殺人事件が多く感じるのは、メディアの発達で情報の伝達が早いのも一つの要因だが、最近の尊属殺人以外の人殺しは、人体を解体するバラバラ事件や先日の秋葉原の様に一度に複数の殺人が多くなったのが殺人の多い世相と勘違いしているのかも判らない。

 テレビのテロップで小さい文字は読みにくいがあげてみる。
     

 ここで老いた私が気になるのは介護疲れの殺人。核家族になり、資産のない老夫婦。昔の一族が一つの家族という家族制度とは違い現在の核家族制度。
 私のように古い町内に住っていると、年寄りばかりの家族多く限界集落町内だが、子供がチョクチョク覗く家庭と全く顔も見せない老人家庭とハッキリ別れているような気がする。
 後期高齢者医療で、行政が勝手に末期患者について法案を作成する姿は,家族間の絆を行政が断ち切っているとしか見えてこない。

 今日の番組から。

38歳の娘が。母親を刃物で刺した。(ここをクリック)

23歳の弟が姉を包丁で刺した。(ここをクリック)

17歳の少年が父親を殺害(ここをクリック)

 何故だろう。
 私は働いている女性から叱られるか分からない。しかし戦後、女性が社会進し出して子育てがおろそかになってからだと思っている。
 子育ては,この世界の中で一番重要な職業だということを忘れている。
 昨日、三人の男の子を連れて娘が里帰りした。その時、幼稚園の末弟が昼寝をしている母親の胸に顔をうずめて遊んでいたが、その子が母親の側を離れると,小一の子が同じように母に抱かれている。と思ったら何時の間にか五年生の息子まで大きな体をしても母に引っ付きにいっているのである。
 此の光景を見ていると、80近い私でも母のおっぱいの暖かさを思い浮かべるのだ。ものを言わない精神教育を母親は無意識にやっているのだ。

 この、母親のぬくもりは絶対に他人ではではない温もりなのだ。
 私は個人営業で、障害者の家内が何とか家庭を守ってくれていたから仕事を続けられた。だから収入は私と家内とは半切だと思っているが税制ではそうではない。
 多くは語れないが、一人の人間を育てるのは、大きな事業で大きなプロジェクト、中途半端では一人の人間は育てられない。それを失敗した付けが、いろいろな形で表面化したのが政治にも社会にも、負の遺産として残りつつあるのが平成年代だろう。